管理者のベスト プラクティス
ArcGIS Notebook Server の管理者向けのベスト プラクティスと留意事項を以下に示します。
デプロイメントの管理
このセクションでは、ArcGIS Notebook Server のデプロイメントを管理するためのベスト プラクティスについて説明します。
コンピューター リソース
ノートブックの実行中、ノートブックが実行されるコンテナーは ArcGIS Notebook Server サイトのリソースを消費します。 Standard ランタイムには 1 つの CPU コアと 4 GB のメモリーが必要で、Advanced ランタイムには 2 つの CPU コアと 6 GB のメモリーが必要です。 ノートブック権限を持つ各ポータル メンバーをサポートするために、サーバー サイトのコンピューターに十分な容量があることを確認します。
フェデレーション
ArcGIS Notebook Server が機能するには、ポータルとフェデレートされている必要があります。 ArcGIS Notebook Server サイトをスタンドアロンで使用することはできません。
必要不可欠でない限り、ArcGIS Notebook Server サイトのフェデレーションを解除してはなりません。 ArcGIS Notebook Server サイトのフェデレーションを解除すると、サーバーのコンテンツとノートブックに重大で取り消すことができない結果をもたらします。
ポート
ArcGIS Notebook Server コンピューターでポート 11443 を開いて保護します。 Web Adaptor はこのポートと通信する必要があり、すべてのトラフィックは Web Adaptor を介する必要があります。
ArcGIS Notebook Server には、フェデレート先である ArcGIS Enterprise ポータルをホストするコンピューターのポート 7443 へのアクセス権が必要です。 ポート 7443 は ArcGIS Notebook Server コンピューター上で開いている必要はありません。
Docker コンテナーがデフォルトでポート 30001 ~ 31000 に作成されます。 これらのポートは ArcGIS Notebook Server コンピューターの外部に公開されず、ArcGIS Notebook Server のみがこれらのポートと通信する必要があります。
ネットワーク
ArcGIS Notebook Server サイトの Docker Engine コンポーネントは、ArcGIS Notebook でコードのネットワーク化を可能にして、ネットワークにアクセスできるようにします。 ノートブック実行時にネットワーク接続の問題が発生した場合は、次に示すように docker network コマンド ツールを使用して Docker ネットワークを確認します。
必要であれば、
docker network createコマンドでネットワークを再作成します。ネットワークを再作成した場合は、
docker network connectコマンドを使用してサイトのコンテナーに再割り当てする必要があります。
サイトで実行されるすべてのコンテナーのリストを表示するには、docker ps -a コマンドを実行します。
ログ
ArcGIS Notebooks の実行に伴う問題を解決するには、ArcGIS Notebook Server ログを活用できます。 ArcGIS Notebook Server Administrator Directory を使用してログをクエリーします。 さまざまな種類の情報を表示するために設定できるさまざまなログ レベルがあります。
Linux ユーザー
インストールを完了する前に診断チェックを実行します。
ArcGIS Notebook Server は root として実行しないでください。
アクセスの制御
このセクションでは、ArcGIS Notebook Server デプロイメントのコンポーネントへのアクセスを制御する方法について説明します。
ポータル アクセス
ArcGIS Enterprise ポータルでノートブック権限を持つユーザーを制御します。 初めてノートブックを作成するメンバーはノートブック用の Docker コンテナーを各自で開始します。 これはサーバー コンピューターのリソースとメモリーを使用する重要な操作です。
デフォルトでは、ノートブックの作成と編集の権限を持つのはポータル管理者のみで、公開者にこの権限はありません。 ポータルで 1 つ以上のカスタム ロールを作成して、管理者以外のメンバーにノートブック権限を付与し、これらの権限を含むロールが割り当てられているユーザーを慎重に選択してください。
システム アクセス
インストール中に作成される arcgisworkspace フォルダーには、厳格なアクセス制御が必要です。 初期状態でこのフォルダーにアクセスできるのは、ArcGIS Notebook Server をインストールしたユーザーとシステム管理者のみです。 このフォルダーには、ユーザー個人のワークスペースが含まれており、他のユーザーがアクセスできないデータが格納されています。 この場所には、Docker コンテナーがアクセスできるポータル トークン情報も格納されています。
デフォルトで、このディレクトリーは <ArcGIS Notebook Server install directory>/usr/directories/arcgisworkspace にあります。
共有ノートブック
管理者として共有ノートブックを開くと、すべてのセルを実行する機能を含む、ノートブックに対する管理者権限があります。 信頼できるソースからのノートブックのみを開き、各セルの内容を確認した後にのみ実行します。
デプロイメントのカスタマイズ
ArcGIS Notebook Server では、組織サイト向けのデフォルト ノートブック テンプレートの代替を作成できます。
デフォルトのノートブック テンプレートの変更
ArcGIS Notebook Server にはデフォルト ノートブック テンプレートが付属しており、新しいノートブックを開いたときに表示されます。 管理者は、このデフォルト テンプレートを組織向けにカスタマイズされたノートブック ファイルで上書きできます。
これを行うには、組織サイトのデフォルト テンプレートとして使用するノートブックを作成し、これを保存して既存のテンプレート ノートブック (<ArcGIS Notebook Server install directory>\framework\etc\ipynb_defaults\default_new.ipynb にあります) を上書きします。 ノートブックを ArcGIS Notebook Server デフォルト テンプレートとして使用するには、default_new.ipynb という名前を付ける必要があります。
これを行うには、組織サイトのデフォルト テンプレートとして使用するノートブックを作成し、これを保存して既存のテンプレート ノートブック (<ArcGIS Notebook Server install directory>/framework/etc/ipynb_defaults/default_new.ipynb にあります) を上書きします。 ノートブックを ArcGIS Notebook Server デフォルト テンプレートとして使用するには、default_new.ipynb という名前を付ける必要があります。