Skip to main content

応答キャッシュの有効化

応答キャッシュは、フィーチャ レイヤーのパフォーマンスとスケーラビリティーを向上させることができるバックエンド サーバー キャッシュ メカニズムです。 応答キャッシュをサポートするクライアントは、標準のズーム レベルで標準化された範囲のデータをリクエストできます。 これらの標準化されたリクエストは、同じデータをリクエストする異なるクライアント間で同一であるため、複数のクライアントでフィーチャをキャッシュして再利用することができます。

応答キャッシュを利用すれば、クライアントは、データベース クエリーのオーバーヘッドを必要とせずに応答をより速く受信できます。 このため、応答キャッシュは、特にレイヤーを多数の類似のリクエストに合わせて拡大/縮小する必要がある場合に役立ちます。 応答キャッシュは、変更頻度の低いデータに最も適しています。

レイヤーの応答キャッシュは、次のどのユーザーでも構成できます:

  • レイヤー アイテムの所有者

  • レイヤー アイテムが共有されている共有更新グループのメンバー

  • メンバーが所有するコンテンツを管理する一連の管理権限を持つメンバー

応答キャッシュを使用するための前提条件

ArcGIS Enterprise のレイヤーではデフォルトで応答キャッシュを使用せず、応答キャッシングはすべての状況で使えるわけではありません。 このトピックのワークフローで応答キャッシュをレイヤーに使用するには、次の前提条件が満たされている必要があります:

  • レイヤー アイテムは、応答キャッシュをサポートする以下のいずれかのタイプである必要があります:

    • フィーチャ レイヤー

    • ホスト フィーチャ レイヤー

    • マップ イメージ レイヤー

    • ホスト フィーチャ レイヤー ビュー

  • レイヤーはバージョン対応登録されたデータを参照できません。

  • レイヤーは応答キャッシュを許可しなければなりません。

  • レイヤーはフィーチャ データを使用しなければなりません。 ラスター データは応答キャッシュには使用できません。

  • レイヤーが登録済みデータを参照している場合、データセットは最後の編集時刻を追跡する必要があります。 必要に応じ、レイヤーのデータセットで最終編集時刻を有効化ツールを実行します。

  • ホスティング サーバーにオブジェクト ストアが構成されている必要があります。

  • レイヤーに対するリクエストは、応答キャッシュをサポートしているクライアントが行う必要があります。 これらのクライアントには、主に ArcGIS Pro、ArcGIS Maps SDK for JavaScript を用いて作成された Web アプリ (Map Viewer など)、ArcGIS Maps SDK で構築されたネイティブ アプリケーションが含まれます。

レイヤーごとに応答キャッシュを構成

応答キャッシュを許可するには、次の手順を実行します:

  1. レイヤー アイテムを更新する権限を持つメンバーとして組織にサイン インします。

  2. 更新したいレイヤー アイテムのアイテム ページを開き、設定 タブをクリックします。

  3. 応答キャッシュレイヤーの管理 をクリックします

  4. 必要に応じ、各レイヤーに対して応答キャッシュを許可または拒否する切り替えボタンを使用します。

    要件を満たさないレイヤーでは、切り替えボタンは無効になっており、レイヤーで応答キャッシュを使用できない理由を説明する警告が表示されます。

  5. OK をクリックします。

  6. 設定 タブで 保存 をクリックしてサービスを再起動し、応答キャッシュの設定を適用します。

注意:

ホスティング サーバー以外のフェデレーション サーバー サイトに公開されたサービスのレイヤーでは、REST API を使用して応答キャッシュを有効にする必要があります。

キャッシュの無効化

応答がキャッシュされた後は、その応答が有効である間のみ使用されます。 デフォルトでは、キャッシュ済み応答は 1 日で期限切れとなります。 管理者は REST API を使用し、有効期限を変更できます。 ホスト フィーチャ レイヤーとホスト フィーチャ レイヤー ビューの有効期限を構成する方法については、「ArcGIS Enterprise のホスト フィーチャ サービス レイヤーの応答キャッシュ」をご参照ください。 登録済みデータを参照するフィーチャ レイヤーおよびマップ サービス レイヤーの有効期限を構成する方法については、「編集 - サービス」をご参照ください。

オブジェクト ストアで、クラウド サービスを使ってデータを保存している場合、期限切れのキャッシュ済み応答は自動的に削除されます。 オブジェクト ストアが ArcGIS Data Store を使用して構成されている場合、オブジェクト ストアで定期的に maintaindatastore ユーティリティーを実行して、期限切れのキャッシュ済み応答を削除します。

キャッシュ済み応答は、最新ではないデータを含む応答をクライアントが受信できないようにするためにレイヤーのデータが編集されるたびに、無効化されます。 編集によって無効化されたキャッシュ済み応答は、次にそのクエリーが実行されたときに、新しいキャッシュ応答に置換されます。

注意:

登録済みデータを参照するレイヤーでは、キャッシュの無効化を正しく行うにはジオデータベース設定 lastEditTime に依存します。 ArcGIS ソフトウェアの外部で行われた編集操作 (SQL ステートメントを介し、データベースに対して直接実行する編集操作など) は、lastEditTime を更新しません。 これらの編集操作により、キャッシュの無効化が予想どおりに機能しなくなる可能性があります。