クラスターの準備
ArcGIS Enterprise on Kubernetes をデプロイする前に、クラスターを準備するための下記のガイダンスをご参照ください。
名前空間
ArcGIS Enterprise on Kubernetes は、独自の専用名前空間が必要です。 名前空間は、デプロイメントスクリプトの実行前に作成しておく必要があります。 1 つのクラスターで複数の ArcGIS Enterprise on Kubernetes のデプロイメントを実行するには、デプロイメントごとに一意の名前空間が必要です。
リソース クォータ
注意:
アップグレードを実行している場合は、まず名前空間のリソース クォータ値をアップグレード先バージョンの要件に更新する必要があります。
ArcGIS Enterprise on Kubernetes のポッドには、CPU とメモリーへの要求と制限が定義されています。 名前空間に ResourceQuota オブジェクトがある場合は、クォータはすべてのポッドの要求と制限の合計より高い必要があります。 これらの値は、下で説明するように、選択したアーキテクチャー プロファイルによって異なります。
次に示す推奨値は、各アーキテクチャー プロファイルの組み合わせでの最小要件です。 自分の組織のスケーラビリティーとプレミアム機能の要件に対応するには、これらの値の増加が必要になる場合があります。
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標準パフォーマンス |
拡張パフォーマンス |
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開発およびテスト環境 |
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標準高可用性 |
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拡張高可用性 |
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名前空間のネットワーク要件
Kubernetes の NetworkPolicies を使用する場合、中断されないポッド間通信とポッドからサービスへの通信が ArcGIS Enterprise の名前空間で許可されていることを確認します。
さらに、名前空間内のポッドが Kubernetes API サーバーにアクセスできることを確認します。 API サーバーには、デフォルトの名前空間内にある Kubernetes という名前のサービスを通じてアクセス可能です。 ArcGIS Enterprise ポッドでは完全修飾ドメイン名 (FQDN) kubernetes.default.svc.cluster.local を使用して API サーバーのクエリーを実行します。
注意:
cluster.local は Kubernetes クラスターのデフォルト ドメイン接尾辞ですが、他の環境では異なることがあります。
ポッド セキュリティー標準
ポッド セキュリティー標準は、ポッドがクラスター内でスケジュールされる前にそれらのポッドに対して一連のセキュリティー規則を管理者が適用できるようにする Kubernetes の機能です。 デフォルトでは、権限付き、ベースライン、制限付きの 3 つのレベルを使用できます。 これらの標準の警告および適用は名前空間単位で制御されます。
ベースラインまたは制限付きの適用レベルが設定された場合、これらのレベルのセキュリティー要件を満たさないポッドの実行は許可されません。 各レベルの詳細については、下記をご参照ください。
権限付き - 権限付きは、幅広い権限への無制限アクセスを許可する無制限のポッド セキュリティー標準です。 このレベルでは、構成を変更せずに ArcGIS Enterprise を実行できます。 このレベルでは、クラスター内での既知の権限エスカレーションが可能になるため、このレベルでの実行は推奨されていません。
ベースライン - ベースラインは、より制限されたポッド セキュリティー標準であり、ポッドからホスト ファイルシステムへのアクセスを禁止し、他のボリュームおよびケーパビリティーのタイプを制限します。 ベースライン適用レベルでは、実行中のアプリケーションのコンテキスト外にある基本のワーカー ノードを変更し、デプロイメントの前にデプロイメント プロパティファイル内の
ALLOW_PRIVILEGED_CONTAINERSプロパティを false に設定することで ArcGIS Enterprise を実行できます。ワーカー ノード グループの弾力性を一致させるために、管理者は自動化されたプロセスを使用して、既存および新規にプロビジョニングされたノード上で
vm.max_map_count設定を262144まで上げる必要があります。 これは、ノードのプロビジョニングに使用される基となるノード イメージを変更する、ブートストラップの一部として構成スクリプトを通じて変更を適用する、あるいは特権セキュリティー コンテキストで実行されるデーモンセットを通じて変更を適用することで達成できます。制限付き - 制限付きポッド セキュリティー標準では、ポッドのセキュリティーに対して最も厳格な制限が提示され、大部分の
securityContextが明示的に設定される必要があります。 必須プロパティは、すべての ArcGIS Enterprise ワークロードに含まれます。ベースラインの標準と同様に、ワーカー ノード グループの弾力性を一致させるために、管理者は自動化されたプロセスを使用して、既存および新規にプロビジョニングされたノード上で
vm.max_map_count設定を262144まで上げる必要があります。 これは、ノードのプロビジョニングに使用される基となるノード イメージを変更する、ブートストラップの一部として構成スクリプトを通じて変更を適用する、あるいは特権セキュリティー コンテキストで実行されるデーモンセットを通じて変更を適用することで達成できます。制限付きポッド セキュリティー標準を適用している場合、フォルダー データ ストアの登録は PV ベース ボリュームに限定されます。 詳細については、「フォルダー データ ストアの管理」をご参照ください。
詳細については、「Pod のセキュリティー アドミッション」および「Pod セキュリティーの標準」をご参照ください。
メトリクス サーバー
ArcGIS Enterprise on Kubernetes で水平ポッド自動スケーリングを利用するには、メトリクス サーバーが、実行中のノードごとに kubelet プロセスからポッドのリソース消費メトリクスをスクレイピングする必要があります。 詳細については、「Kubernetes メトリクス サーバー」をご参照ください。