ENC レイヤーの操作
ENC レイヤーには、S-57 セル用の S-52 シンボルおよび S-101 セル用の S-101 Portrayal Catalogue v2.0.0 を使用した航海用電子海図が表示されます。 シンボルはレイヤー レベルで構成します。 複数の ENC レイヤーを一度に表示する場合、航海用海図データの表示の一貫性を保つためには、同じシンボル設定を使用することが重要です。

データの追加
ENC レイヤーは、一定のスケールで航海用海図データを表す S-57 セルと S-101 セルから作成されます。 S-57 および S-101 セル データ ファイルの拡張子は .000 です。 S-101 セル ファイル名は 101 で始まります。 ベース .000 ファイルと同じフォルダーにある更新セル ファイル (.001 から .999 まで) はすべて自動的に適用されます。
カタログ ウィンドウを使用して ENC レイヤーを追加する
ENC データ ソースを ArcGIS Pro に直接追加して ENC レイヤーを作成するには、次の手順を実行します:
カタログ ウィンドウで、ENC セル ファイルを右クリックします。
現在のマップに追加 をクリックします。
ENC レイヤーが作成されます。
あるいは、ファイルをマップにドラッグします。
データの追加ボタンを使用して ENC レイヤーを追加する
データの追加 ボタンを使用して ENC データ ソースを ArcGIS Pro に直接追加して ENC レイヤーを作成するには、次の手順を実行します:
マップ タブの レイヤー グループで、データの追加 をクリックします。
ファイル システムで ENC セル ファイルを参照して選択します。
OK をクリックします。
ENC レイヤーが作成されます。
ENC サブレイヤーとサブテーブル
ENC レイヤーは、コンポジット レイヤーとして コンテンツ ウィンドウに追加されます。 ENC レイヤーを展開すると、サブレイヤーとして表現される空間オブジェクトと、サブテーブルとして表現される非空間オブジェクトを確認できます。 ただし、コンテンツ ウィンドウでサブレイヤーを ENC レイヤーに追加したり、ENC レイヤーから削除することはできません。 サブレイヤーは、ENC セルに存在するオブジェクト タイプとジオメトリーの組み合わせごとに存在します。 サブレイヤーとサブテーブルは、それぞれのセクションで、オブジェクト タイプ別にアルファベット順に並べられています。 この順序は、ENC シンボルの描画順序を反映していません。 サブレイヤーの表示設定を切り替えると、それらのオブジェクトが削除されてレイヤーが再描画されます。
サブレイヤーとサブテーブルの属性テーブルは、属性テーブル ショートカット メニューのコマンドを使用して開くことができます。 テーブルで行われた選択は、マップに反映されます。 マップで行われたグラフィックスの選択は、テーブルに反映されます。
ENC オブジェクトをフィーチャ レイヤーまたはスタンドアロン テーブルとして操作する
ENC サブレイヤーとサブテーブルはデータを表形式で表示し、ENC サブレイヤーは表示設定の切り替えが可能ですが、これらは独立したレイヤーではなく、ENC シンボル以外でシンボル表示したり、解析の入力として使用したりすることはできません。 この方法でオブジェクトを使用するには、フィーチャ レイヤーまたはスタンドアロン テーブルが必要です。 サブレイヤーのショートカット メニューの サブレイヤーからのフィーチャ レイヤーの作成 コマンド
を使用して、ENC サブレイヤーのオブジェクトを表すフィーチャ レイヤーを作成できます。 サブレイヤーのショートカット メニューの サブテーブルからのスタンドアロン テーブルの作成 コマンド
を使用して、ENC サブレイヤーのオブジェクトを表すフィーチャ レイヤーを作成できます。 これらのコマンドで作成されたフィーチャ レイヤーとスタンドアロン テーブルは、これらのレイヤー タイプを使用するワークフローで使用できます。
ENC レイヤー シンボルの構成
ENC シンボル オプションは、表示および構成用の論理カテゴリーにグループ化されており、S-57 と S-101 のデータソースごとにそれぞれの仕様に応じた異なるカテゴリーがあります。 一部のオプションは特定のオブジェクト タイプを参照し、そのオブジェクトまたは属性が存在する場合にのみ表示に影響します。 たとえば、グループの表示 に 海底ケーブルとパイプライン オプションがあっても、ケーブルとパイプラインがすべてのセルには存在しないことがあります。 オブジェクトを描画するかどうかの判定には、コンテンツ ウィンドウの ENC サブレイヤーの表示設定が優先されます。 たとえば、コンテンツ ウィンドウでオブジェクトのサブレイヤーの表示設定がオフになっている場合は、そのオブジェクト タイプを含む表示グループを表示するようにシンボル オプションが設定されている場合でも、オブジェクトは描画されません。
ENC レイヤーのシンボルを構成するには、次の手順を実行します。
コンテンツ ウィンドウで ENC レイヤーを選択します。
ENC Layer タブの 描画 グループで シンボル をクリックします。
シンボル ウィンドウで、変更するシンボル サブグループを選択します。
S-57 セルのサブグループは、次のとおりです:
深度コンター - 深度コンターを設定して航海用海図の表示を変更します。
深度情報 - 表示する高度な深度情報を選択します。
表示オプション - 表示する表示カテゴリーと、これらを遵守するかどうかを選択します。
シンボル化 - レイヤー全体の高度なシンボル化オプションを設定します。
グループの表示 - フィーチャの論理グループを表示するか非表示にするかを設定します。
テキスト グループ - ラベルを表示するオブジェクトを選択します。 非表示の表示グループにはラベルは表示されません。 たとえば、照明 の値が表示されていない場合に 照明の説明 の値を表示することはできません。
S-101 セルのサブグループは、次のとおりです:
コンテキスト パラメーター - コンター、深度などのコンテキスト表示設定を構成します。
面の表示 - 表示する表示面を選択します。
カラー パレット - 表示するフィーチャに使用するカラー パレットを選択します。
表示モード - 表示する表示モードを選択します。
グループ レイヤーの表示 - フィーチャの大きなカテゴリーを表示するか非表示にするかを選択します。 これは、グループの表示 設定よりも優先されます。 選択した 表示モード で使用されていない設定は無効になります。
グループの表示 - フィーチャの論理グループを表示するか非表示にするかを設定します。 選択した 表示モード で使用されていない設定は無効になります。