ArcGIS Reality Studio のシステム要件
ArcGIS Reality Studio のインストールまたはアップグレードを行う前に、お使いのシステムが最小システム要件を満たしていることを確認してください。 また、最高のパフォーマンスを得るための推奨リソースも確認してください。
ハードウェア要件
ArcGIS Reality Studio を実行する際の最小要件と推奨要件を以下に示します。
最小要件では、該当するアプリケーションを実行できますが、十分なパフォーマンスを発揮できない場合があります。 推奨要件では、最適なパフォーマンスが得られます。
最小システム要件
アイテム |
最小システム要件 |
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CPU |
6 コア、12 スレッド AVX2 命令セットをサポートするプロセッサーが必要です。 |
メモリ/RAM |
データセット サイズに基づく RAM 要件: 10,000 枚以下の画像: 64 GB 30,000 枚以下の画像: 128 GB 70,000 枚以下の画像: 256 GB |
専用または統合型 GPU |
表示用に 4 GB のメモリを搭載した専用 GPU をおすすめします。 |
DirectX* |
最小: DirectX 11、機能レベル 11.0、シェーダー モデル 5.0 |
OpenGL* |
最小: OpenGL 4.3 (ARB_clip_control および EXT_texture_compression_s3tc エクステンションを含む) |
ディスク |
内蔵ディスク ドライブ。 |
画面の解像度 |
最小: 1024 x 768 |
ワークステーションの例 |
16 GB の RAM、NVIDIA RTX 2060 を搭載した AMD Ryzen 5 または Intel Core i5 (CPU)。 |
* DirectX の要件が満たされていない場合は、OpenGL が自動的に使用されます。 DirectX ドライバーで問題の発生が疑われる場合などは、手動で OpenGL に変更することもできます。
備考:
最新のドライバーを使用してください。
特定のツールと機能に関するドキュメントに特に明記されていない限り、Microsoft OneDrive や Google Drive などのクラウド ストレージ サービスはサポートされません。
推奨されるシステム構成
アイテム |
推奨 |
最適 |
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CPU |
24 コア、48 スレッド |
32 コア、64 スレッド |
メモリ/RAM |
上記の最小システム要件セクションをご参照ください。 使用可能なメモリは、パフォーマンスを向上させるために動的に使用されます。 |
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専用 GPU |
CUDA 計算機能 6.1 以降を搭載した NVIDIA GPU。 |
|
ワークステーションの例 |
AMD Ryzen 9、または Intel Core i7 または i9 (CPU)、NVIDIA RTX 4070 (GPU)、SSD ディスク。 |
AMD Threadripper または Intel Xeon (CPU)、NVIDIA RTX 4090 (GPU)、NVME SSD ディスク。 |
分散処理の推奨事項
アイテム |
分散処理の場合 |
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NAS (ネットワーク接続ストレージ) |
プロジェクトのワークスペースに対して十分な格納領域を持つ NAS。 10 ギガビットのネットワーク接続。 |
処理ノード |
コントリビューター用の 1 ギガビット接続。 処理ディレクトリー用の 1 TB の内蔵 SSD ディスク。 |
クラウド インスタンスの例
ハードウェア要件を満たすクラウド インスタンス タイプを次に示します。
Amazon Web Services (AWS) |
推奨: g4dn.4xlarge (Large_GPU タイプの ArcGIS Image Dedicated Pro のコンピューターとして利用可能) プロジェクト用に十分な RAM が仮想デスクトップに構成されていること、EBS (Elastic Block Store) ストレージが複合的なストレージのニーズを満たしていることを確認するには、「 ハードウェア要件 」をご参照ください。 |
Microsoft Azure |
推奨: NV12s v3 (Large_GPU タイプの ArcGIS Image Dedicated Pro のコンピューターとして利用可能) プロジェクト用に十分な RAM が仮想デスクトップに構成されていること、LRS (Locally Redundant Storage) ストレージが複合的なストレージのニーズを満たしていることを確認するには、「 ハードウェア要件 」をご参照ください。 |
サポートされているオペレーティング システム
このソフトウェアは、下記の Microsoft Windows オペレーティング システムでサポートされています。ただし、オペレーティング システムの提供元がそのオペレーティング システムを一般利用の目的にサポートしている場合に限ります。
オペレーティング システム |
最新の更新内容またはテスト済みサービス パック |
---|---|
Windows 11 Home、Pro、Enterprise (64 ビット) |
2025 年 2 月更新 |
Windows 10 Home、Pro、Enterprise (64 ビット) |
2025 年 2 月更新 |
Windows Server 2025 Standard、Datacenter (64 ビット) |
2025 年 2 月更新 |
Windows Server 2022 Standard、Datacenter (64 ビット) |
2025 年 2 月更新 |
Windows Server 2019 Standard、Datacenter (64 ビット) |
2025 年 2 月更新 |
Windows Server 2016 Standard、Datacenter (64 ビット) |
2025 年 2 月更新 |
備考:
特に指定がない限り、これらのオペレーティング システムのバージョンに関して過去と今後のアップデートまたはサービス パックはサポートされています。 また、オペレーティング システムのバージョンとアップデートはオペレーティング システムのプロバイダーでもサポートされている必要があります。
Windows Server のすべてのバージョンで、デスクトップ エクスペリエンス オプションが必要です。
ソフトウェア要件
ArcGIS Reality Studio をインストールする前に、次のソフトウェアを別途インストールしておく必要があります。
ソフトウェア |
最小要件 |
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Microsoft .NET |
Windows x64 インストーラーを使用した、Microsoft .NET Desktop Runtime 8.0.0 または それ以降のパッチ リリース (8.0.1 など) が必要です。 Microsoft .NET Desktop Runtime は頻繁に更新されます。 入手可能になり次第、最新パッチをインストールすることをお勧めします。 ただし、.NET 9 以降のバージョンをインストールすると、このソフトウェア要件を満たしません。 |
WebView2 Runtime |
Microsoft Edge WebView2 Runtime バージョン 117 以降が必要です。 コンピューターにインストールされていない場合は、Microsoft の Evergreen Bootstrapper または Evergreen Standalone インストーラーを使用してください。 備考:ArcGIS Reality Studio のコンピューター単位のインストール (デフォルト) では、WebView2 Runtime をコンピューター単位でインストールする必要があります。 インストールするには、WebView2 インストーラーを右クリックし、 [管理者として実行] をクリックします。 |
ArcGIS Coordinate Systems Data |
一部の地理座標系変換 (たとえば NTv2、GEOCON、NADCON5 など) と、 ジオイド 、準ジオイド、あるいはその他の変換グリッドに基づく鉛直座標変換 (たとえば EGM や VERTCON) では、ArcGIS Reality Studio でインストールされないファイルが必要です。 プロセスが失敗する可能性があります。 |
ライセンス
ArcGIS Reality Studio で使用できるライセンス タイプは、 単独使用ライセンス のみです。