監査ログの操作
ArcGIS Enterprise on Kubernetes では、ユーザーのアクティビティーとシステムの変更を監査ログに記録します。 監査ログは、重大な変更を監視してトラブルシューティングするための重要なツールです。 監査ログでは、重要な変更を行った組織のメンバーやプロセス、重要な変更がシステムに及ぼす影響、それらのイベントが発生した時間を特定できます。
監査ログは SIEM (セキュリティー情報およびイベント管理) ツールによって処理され、監査証跡の生成、ユーザー アクティビティーの傾向の追跡、セキュリティーの脅威や脆弱性の監視と対処を行います。
監査ログ イベント
監査ログは、次のイベントの情報を取得します。
- 組織のポータル サイトへのアクセス
- メンバー アカウントの作成、削除、更新、無効化
- ユーザー ロールの作成と更新
- グループの追加と構成
- グループのメンバーの追加と削除
- アイテムの共有
- アイテムの所有権の変更
- アイテムの追加、更新、移動、削除
監査ログの閲覧と取得
ArcGIS Enterprise on Kubernetes によって生成される監査イベントは、コンテナーの標準出力 (stdout) ストリームに書き込まれます。 Kubernetes はこれらのストリームを一時的にクラスター ノードに保持します。 長期的な保持および分析を行うには、監査イベントを取り込んで保存するように、ログ コレクターやセキュリティー情報およびイベント管理 (SIEM) システムなどのログ集約ソリューションを構成します。
注意:
ログ収集や SIEM 統合を行わない場合、監査ログはコンテナーの実行中にしか利用できず、ポッドの再起動時、スケジュール変更時、または削除時に消失する可能性があります。
arcgis 名前空間で実行されている Fluent Bit コンテナーでは、ArcGIS Enterprise on Kubernetes によって生成される監査ログを収集します。 トラブルシューティングや検証のために監査イベントを確認するには、以下のコマンド サンプルを使用して手動で取得できます。
kubectl get pods -n arcgis --no-headers \
| awk '{print $1}' \
| while read pod; do
kubectl logs -n arcgis "$pod" -c fluent-bit --ignore-errors 2>/dev/null
done \
| grep -i audit