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ArcGIS Server でのフォワード プロキシー サーバーの構成

フォワード プロキシ サーバーとは、内部ネットワークのセキュリティーを損なわずにネットワークの外部と接続できるようにする、LAN 上のコンピューターです。 フォワード プロキシー サーバーは、境界ネットワーク ([DMZ] (DeMilitarized Zone) またはスクリーン サブネットとも呼ばれる) 内で内部コンピューターのアイデンティティーを保護するために極めて一般的に使用されています。 ほとんどの ArcGIS Server サービスはネットワーク外部への接続を必要としませんが、PrintingTools サービスまたはカスタム ジオプロセシング サービスは外部 Web サービスへのアクセスが必要になる場合があります。 組織サイトで外部への接続にフォワード プロキシー サーバーを使用する場合は、フォワード プロキシー サーバーを使用するように ArcGIS Server を構成する必要があります。

  1. Web ブラウザーを開いて ArcGIS Server Administrator Directory にサイン インします。 URL の形式は、https://machine.example.com:6443/arcgis/admin です。

  2. System → Properties → Update の順にクリックします。

  3. Update Server Properties ダイアログ ボックスに次の JSON コードを挿入し、フォワード プロキシー サーバー情報に置き換えます。

    {
        "httpProxyHost": "forwardproxy.example.com",
        "httpsProxyHost": "forwardproxy.example.com",
        "httpProxyPort": 8888,
        "httpsProxyPort": 8888,
        "nonProxyHosts": "portal.example.com"
    }
    

    フォワード プロキシー サーバーに認証が必要な場合、JSON 文字列にユーザー名とパスワードを含める必要があります。

    {
        "httpProxyHost": "forwardproxy.example.com",
        "httpsProxyHost": "forwardproxy.example.com",
        "httpProxyPort": 8888,
        "httpsProxyPort": 8888,
        "httpProxyUser": "username",
        "httpsProxyUser": "username",
        "httpProxyPassword": "password",
        "httpsProxyPassword": "password",
        "nonProxyHosts": "portal.example.com"
    }
    
    • フォワード プロキシー サーバーが HTTPS を排他的に使用するよう構成されている場合であっても、上記の各プロパティは必ず含める必要があります。

    • nonProxyHosts プロパティには、ポータルがインストールされているコンピューターの名前が必ず含まれていなければなりません。 ArcGIS Server をポータルとフェデレートする場合には、ArcGIS Server がインストールされているコンピューターの名前もこのプロパティに含める必要があります。 コンピューターとドメイン アイテムは、次のようにパイプ文字 (|) で区切られます。

    "nonProxyHosts": "portal.example.com|server.example.com|*.example.com"

  4. Update Properties をクリックします。

ArcGIS Server では、2 つのソースからフォワード プロキシー構成設定を使用します。1 つは ArcGIS Server がインストールされているオペレーティング システム、もう 1 つは ArcGIS Server Administrator Directory 内のシステム プロパティです。 フォワード プロキシーは両方の場所で構成することをおすすめします。

Linux では、http_proxy 環境変数を使用するのがフォワード プロキシー サーバーを構成する標準的な方法です。 この環境変数を構成し、フォワード プロキシー サーバーを定義するには、/arcgis/server/usr ディレクトリー内の init_user_param.sh スクリプトを編集します。 これを行うには、次の手順に従います。

ArcGIS Server で使用される Windows フォワード プロキシー設定を構成または確認するには、次の手順に従ってください:

  1. テキスト エディターで init_user_param.sh スクリプトを開きます。

  2. ArcGIS Server を実行しているコンピューターで、ArcGIS Server アカウントでログインします。 ArcGIS Server がフォワード プロキシー サーバーと効果的に通信するためには、このアカウントを使用してフォワード プロキシー サーバー設定を適用する必要があるため、これは重要な手順です。

  3. export http_proxy=http://<ユーザー名>:<パスワード>@<proxy-server-name.domain.org>:<ポート番号>/ という行を探し、サンプル URL をフォワード プロキシー サーバーの名前とポート番号に合わせて変更します。 フォワード プロキシー サーバーへの接続にユーザー名とパスワードが必要な場合は、URL でユーザー名とパスワードのパラメーターを指定します。 ユーザー名とパスワードが不要な場合は、URL から <ユーザー名>:<パスワード>@ のテキスト部分を削除します。

  4. スタート メニューから コントロール パネル → インターネット オプション → 接続 → LAN の設定 を選択します。

  5. 必要に応じて、no_proxy 環境変数を使用して、デフォルト プロキシーが不要なドメインのリストを指定できます。 この変数を使用するには、export no_proxy="<ローカル>;.<ドメイン>." の行のコメントを解除し、このリストにエントリーを追加します。 ドメインを指定する際にはワイルドカード文字 と <ローカル> を使用できます。 各エントリーはセミコロン (;) で区切る必要があります。

  6. LAN にプロキシー サーバーを使用する の横にあるチェックボックスをオンにします。

  7. init_user_param.sh スクリプトを保存して閉じます。

  8. フォワード プロキシー サーバーのアドレスとポート番号を指定します。 完了したら、OK をクリックします。

  9. 設定を有効にするには ArcGIS Server を再起動する必要があります。 これは、デプロイメント内の各 GIS サーバーで startserver.sh スクリプトを実行することで実現できます。

  10. スタート メニューから コントロール パネル → 資格情報マネージャー を選択します。

現在、init_user_param.sh スクリプトで指定されたフォワード プロキシー サーバー設定で ArcGIS Server が構成されています。

  1. 汎用資格情報の追加 をクリックし、フォワード プロキシー サーバーへの資格情報を指定します。 これらの設定はお使いのフォワード プロキシー サーバー構成によって異なります。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

  2. ブラウザー (Internet Explorer など) を開き、Web サイトにアクセスしてフォワード プロキシー サーバーへの接続をテストします。 接続が正しく設定されていれば、Web サイトにアクセスできます。そうでない場合は、Web サイトが開く前にフォワード プロキシー サーバーの資格情報を入力するよう求められます。

  3. ArcGIS Server サイト内にある残りのコンピューターでこの手順を繰り返します。

フォワード プロキシー サーバーは、暗号化されたトラフィックをトンネルするか、トラフィックを復号してから再暗号化することができます。 ArcGIS Server がフォワード プロキシーを正しく操作しているように見えない場合、プロキシー サーバーがトラフィックを復号して再暗号化している可能性があります。 トラフィックを復号するプロキシー サーバーは、ルート証明機関を使用して証明書を提供します。 ArcGIS Server はデフォルトではルート証明機関を信頼しないため、証明書をオペレーティング システムの証明書ストアにインポートする必要があります。 これを行うには次の手順に従います。

  1. ArcGIS Server が読み取りに必要なファイル権限を持つ場所にルート証明書を配置します。

  2. ArcGIS Server をホストしているコンピューターで、<ArcGIS Server installation directory>/arcgis/server/usr ディレクトリーに移動してテキスト エディターで init_user_param.sh スクリプトを開きます。

  3. 資格情報マネージャーを開きます。 これを行うには、スタート ボタンをクリックし、検索ボックスに「certmgr.msc」と入力して Enter キーを押します。

  4. 行 export CA_ROOT_CERTIFICATE_DIR=<Location_to_CA_Root_Certificate> を見つけて、システム上のすべての CA ルート証明書が保存されている場所を指定します。 指定したディレクトリーは、ArcGIS Server のインストールに使用したアカウントがアクセスできる場所でなければなりません。 ハッシュ記号 (#) を削除して行のコメントを解除する必要があります。

  5. 資格情報マネージャー ウィンドウで 信頼されたルート証明機関 をクリックし、証明書 をクリックします。

  6. init_user_param.sh スクリプトを保存して閉じます。

  7. 上部のメニューで 操作 をクリックし、すべてのタスク → インポート を選択します。

  8. ArcGIS Server を再起動します。 これを行うには、サイト内の各コンピューター上で startserver.sh スクリプトを実行します。

  9. 証明書のインポート ウィザード ダイアログ ボックスで 次へ をクリックし、ウィザードの指示に従って証明書をインポートします。

  10. ArcGIS Server サイト内にあるコンピューターごとに、これらの手順を繰り返します。