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ArcGIS Reality Studio 2024.3 の新機能

Reality Studio 2024.3 の新機能と拡張機能を次に示します。

ジオメトリ

ジオメトリの制御と編集機能が強化されました。

ジオメトリの作成と編集

ソフトウェアを追加することなく、アプリケーション内で対象領域、水域、修正ジオメトリを作成および編集できます。

新しいジオメトリと既存のジオメトリに対して 2 つの方法で標高を定義できます。

  • 同じプロジェクト内にある世界標高地形または計算済み DSM を含む標高ソース レイヤーから高さを取得する

  • ユーザーが指定した標高値で一定の高さを設定する

新しい水域処理

水域ジオメトリがない場合と粗い水域ジオメトリがある場合。

左: 水域ジオメトリがない水域のシーンを表示する画像。 右: 粗い水域ジオメトリがある水域のシーンを表示する画像。水域の連続動作と変化する反射条件が組み合わさると、再構築内にアーティファクトが生成される可能性があります。 水域ジオメトリでは、手動で定義したサーフェスを再構築プロセスに導入することで、この影響を排除できます。

これまで、水域ジオメトリはピクセル精度である必要があり、かなりの手作業と時間が必要でした。 ピクセル精度の水域は、再構築で引き続き使用できます。

水域ジオメトリを処理するために追加された新しい方法によって、ユーザーは水面を完全に囲む粗いジオメトリを提供できます。 水面は再構築で自動的に検出されます。

再構築

再構築の処理が高速化され、品質も向上しました。

品質改善

3D メッシュ生成アルゴリズムが改善され、より詳細な情報を保持できるようになりました。 最大解像度のメッシュで、より薄い構造を表示できるようになりました。

3D メッシュをさまざまなズーム レベルで表示するときのストリーミングと視覚化が改善されました。

点群は、より詳細な情報を保持し、より高く均一な密度パターンでサンプリングされるようになりました。

結果の効率的な再処理

最初の再構築が完了した後に、修正ジオメトリや水域ジオメトリを改善が必要な領域に適用できます。プロジェクトの影響を受ける領域のみが自動的に再処理され、変更内容が再構築結果に組み込まれます。

航空斜めシナリオ タイプのプロダクトの追加

航空斜めシナリオで再構築を処理するときに、DSM およびトゥルー オルソ プロダクトを同じ再構築に追加できます。 DSM およびトゥルー オルソは、生成されるメッシュに一致します。

カラー調整

Reality Studio 2024.2 および 2024.3 でのカラー調整の画像。

左: Reality Studio 2024.2 でのカラー調整。 右: Reality Studio 2024.3 でのカラー調整。

トゥルー オルソ、DSM メッシュ、メッシュは、データセット全体で一貫性が向上したカラー調整からメリットを得られます。 キャプチャ セッション中のさまざまな照明や大気の状況によって生じる放射量の差異が最小限に抑えられます。

一般

  • ジョブ モニターの再構築処理ステージの表示が改善され、ジョブの進行状況とスケジュール済みの再構築をより適切に追跡できるようになりました。

  • 既存の中間結果を活用して処理時間を短縮することで、追加のプロダクトを作成したり、同じプロダクトを異なる形式で作成したりできます。

  • 処理に使用されるタイル サイズをカスタマイズできます。 これは、生成されるプロダクトの結果のタイル サイズに影響し、プロジェクト ニーズに合わせてプロダクトの生成を調整できます。

  • 平行投影描画モードの直下表示で視覚化することで、ラスター プロダクトを表示するときに歪みの影響を消去できます。

データ管理

Reality Studio プロジェクトに含まれるデータと表示されるデータを簡単に調整できます。

データの削除

プロジェクトの不要なコンポーネントを削除できることで、効率的に作業できます。 データセット、配置、結果内のデータをプロジェクト ツリーから削除できるようになりました。 プロジェクトの整合性を保護するために、データが他の手順で使用される場合は警告が表示されます。

さまざまなデータの簡単な視覚化

個々のレイヤーとグループを切り替えて、入力データ、配置、再構築結果も切り替えることができます。 さらに、視覚化ウィンドウをフィルターして、特定のレイヤーをすばやく表示できます。

空間参照の編集

キャプチャ セッション、ジオメトリ、コントロール ポイントの空間参照を編集できるようになりました。

配置

配置でのパフォーマンスとメモリ消費量が改善されました。

配置処理時のメモリの最適化

メモリ消費量が改善され、応答性の高いユーザー インターフェイスと微調整の手順の高速処理を実現しました。

一般

  • ASCII テキスト ファイルから新しいキャプチャ セッションを作成する場合、角度値に使される単位を度、ラジアン、グラジアンで指定できます。

  • 画像計測ツールのグローブ ビューから特定のコントロール ポイントを直接選択し、その役割を変更したり、配置プロセスでの使用を切り替えたりできます。