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組織のニーズを評価する

ユーザーのニーズは、ArcGIS Enterprise デプロイメントの設計における主要な決定要素です。 ArcGIS アーキテクチャー センターは、システム パターンや実践に関する詳細情報を提供し、それらのニーズに合ったシステム設計を支援します。 以下のセクションでは、ArcGIS Enterprise デプロイメントの計画時に評価する必要のある、最も重要なビジネス ニーズに重点を置いて説明します。

ユーザー ワークフロー

ArcGIS Enterprise を使用して行う作業により、実装する必要のある機能が明らかになります。 たとえば、基本デプロイメントは、マッピング、フィーチャ解析、アプリケーション ホスティングをサポートすることができます。 その一方、ラスター解析や海事地図作成専用ツールなどの追加機能には、サーバー役割やサーバー エクステンションが追加で必要になる場合があります。

ワークフローが異なれば、必要なライセンスも異なります。 ユーザーが完了する必要のある作業に対して、組織が適切な数と種類のライセンスを持っていることを確認する必要があります。

システム拡張

ArcGIS Enterprise は、マップ、アプリ、サービスについて、多数のユーザー リクエストに対応できるよう拡張できます。 リクエストの規模が大きくなるほど、リクエストの負荷を処理するために必要な計算リソースも増え、デプロイメントの設計に影響します。 アーキテクチャーの設計とサービスの構成を通じて、ユーザーのニーズを予測し、対応する必要があります。

リクエストの規模も、システムの配置場所に影響を与える可能性があります。 場合によっては、ArcGIS Enterprise をクラウドに配置して、高スケーラブルなクラウド サービスやより迅速に配置できるクラウド仮想マシンを活用する必要があります。 最大限のスケーラビリティーを実現するため、ArcGIS Enterprise on Kubernetesの配置を迫られる可能性もあります。

稼働時間の要件

組織によっては、ArcGIS Enterprise が午後いっぱい使用できなくてもほとんど問題にならない可能性があります。 別の組織では、15 分でも使用できないと壊滅的なことになります。 ArcGIS Enterprise の組織に適した停止要件と業務の依存関係を決定してください。

ダウンタイムのコストが大きいほど、レジリエンシーへの投資は一層重要になります。 データの損失やダウンタイムを最小限に抑える戦略が必要です。場合によっては、ArcGIS Enterprise を高可用性構成にする必要があります。 開発、ステージング、本番環境で、階層化された環境を使用すると、ArcGIS Enterprise への影響が考えられる変更を包括的にテストできます。

稼働時間の要件は、パッチやアップグレードなど、組織でダウンタイムが必要となる構成変更の適用時期や適用方法にも影響します。 システム保守のニーズを満たしつつ、運用の中断を最小限に抑えるよう、これらの作業期間の適切な頻度と長さを決定します。 保守の期間をユーザーに伝え、可用性に関するユーザーの期待を管理します。

セキュリティー体制

組織が異なれば、システム保護のためのセキュリティー ポリシーも異なります。 組織のポリシーは、使用する ArcGIS アカウント や、ArcGIS Enterprise で必要なポートでの通信許可に影響を与える可能性があります。 これらのポリシーは、Portal for ArcGIS、ArcGIS Server、ArcGIS Data Store のセキュリティーに関するベスト プラクティスの実装にも影響します。

リソースの可用性

組織のニーズを満たせるかどうかは、手持ちのリソースによって決まります。 利用可能な人員、コンピューター、予算によって、配置できるシステムの規模や複雑さが変わります。