DynAdjust 最小二乗調整エンジンの操作
パーセル ファブリックは DynAdjust 最小二乗調整エンジンを使用します。DynAdjust は、小規模および大規模の測地ネットワークの座標を調整する最小二乗法アプリケーションです。 DynAdjust は段階的な調整アプローチで、大規模なネットワークが順次ブロックで調整されます。 DynAdjust エンジンをスケーリングして、小規模な工事測量から、大規模で全国的な測地ネットワークまで調整することができます。
DynAdjust 最小二乗調整エンジンの機能には、次のようなものが含まれます。
3 次元の座標 (X、Y、Z) の調整
複数の計測のサポート (水平角や測地方位など)
制約付き調整 (既知の加重コントロール ポイントを使用した調整)
最小限の制約付き調整またはフリー ネットワーク調整
調整済みの座標の精度の推定
調整結果の統計解析
DynAdjust エンジンでのパーセル ファブリックのディメンション処理
[パーセルの最小二乗調整の適用 (Apply Parcel Least Squares Adjustment)] ツールを使用して、パーセルで 最小二乗調整を実行 します。 最小二乗調整では、パーセル データを DynAdjust 最小二乗エンジンに入力し、最小二乗調整を使用して調整し、調整解析レイヤーに出力します。 調整解析レイヤーの結果が容認できるものであれば、 [パーセルの最小二乗調整の適用 (Apply Parcel Least Squares Adjustment)] ツールを実行して、調整結果をパーセル ファブリックに適用できます。
パーセル ラインと接続線
パーセル ラインおよび接続線のディメンションは、通常、距離および方向セットとして DynAdjust 最小二乗調整エンジンに入力されます。 測地ラインとして構成 されているラインが、楕円体の円弧の距離または測地方位角としてエンジンに入力されます。
方向セットは原点 (始点)、後視ライン (基準線)、1 つ以上の前視ラインで構成されます。

距離と方向セットは、最小二乗調整で次のように処理されます。
方向セットによって形成される角度は、最小二乗エンジンに入力される計測値です。 この角度は後視ラインと各前視ラインの COGO 方向の値から得られます。
上の画像では、ポイント 3762 が方向セットの原点です。 後視 (基準) 方向は、ポイント 3762 から 3816 に向けたラインです。 前視方向は、ポイント 3762 から 3763 に向けたラインです。
最小二乗調整では、角度が前視方向に調整および適用され、ラインの調整済みの前視方向が取得されます。 最小二乗調整では方向セットの前視ラインの調整済みの方向と距離が返されます。
後視ラインまたは前視ラインの方向が反対向きの場合、方向セットで反転されます。
パーセル ファブリックのポイントに複数のラインが接続され、それらのラインが別個の (隣接するかオーバーラップする) レコードに属している場合、各レコードのラインのセットごとに別々の方向セットが形成されます。 属しているレコード別に方向セットのラインをグループ化することで、異なるレコードに対して異なる方位 (回転) の基礎が使用される場合に対処します。
最小二乗調整の入力と結果は、次のように「 AdjustmentLines フィーチャクラスに格納 」されます。
方向セットの原点は
Point 1 Nameフィールドに格納されます。 後視ラインの終点はPoint 2 Nameフィールドに格納されます。 前視ラインの終点はPoint 3 Nameフィールドに格納されます。距離については、始点は
Point 1 Nameフィールドに、終点はPoint 2 Nameフィールドに格納されます。Point 3 Nameフィールドには NULL 値が含まれます。前視ラインの方向セットの角度または距離は
Measurementフィールドに格納されます。Measurement Typeフィールドでは、計測値が角度なのか距離なのかを示すサブタイプを使用します。前視ラインの調整済みの COGO 方向または調整済みの距離は
Adjusted Measurementフィールドに格納されます。調整済みの前視ディメンションと元のディメンションの差は
Measurement Correctionフィールドに格納されます。