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ArcGIS Reality Studio 2025.1 の新機能

以下では、Reality Studio 2025.1 の新機能、機能改善、機能強化について説明します。

LIDAR のサポート

航空写真と同時に収集された LIDAR データを活用できるようになりました。 この機能強化では、再構築処理時にハイブリッド センサーからの LIDAR 点群を使用して、困難なシナリオでもより効果的に処理できるようになりました。 たとえば、高層ビルなどの高反射率の建物が存在する密度の高い都市エリアをキャプチャーできます。

編集およびエクスポート機能

新しい編集およびエクスポート機能については、次のサブセクションで説明します。

アプリでのメッシュ編集

このリリースでは、Reality Studio で直接 3D メッシュを編集できます。 3D 修正ジオメトリーを描画して、不完全な建物のファサードなどのアーティファクトを修正できます。 これらのジオメトリーを定義すると、再構築設定で指定でき、対象エリアの再処理が行われます。 これにより、メッシュ プロダクトの全体的な品質が向上します。

外部ツールを使用したメッシュ編集

外部編集ソフトウェアを使用して、3D メッシュのサーフェス ジオメトリーを編集できるようになりました。 新しい品質管理ジオメトリーを使用して更新するエリアをマーク アップし、そこから編集パッケージを生成できます。 これらのパッケージを外部のメッシュ編集アプリケーションで開き、手動によるオブジェクトのモデル化、不要なパーツの削除、欠落しているフィーチャの追加、複雑なオブジェクトの 3D モデルの組み込みなど、詳細な修正を行うことができます。 編集を行ったパッケージは、再構築の再処理で考慮されるよう、Reality Studio に再びインポートすることができます。

品質管理ジオメトリー

アーティファクトによって影響を受けるエリアをキャプチャーするための新しいジオメトリー タイプを使用できます。 品質管理ジオメトリーを使用すると、影響を受けたエリアをマークし、編集パッケージを作成して、再処理後の編集エリアの品質を追跡することができます。

品質管理ジオメトリー

メッシュのエクスポート機能

ツールのエクスポート機能がメッシュ用に拡張され、さまざまなメッシュ形式へのエクスポート、指定範囲に基づくクリップ、垂直方向のシフトの適用、テクスチャー補正のためのカラー ルックアップ テーブルの使用、入力空間参照系を基準にした高さの維持などを行うことができるようになりました。

配置機能の強化

配置機能の強化については、次のサブセクションで説明します。

画像計測ツールで、レイアウトを 1、4、または 9 個の画像に同時に調整できるようになりました。 この機能により、計測値を効率的に配置し、計測値の提案を確認できるようになります。

品質保証とレポートの改善

配置の品質を評価する新しい指標が導入されました。 これらの指標は、配置レポートのほか、QA ツールやグローブの視覚化を通じてアプリからもアクセスできます。

品質保証とレポートの改善

画像の最適化処理の分散

画像の最適化処理をワークスペースに送信して、処理を分散できるようになりました。 さらに、タイ ポイント候補の生成が画像の最適化処理に統合されました。 この機能強化により、連続配置の処理時間が大幅に短縮されます。

Phi-Omega-Kappa 回転角度順序のサポート

イメージ データをインポートする際、方位角の回転順序を指定できるようになりました。 この機能強化により、最初に方位値を変換することなく、Vexcel カメラ システムなどの追加のカメラ システムを直接インポートできるようになりました。

その他の改善点

その他の一般的な改善点については、次のサブセクションで説明します。

再構築結果の更新時間の短縮

再構築の更新時の処理速度が向上しました。 この改善は、結果を向上させるために修正ジオメトリーを指定する際や、初期処理の後に追加のプロダクトを要求する際に確認できます。

メッシュの最適化によるストリーミングの改善

特にモバイル、Web、AR/VR アプリケーション向けに、メッシュ生成時のレンダリング性能が強化されました。 メッシュのディスク領域の使用量も削減されました。

空間参照ピッカー

エレメントをインポートまたは作成する際に、プロジェクト内の既存のエレメントのいずれかから空間参照を使用できるようになりました。 空間参照ドロップダウン メニューから既存のエレメントを選択すると、水平および垂直空間参照の両方が継承されます。

空間参照ドロップダウン メニュー

処理マネージャーのユーザー エクスペリエンスの改善

処理では処理マネージャー内にウィジェットが作成され、処理状態に基づいて次のようにグループ化されるようになりました。

  • [キュー] - 監視対象の分散処理のウィジェット、コンピューター上で現在実行されている、キューに配置されている、または一時停止されているローカル処理が表示されます。

  • [終了] - 処理が完了すると、ウィジェットが [キュー] タブから [終了] タブに移動します。

  • [失敗] - 失敗した処理は、 [失敗] タブに表示されます。

タブ名の横にあるインジケーターは、確認していない変更内容があることを示しています。 タブをクリックして変更内容を確認し、タブからインジケーターを削除します。

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