モーションの統計量を計算 (GeoAnalytics Desktop ツール)
サマリー
時間対応フィーチャクラス内のポイントのモーションの統計量を計算します。
図

使用法
モーションの統計量を計算 の結果は入力ポイントのコピーで、計算された統計ごとに新しいフィールドが追加されます。
固有のエンティティー (トラッキングとも呼ばれる) を識別するために、1 つ以上のフィールドを指定できます。 トラッキングは、1 つ以上のトラッキング フィールドの一意の組み合わせで表されます。 たとえば、
flightIDフィールドとDestinationフィールドがトラッキング識別子として使用される場合、ID007、Solden、ID007、Tokoyoの各フィーチャはDestinationフィールドの値が異なるため、2 つの別のトラッキングになります。デフォルトでは、可能であれば、サポートされているすべての統計情報が各入力ポイントについて計算されます。 あるいは、モーションの統計量 パラメーターを使用して計算する統計の 1 つ以上のグループを選択することもできます。
次の統計フィールドは、距離 グループに対して計算されます:
Distance—以前の観測データから現在の観測データまでの移動距離。TotDistance—トラッキング履歴ウィンドウの観測データ間の移動距離の合計。MinDistance—トラッキング履歴ウィンドウの観測データ間の最小移動距離。MaxDistance—トラッキング履歴ウィンドウの観測データ間の最大移動距離。AvgDistance—トラッキング履歴ウィンドウの観測データ間の平均移動距離。
次の統計フィールドは、速度 グループに対して計算されます:
Speed—以前の観測データから現在の観測データまでの移動速度。MinSpeed—トラッキング履歴ウィンドウの観測データ間の最低速度。MaxSpeed—トラッキング履歴ウィンドウの観測データ間の最高速度。AvgSpeed—トラッキング履歴ウィンドウの観測データ間の距離の合計を、トラッキング履歴ウィンドウの観測データ間の時間の合計で除算した値。
次の統計フィールドは、加速度 グループに対して計算されます:
Acceleration—現在の速度と以前の速度の差を、現在の時間で除算した値。MinAcceleration—トラッキング履歴ウィンドウで計算される最小加速度。MaxAcceleration—トラッキング履歴ウィンドウで計算される最大加速度。AvgAcceleration—トラッキング履歴ウィンドウの現在の速度と最初の速度の差を、トラッキング履歴ウィンドウの観測データ間の時間の合計で除算した値。
次の統計フィールドは、期間 グループに対して計算されます:
Duration—前の観測データからの経過時間。TotDuration—トラッキング履歴ウィンドウの所要時間の合計。MinDuration—トラッキング履歴ウィンドウの最小所要時間。MaxDuration—トラッキング履歴ウィンドウの最大所要時間。AvgDuration—トラッキング履歴ウィンドウ内の時間の合計を、トラッキング履歴ウィンドウで計算された時間の数で除算した値。
次の統計フィールドは、標高 グループに対して計算されます:
Elevation—観測データの現在の標高。ElevChange—現在の標高と以前の標高の差。TotElevChange—トラッキング履歴ウィンドウのポイント間の標高の変化の合計。 この値は負になることがあります。MinElevation—トラッキング履歴ウィンドウの最小標高。MaxElevation—トラッキング履歴ウィンドウの最大標高。AvgElevation—トラッキング履歴ウィンドウ内の標高の合計を、トラッキング履歴ウィンドウ内の観測データの数で除算した値。
次の統計フィールドは、傾斜角 グループに対して計算されます:
Slope—現在の観測データと以前の観測データ間の、標高の変化と距離の比率。MinSlope—トラッキング履歴ウィンドウの最小傾斜角。MaxSlope—トラッキング履歴ウィンドウの最大傾斜角。AvgSlope—トラッキング履歴ウィンドウ内の傾斜角の合計を、トラッキング履歴ウィンドウで計算された傾斜角の数で除算した値。
次の統計フィールドは、アイドル グループに対して計算されます:
Idling—現在の観測データと以前の観測データ間の距離が アイドル距離許容値 パラメーターの値より小さく、現在の観測データと以前の観測データ間の時間が アイドル時間許容値 パラメーターの値より大きい場合にTrueになります。 これらの条件の 1 つまたは両方が満たされない場合にFalseになります。TotIdleTime—アイドリング基準を満たすトラッキング履歴ウィンドウの所要時間の合計。PctIdleTime—アイドリングが検出された時間のパーセンテージ。
次の統計フィールドは、方位角 グループに対して計算されます:
Bearing—以前の観測データから現在の観測データまでの移動方角。
Min、Max、Avg、Tot で始まる統計は、現在の観測データと、履歴ウィンドウのトラッキング パラメーターによって定義された多数の以前の観測データを使用して計算されます。 他の統計は常に現在と以前の観測データのみを使用して計算され、履歴ウィンドウのトラッキング の値は考慮されません。 たとえば、履歴ウィンドウのトラッキング の値を 5 に設定して 速度 統計グループを要求した場合、現在の観測データと過去 4 回の観測データが、各観測で
MinSpeed、MaxSpeed、およびAvgSpeedフィールドを計算するために使用され、Speedフィールドは各ポイントでの現在と以前の観測データのみを使用して計算されます。 履歴ウィンドウのトラッキング パラメーターの値は 1 より大きくなければなりません。 デフォルトは 3 です。以下のダイアグラムは、6 つのポイント フィーチャを持つトラッキングを示しています。 統計情報は、各フィーチャの標高、距離、および時間に基づいて計算されます。

次のテーブルは、上記ダイアグラムの統計情報の計算を示しています。 すべての計算はポイント 5 で評価され、トラッキング履歴ウィンドウは 3 です。 移動距離が 1 分以内に 32 メートル未満である場合は、観測データはアイドリングとみなされます。
統計
式
例
距離
35 m
合計距離
80 + 30 + 35 = 145 m
速度
距離 / 所要時間
35 / 60 = 0.58 m/s
平均速度
合計距離 / 合計所要時間
145 / 180 m/s
加速度
(0.58 – 0.5) / 60 = 0.001 m/s2
平均加速度
(速度 (最新) – 速度 (最初)) / (合計期間)
(0.58 – 1.33) / 60 = -0.01 m/s2
期間
60 s
合計所要時間
60 + 60 + 60 = 180 s
標高
5 m
標高の変化
5 – 4 = 1 m
標高の変化の合計
5 – 0 = 5 m
傾斜角
標高の変化 / 距離
1 / 35
平均傾斜角
標高の変化の合計 / 合計距離
5 / 145
アイドリング
False
合計アイドル時間
60 s
アイドル時間のパーセンテージ
1 / 3
方位角
0
トラッキング履歴に存在する観測データの数が 履歴ウィンドウのトラッキング パラメーターの値よりも少ない場合、Min、Max、Avg、Tot で始まる統計は、トラッキング履歴のすべての観測データを使用して計算されます。
統計は各トラッキングの最初のフィーチャに対しては計算されません。 加速度 グループの統計は、各トラッキングの最初のフィーチャ 2 つに対しては計算されません。
結果の値は、距離単位、期間単位、速度単位、加速度単位、および 標高単位 のパラメーターで指定された単位になります。
大きなトラッキングで統計を計算する場合、時間境界の分割 パラメーターを使用して、大きなトラッキングを小さなトラッキングに分割してパフォーマンスを向上できます。
ジオプロセシング ツールは、Spark を活用しています。 解析は、デスクトップ コンピューターで複数のコアを並列に使用して行われます。 解析の実行の詳細については、「GeoAnalytics Desktop ツールの注意事項」をご参照ください。
GeoAnalytics Desktop ツールを実行する際、解析はデスクトップ コンピューターで行われます。 最適なパフォーマンスを得るために、データがデスクトップで利用できる必要があります。 ホスト フィーチャ レイヤーを使用している場合は、ArcGIS GeoAnalytics Server を使用することをおすすめします。 データがローカルではない場合は、ツールの実行時間は長くなります。 ArcGIS GeoAnalytics Server を使用して解析を行う場合は、「GeoAnalytics ツール」をご参照ください。
次の操作の 1 つ以上を行うことで、モーションの統計量を計算 ツールのパフォーマンスを向上できます:
対象データのみが解析されるように、範囲環境を設定します。
履歴ウィンドウのトラッキング パラメーターの値を減らします。
時間境界の分割 パラメーターを使用して、大きなトラッキングを定義された時間インターバルで分割します。
解析が実行されている場所に対してローカルなデータを使用します。
パラメーター
| ラベル | 説明 | データ タイプ |
|---|---|---|
|
入力レイヤー |
モーションの統計量が計算される時間対応ポイント フィーチャです。 |
Feature Layer |
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出力フィーチャクラス |
計算された各モーション統計情報の新しいフィールドを持つポイントを含む出力フィーチャクラスまたはレイヤーです。 |
Feature Class |
|
トラッキング フィールド |
異なるエンティティを識別するために使用する 1 つ以上のフィールドです。 |
Field |
|
履歴ウィンドウのトラッキング (オプション) |
統計サマリーに使用される観測データの数 (現在の観測データを含む)。 デフォルト値は 3 で、現在の観測と過去の 2 つの観測を使用して、トラッキングの各ポイントで統計情報サマリーが計算されることを意味します。 このパラメーターは瞬間の統計やアイドル分類には影響しません。 |
Long |
|
モーションの統計量 (オプション) |
計算されて結果に書き込まれる統計情報を含むグループを指定します。 値が指定されない場合、すべてのグループのすべての統計情報が計算されます。
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String |
|
距離計算の方法 (オプション) |
モーションの統計量を計算する際に使用する距離の測定方法を指定します。
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String |
|
アイドル距離許容値 (オプション) |
トラッキング内の連続した 2 つのポイントが離れていてもアイドルと見なされる最大距離です。 このパラメーターは アイドル時間の許容値 パラメーターとあわせて使用され、エンティティーがアイドル状態であるかどうかを判断します。 モーションの統計量 パラメーターで アイドル 統計グループが指定されている場合、またはすべてのグループの統計が計算される場合には、アイドル距離許容値 パラメーターが必要です。 |
Linear Unit |
|
アイドル時間許容値 (オプション) |
トラッキング内の連続した 2 つのポイントが近接していてアイドルと見なされる最小期間です。 このパラメーターは アイドル距離許容値 パラメーターとあわせて使用され、エンティティーがアイドル状態であるかどうかを判断します。 モーションの統計量 パラメーターで アイドル 統計グループが指定されている場合、またはすべてのグループの統計が計算される場合には、アイドル時間許容値 パラメーターが必要です。 |
Time Unit |
|
時間境界の分割 (オプション) |
入力データを解析用に分割する期間。 時間境界により、指定期間内の値を解析できます。 たとえば、時間境界を 1 日とした場合、1980 年 1 月 1 日から開始され、トラッキングは 1 日の開始時ごとに分割されます。 |
Time Unit |
|
時間境界基準 (オプション) |
入力データを解析用に分割する際に使用される基準時間。 時間境界は、データの全期間に対して作成されます。基準時間は最初から作成する必要はありません。 基準時間を指定しないと、1970 年 1 月 1 日が使用されます。 |
Date |
|
距離単位 (オプション) |
出力フィーチャクラスで距離の値に使用する計測単位を指定します。
|
String |
|
期間単位 (オプション) |
出力フィーチャクラスの期間値に使用する計測単位を指定します。
|
String |
|
速度単位 (オプション) |
出力フィーチャクラスの速度値に使用する計測単位を指定します。
|
String |
|
加速度単位 (オプション) |
出力フィーチャクラスの加速度値に使用する計測単位を指定します。
|
String |
|
高さ単位 (オプション) |
出力フィーチャクラスの標高値に使用する計測単位を指定します。
|
String |
環境
ライセンス情報
- Basic: いいえ
- Standard: いいえ
- Advanced: はい