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サービス インスタンス設定の構成

ArcGIS Server では、ArcGIS Pro から ArcGIS Server サイトに公開された互換性のあるマップまたはイメージ サービスごとに、共有インスタンスまたは専用インスタンスを使用できます。 共有インスタンスを使用すると、複数のサービスで使用されるアクティブなサーバー プロセスをいくつかプールできるため、メモリー使用量が節約されます。 これにより、リクエストを頻繁に処理していないサービスにメモリーが使用されなくなります。

このトピックでは、サービス インスタンスを設定する手順を紹介します。

注意:

環境の ArcSOC プロセスを検査すると、ArcGIS Server コンピューターのサーバーベースのサービスごとに、実行されている ArcSOC を特定できます。

Linux コンピューターで ps -ef | grep arcsoc コマンドを実行し、プロセスごとに -Dservice= パラメーターを検査して、ArcSOC プロセスに関連付けられたサービス名を特定できます。

注意:

環境の ArcSOC プロセスを検査すると、ArcGIS Server コンピューターのサーバーベースのサービスごとに、実行されている ArcSOC を特定できます。

タスク マネージャーを開いて、コマンド ライン オプションを有効にすることができます。 コマンド ライン パラメーターには、ArcSOC プロセスに関連付けられたサービスの名前が入力されます。

サービスのインスタンス タイプの構成

このセクションは、マップ サービスのみに適用されます。

注意:

イメージ サービスの場合は、ArcGIS Server Administrator Directory に移動し、changeProvider 操作を使用してインスタンス タイプを設定します。 共有インスタンスのイメージ サービスのサービス プロバイダーとして ArcObjectsRasterRendering を使用し、専用インスタンスのイメージ サービスのサービス プロバイダーとして ArcObjects11 を使用します。

管理者は、個々のサービスを公開した後で、そのサービスのインスタンス タイプを指定することもできます。これによって、デフォルト設定が無効化されます。 共有インスタンス プールを使用するには、マップ サービスが ArcGIS Pro から公開されており、上記の他の要件も満たしている必要があります。

個々のサービスのインスタンス タイプを変更するには、次の手順を実行します。

  1. ArcGIS Pro から ArcGIS Enterprise に Web レイヤー (マップ イメージ レイヤーとして) または Web マップを共有します。

    注意:

    マップ サービスの特定の機能のみ (フィーチャ アクセス、WFS、WMS、および KML) が、共有インスタンス プールを使用するマップ サービス上で有効にできます。

    マップ サービスは、フェデレーション ArcGIS Server 上で作成されます。

  2. 管理者として ArcGIS Server Manager にサイン インします。

    URL の形式は、https://webadaptor.example.com/arcgis/manager です。

  3. マップ サービスを特定します。

  4. サービスの編集 をクリックします。

  5. ページの横にある プールの設定 タブをクリックします。

    このタブでは、サービスの専用インスタンスの範囲を指定し (該当する場合)、サービス タイムアウト プロパティを設定し、専用インスタンスまたは共有インスタンスのどちらをサービスで使用するかを決定することができます。

  6. サービスが使用するプールのタイプに 共有されたインスタンス プール または 専用のインスタンス プール を指定します。

    • 共有されたインスタンス プールを使用するようにサービスを設定すると、マップ サービスの一部の機能が (機能 タブ上で) 使用できなくなります。 共有されたインスタンス プール オプションを選択できない場合は、マップ サービスに対してサポート対象外の機能を有効にしていないかを確認します。 手順 1 の注意をご参照ください。

    • 共有されたインスタンス プールを使用するようにサービスを設定すると、インスタンス数の指定 セクション (専用インスタンス プールに使用される) が使用不可になります。

  7. 準備が完了したら、保存して再起動 をクリックします。

    マップ サービスのインスタンス プール オプションを変更した場合は、そのサービスを再起動する必要があります。

いつでも、マップ サービスで使用されるインスタンス プールを変更できます。この操作は、サービス通信のパターンが変化した場合に実行してもかまいません。

共有インスタンス プールの構成

共有インスタンス プールのインスタンスの数や構成は、共有インスタンス プールを利用するサービスに適切でない場合があります。 管理者は、Server Manager を使用してサイトの共有インスタンス プールの設定を構成できます。 使用可能な設定は、コンピューターごとの共有インスタンスの数および共有インスタンスごとのキャッシュ サイズです。

新しくインストールされた ArcGIS Server で、共有インスタンス プールを使用する互換性のあるマップまたはイメージ サービスが初めてホストされると、サイトが共有インスタンスの実行を開始します。

注意:

共有インスタンスのイメージ サービスのサービス プロバイダーは、共有インスタンスのマップ サービスのサービス プロバイダーとは異なります。

プールの適切な共有インスタンス数は、各コンピューターの CPU コア数から、専用サービスで使用されるインスタンス数を差し引いたものです。 たとえば、8 コアのコンピューターで専用サービスが 2 つのインスタンスを使用している場合、共有プールが 6 つのインスタンスを使用するように設定するのが適切です。

サイト内のサービスが共有インスタンスを使用していない場合、コンピューターごとのインスタンス数を 0 に設定できます。

注意:

ハイパースレッディング (vCPU) または論理コアを使用している場合 (サイトが仮想環境またはクラウド環境にある場合など)、各論理コアを物理コアの半分と等しくすることを検討してください。

共有プール内の各インスタンスはリクエストを受信したサービスに関する情報をキャッシュします。この情報をキャッシュすることにより、同じサービスに対する以降のリクエストのパフォーマンスが向上するためです。 キャッシュされた各サービスは、少量のメモリーを消費します。

キャッシュ サイズ設定は、共有インスタンス プールのインスタンスごとにキャッシュされるサービスの数を制御します。 大量のメモリーとサービスがあり、そのすべてのサービスがリクエストを定期的に受信している場合を除き、インスタンスごとにキャッシュされるサービスの数をデフォルト値の 50 にしておくことをおすすめします。

リクエストを定期的に受信しているサービスが 50 個以上あり、パフォーマンスの問題が発生していて、この目的に使用できるメモリーがある場合は、キャッシュ サイズの値を増やすことを検討してください。

これらの推奨される設定は出発点にすぎません。 ArcGIS Server サイトを監視して、利用可能なリソースが最大限に活用され、サイトが通信量の増加で過負荷状態になっていないことを確認してください。 プール内のインスタンスの最適な数とインスタンスの最適なキャッシュ サイズは、共有プールで提供される通信量、提供されているデータの量と種類、利用可能な計算リソースの数によって異なります。

共有インスタンスのマップ サービスの場合、共有インスタンス プール内のインスタンスの数とそのキャッシュ サイズを指定するには、次の手順を実行します。

  1. 管理者として ArcGIS Server Manager にサイン インします。 URL の形式は、https://webadaptor.example.com/arcgis/manager です。

    URL の形式は、https://webadaptor.example.com/arcgis/manager です

  2. プール ページで、サイト > 設定 の順に参照します。

  3. 共有インスタンス設定 の編集ボタンをクリックします。

  4. ダイアログ ボックスで、コンピューターごとの共有インスタンス数 または [共有インスタンスあたりのキャッシュ サイズ] の値を必要に応じて変更します。

  5. 適用 をクリックして、選択を確定します。

共有インスタンスのマップ サービスにおけるスキーマ ロック設定の変更

厳格なサービス レベル契約 (SLA) に従って運営されている一部の組織では、マップ サービスをアクセス可能な状態に保ちながらスキーマ変更を実施する必要があります。 マップ サービスが動作しない時間を最小限に抑えるために、マップ サービスのスキーマ ロックを無効にできます。これにより、マップ サービスを停止せずに、参照されるデータセットのスキーマを変更できます。

スキーマ ロックを無効にする前に、以下を考慮してください。

  • スキーマ ロックを無効にしたら、サービスがアイドル状態のときにのみスキーマを更新することをおすすめします。 サービスに負荷がかかっているときにスキーマを更新すると、マップ サービスのユーザーがレイヤーやフィールドの不足、クエリーの失敗、サービスの中断といった予期しない動作に見舞われる場合があります。

  • スキーマ ロック設定を変更するには、サービスを再起動する必要があります。 また、サービスのスキーマ ロックを無効にした場合に変更を反映するには、既存フィールドの定義を変更するスキーマ変更が完了してからマップ サービスを再起動するか、フィールドを追加または削除した場合にマップ サービスを上書きする必要があります。

  • スキーマ ロックを無効にすると、共有インスタンスを実行しているすべてのサービスで無効になります。

マップ サービスの実行中にスキーマを編集できるようにするには、次の手順を実行します。

  1. ArcGIS Server Manager にサイン インします。

  2. サイト > 設定 > プール をクリックします。

  3. 編集 をクリックして、共有インスタンス設定を編集します。

  4. パラメーター をクリックします。

  5. データベース スキーマのロック チェックボックスをオフにします。

    注意:

    共有インスタンスのデータベース スキーマのロック はデフォルトでオンになります。

  6. 適用 をクリックします。

共有インスタンスのマップ サービスにおけるデフォルトのサービス インスタンス設定の構成

管理者は、ArcGIS Pro から公開された互換性のあるマップ サービスに対してデフォルトのインスタンス タイプ設定を指定できます。 このようなサービスをサーバーに公開すると、このサービスでデフォルトのインスタンス タイプが使用されます。 この後、次のセクションに記載された手順を実行して、個々のサービスのインスタンス タイプを変更できます。

新しい ArcGIS Server サイトは、デフォルトのインスタンス設定として、互換性のあるマップ サービスをすべて共有インスタンス プールに割り当てます。 以前のバージョンからアップグレードされた ArcGIS Server のサイトは、デフォルトのインスタンス設定を維持します。

サービスのデフォルトのインスタンス タイプにする共有インスタンスを選択した場合、その設定は、互換性のあるマップ サービスにのみ適用されます。 共有インスタンス プールを使用できないサービスでは、引き続き専有インスタンス プールが使用されます。

デフォルトのインスタンス タイプ設定を変更した場合、その変更は、これから公開されるサービスにのみ反映されます。 既存のサービスのインスタンス タイプ設定は変更されません。

注意:

共有インスタンス プールでは、リクエストを受信するサービスの数に基づいて、少量のメモリーが消費されます。 多数のサービスのリクエストを処理する共有インスタンス プールでは、リクエストを受信するサービス数が増加するのに伴って、徐々にメモリー量が増加します。 これにより、1 つのリサイクル期間内で 50 以上のサービスがリクエストを受信すると、メモリー消費量の増加が停止します。

互換性のあるマップ サービスのデフォルトのインスタンス タイプを指定するには、次の手順を実行します。

  1. 管理者として ArcGIS Server Manager にサイン インします。 URL の形式は、https://webadaptor.example.com/arcgis/manager です。

    URL の形式は、https://webadaptor.example.com/arcgis/manager です。

  2. プール ページで、サイト > 設定 の順に参照します。

  3. 互換性のあるマップ サービスのデフォルトのインスタンス タイプを変更するには、デフォルトのインスタンス タイプ の編集ボタンをクリックして、デフォルト設定のインスタンス タイプを選択します。

    • ほとんどのサービスで通信量が多いことが予想される場合やコンピューター メモリーへの負荷が高いことを示すのに十分なサービスがサーバー サイトに存在しない場合は、専用インスタンス を選択します。

    • まれにしかリクエストを受け取らないサービスを多数公開する場合や公開する追加サービスによってメモリー リソースが制限される懸念がある場合は、共有インスタンス を選択します。

  4. 適用 をクリックして、選択を確定します。