ArcGIS Server のサイレント インストール
次の手順は、1 台のコンピューターに ArcGIS Server をサイレント インストールするプロセスを説明しています。 ArcGIS Server のサイレント インストールを実行する場合、インストール プロセス中に X ディスプレイやユーザーの操作は不要です。 ArcGIS Server を複数のコンピューターにインストールする場合は、複数コンピューターの ArcGIS Server サイトの構成の手順に従ってください。
Windows インストーラーのコマンド ライン パラメーターを使用してセットアップを実行すると、ArcGIS Server をユーザー インターフェイスを使用せずにインストールすることができます。
注意:
12.1 にアップグレードする場合の詳細については、「ArcGIS Enterprise のアップグレードについて」をご参照ください。
ArcGIS Server のインストールの準備
ArcGIS Server のインストール プロセスを開始する前に、次の手順を実行します:
ArcGIS Server をインストールしようとしているコンピューターの認証ファイルを取得します。
サイトがシステム要件を満たしていることを確認します。
ユーザーが ArcGIS Server インストール ディレクトリーに対する完全な権限を持っていることを確認します。 ArcGIS Server のインストールに使用したユーザー アカウントが、ソフトウェアの実行に使用されるアカウントになります。 グループ ユーザーとその他すべてのユーザーは、少なくとも ArcGIS Server インストール ディレクトリーの実行権限を持っている必要があります。 root アカウントを使用した ArcGIS Server のインストールはサポートされていないことに注意してください。 詳細については、「ArcGIS Server アカウント」をご参照ください。
ArcGIS Server tar ファイルを圧縮解除したディレクトリーに移動するか、または、ArcGIS Server メディアを適切なドライブに挿入し、セットアップ を選択して、セットアップ プログラムを起動します。
注意:
共有ネットワーク ディレクトリー (NFS マウントされたフォルダー) には、ArcGIS Server をインストールできません。 ディレクトリーは、ターゲット システムのローカルで必要があります。
要件
- .NET Extension Support 機能を使用するには、適切なバージョンの Microsoft .NET をインストールする必要があります。 適用なバージョンが未インストールの場合、.NET Extension Support 機能のインストールは選択できません。
適切なバージョンの詳細については、ArcGIS Server のシステム要件をご参照ください。
インストールのコマンド ライン パラメーター
ArcGIS Server のサイレント インストールを実行する際の必須パラメーターを次に示します:
ACCEPTEULA=yes
このプロパティは、サイレント インストール時に EULA (エンド ユーザー使用許諾契約書) に同意するために必要です。 EULA に同意してソフトウェアをインストールするには、yes を指定します。 no を指定するか、このプロパティを省略すると、インストールが失敗します。 PDF バージョンのエンド ユーザー使用許諾契約書 (EULA) がダウンロードに含まれています。 EULA.pdf ファイルは
\Documentationフォルダー内にあります。
以下の例をご参照ください。
<path to the ArcGIS Server setup download>\setup.exe /qb ACCEPTEULA=yes
オプションのインストール コマンド ライン パラメーター
ArcGIS Server のサイレント インストールを実行する際に使用する Windows Installer のオプションのコマンド ライン パラメーターを次に示します。 これらのコマンドを使用して、ArcGIS Server のインストール場所を変更します。
INSTALLDIR=<インストール場所>
このプロパティを使用することで、ArcGIS Server のインストール先をコマンド ラインで指定できます。 このプロパティを設定しないと、デフォルトのインストール先である
C:\Program Files\ArcGIS\Server\が使用されます。
例 1: ArcGIS Server のインストール場所を変更する:
<path to the ArcGIS Server setup download>\setup.exe /qb ACCEPTEULA=yes INSTALLDIR=C:\NewServerDir USER_NAME=myaccount PASSWORD=my.password
例 2: .NET Extension Support 機能をインストールしない:
<path to the ArcGIS Server setup download>\setup.exe /qb ACCEPTEULA=yes ADDLOCAL=GIS_Server USER_NAME=myaccount PASSWORD=my.password
コマンド ライン パラメーターを使用した ArcGIS Server アカウントの構成
ArcGIS Server のサイレント インストールを実行する場合は、ArcGIS Server アカウントを構成する必要があります。 運用システムの場合は、ドメインまたは Active Directory に既存のアカウントを指定したうえで、組織のセキュリティー ポリシーに従うことを推奨します。 サイレント インストール中にコマンド ライン パラメーターで ArcGIS Server アカウントを構成しなかった場合は、アカウントがローカル システム アカウントに設定されます。 これは、主に ArcGIS Server のインストール時間が短縮されるためです。
注意:
ArcGIS Server アカウントは、configureserviceaccount ユーティリティーを実行して後から変更できます。 ユーティリティーを使用するには、スタート > ArcGIS > ArcGIS Server > ArcGIS Server アカウントの構成 の順にクリックします。 プロンプトが表示されたら、ArcGIS Server で使用するアカウントの名前とパスワードを入力します。 この情報を構成ファイルに保存して使用することで、他のコンピューターの ArcGIS Server の構成プロセスを短縮したり、名前やパスワードの入力ミスを減らしたりすることができます。 アカウントのパスワードは暗号化されていますが、構成ファイルをセキュリティーで保護された場所に保存します。
ArcGIS Server アカウントの構成には、次のコマンド ライン パラメーターを使用します。
ArcGIS Server アカウント認証の直接的な引き渡し
注意:
サイレント (/qb) インストール中に ArcGIS Server アカウントを定義しなかった場合や認証情報が無効な場合は、ArcGIS Server のセットアップでインストール中に警告メッセージが表示されます。 このメッセージは、OK をクリックすると閉じることができます。 この場合、ArcGIS Server アカウントはローカル システム アカウントに設定されます。
USER_NAME=<オペレーティング システム アカウント>
このアカウントは、ドメイン アカウントでもローカル アカウントでもかまいません。 ドメイン アカウントを使用する場合は、既存のアカウントから選択する必要があります。 ローカル アカウントを使用するときに既存のローカル アカウントがない場合は、自動的に作成されます。 無効なアカウントである場合は、アカウントやパスワードが無効であることを示すメッセージ ボックスがインストール中に表示されます。
MSA=TRUE
このパラメーターは Managed Service アカウントでのみ使用してください。 ドメイン上に、Managed Service アカウントが事前に存在する必要があります。 パスワードを含むローカル アカウントまたはドメイン アカウントでこのパラメーターを使用しないでください。 Managed Service アカウントは、PASSWORD パラメーターを使用しません。
PASSWORD=<アカウントのパスワード>
[USER_NAME] パラメーターに指定したアカウントのパスワードです。 無効なパスワードである場合は、アカウントやパスワードが無効であることを示すメッセージ ボックスがインストール中に表示されます。
次の例をご参照ください。
注意:
コマンド ライン パラメーターでは、大文字と小文字が区別されます。 コマンド ラインでのインストールが正常に機能しない場合は、大文字と小文字の使い方が例に示されたプロパティと同じになっていることを確認してください。
ドメイン アカウントの使用
<path to the ArcGIS Server setup download>\setup.exe /qb ACCEPTEULA=yes USER_NAME=mydomain\mydomainaccount PASSWORD=my.password
新しいまたは既存のローカル アカウントの使用
<path to the ArcGIS Server setup download>\setup.exe /qb ACCEPTEULA=yes USER_NAME=myaccount PASSWORD=my.password
Managed Service アカウントの使用
<path to the ArcGIS Server setup download>\setup.exe /qb ACCEPTEULA=yes MSA=TRUE USER_NAME=mydomain\mymsa
サーバー構成ファイルを使用した ArcGIS Server アカウント認証のインポート
ArcGIS Server アカウントの認証情報をサーバー構成ファイルにエクスポートするには、次の 2 つのコマンド ライン パラメーターを一緒に使用する必要があります。
ACCOUNT=UseConfigFile
上記に示されたとおりに ACCOUNT コマンド ライン パラメーターを使用します。 このプロパティで有効な値と見なされるのは、これだけです。
CONFIGPATH=<サーバー構成ファイルの絶対パスと名前>
このプロパティを ACCOUNT=UseConfigFile と一緒に使用すると、ArcGIS Server アカウントの構成に使用するサーバー構成ファイルを指定できます。 サーバー構成ファイルは、ArcGIS Server のインストール (以前のインストールまたは別のコンピューターからのインストール) でサーバー構成ファイルをエクスポートした場合に作成されています。 詳細については、ArcGIS Server アカウントをご参照ください。
以下の例をご参照ください。
<path to the ArcGIS Server setup download>\setup.exe /qb ACCEPTEULA=yes ACCOUNT=UseConfigFile CONFIGPATH=\\networkmachine\serverconfigs\standardaccount.xml
注意:
コマンド ライン パラメーターでは、大文字と小文字が区別されます。 コマンド ラインでのインストールが正常に機能しない場合は、大文字と小文字の使い方が例に示されたプロパティと同じになっていることを確認してください。
ArcGIS Server アカウントの認証情報をサーバー構成ファイルにエクスポート
注意:
サーバー構成ファイルをネットワーク共有に出力する場合、ArcGIS Server のインストール先コンピューター上のローカル システム アカウントは、そのネットワーク共有への書き込み権限を持っている必要があります。 たとえば、Quick というコンピューターに ArcGIS Server をインストールしている場合、Quick のローカル システム アカウントは、ネットワーク共有への書き込み権限を持っている必要があります。 権限が設定されていない場合、サーバー構成ファイルは正常に出力されません。 ネットワーク共有に対する権限の設定方法がわからない場合は、システム管理者に連絡するか、サーバー構成ファイルをローカルに出力して、それをネットワーク共有にコピーします。
ArcGIS Server アカウントの認証情報をサーバー構成ファイルにエクスポートするには、次の 2 つのコマンド ライン パラメーターを一緒に使用する必要があります。
EXPORTCONFIG=Yes
このプロパティは、USER_NAME コマンド ライン パラメーターと PASSWORD コマンド ライン パラメーターで入力したアカウント情報を出力する場合に使用します。 このアカウント情報は、サーバー構成ファイルとして、暗号化された XML ファイルに保存されます。 デフォルトでは、このプロパティは「No」に設定されています。
CONFIGPATH=<サーバー構成ファイルの絶対パスと名前>
このプロパティを EXPORTCONFIG=Yes と一緒に使用すると、サーバー構成ファイルの名前と保存先を定義できます。 ファイル名の拡張子は
.xmlでなければなりません。また、すでに存在するフォルダーを指定する必要があります。 ファイルの拡張子が.xmlになっておらず、指定したディレクトリーが存在しない場合は、サーバー構成ファイルを作成できないことがあります。
以下の例をご参照ください。
<path to the ArcGIS Server setup download>\setup.exe /qb ACCEPTEULA=yes EXPORTCONFIG=Yes CONFIGPATH=\\networkmachine\serverconfigs\standardaccount.xml
注意:
コマンド ライン パラメーターでは、大文字と小文字が区別されます。 コマンド ラインでのインストールが正常に機能しない場合は、大文字と小文字の使い方が例に示されたプロパティと同じになっていることを確認してください。
ArcGIS Server をサイレント インストールする方法
次の手順は、コマンドラインから ArcGIS Server をサイレント インストールする方法について説明しています。 セットアップ ユーザー インターフェイスから ArcGIS Server をインストールする手順については、1 台のコンピューター上での ArcGIS Server のインストールをご参照ください。
ヒント:
選択するインストール モードによって、デフォルトのアンインストール モードが決定されます。 たとえば、コマンド ラインからサイレント インストールすると、アンインストール時のデフォルトのモードはコマンド ラインからのサイレント アンインストールに設定されます。
インストールを開始する前に、
<installation media root or untar directory>/Documentation/EULA.pdfにある使用許諾契約書を読んで、条件に同意する必要があります。セットアップをサイレント実行し、認証ファイル (
.ecp) またはプロビジョニング ファイル (.prvc) を使用して認証します。 下記のサンプル構文をご参照ください。.<installation media root or untar directory>/Setup -m silent -l yes -a <fullpath to .ecp or .prvc file>使用法: セットアップ [オプション]
オプション
説明
-m; --mode MODE
オプション。 デフォルトで GUI に設定されます。
MODE は silent、console、または GUI のいずれかです。
-l; --license-agreement CHOICE
サイレント モードに必要です。 CHOICE は Yes または No です。Yes は、Esri マスター契約 (E204、E300) を読み、同意したことを意味します。 https://www.esri.com/legal/licensing-translations にアクセスして契約書をお読みください。
-a; --authorization-file FULL_PATH_TO_AUTHORIZATION_FILE または FULL_PATH_TO_PROVISIONING_FILE
オプション。 このオプションを使用しない場合は、インストール後にソフトウェアを認証する必要があります。
FULL_PATH_TO_AUTHORIZATION_FILE は Esri により提供された認証ファイル (
.ecp) への絶対パス (フル パス) です。FULL_PATH_TO_PROVISIONING_FILE は Esri により提供されたプロビジョニング ファイル (
.prvc) への絶対パス (フル パス) です。-d; --directory DIRECTORY
オプション。 デフォルトでは、ArcGIS Server は $HOME ディレクトリーにインストールされます。 DIRECTORY には、別のインストール ディレクトリーを指定します。
パス
/arcgis/server/はインストール ディレクトリーにアペンドされます。インストール ディレクトリー名は小文字でなければなりません。 インストールに付属のサンプルやデータのデータ パスは小文字でなければなりません。
-v; --verbose
インストーラーは冗長モードで実行されます。
-h; --help
コマンド ライン ヘルプを表示して、終了します。
-e; --examples
これらのオプションの使用例を表示し、終了します。
注意:
ArcGIS Server をインストールした後、認証ツールをサイレントで起動することもできます。 使用可能なパラメーターの詳細なリストについては、下記のように help パラメーターを使用して認証スクリプトを実行します (デフォルトのインストール場所に基づいています)。
${HOME}/arcgis/server/tools/authorizeSoftware --help認証ツールの詳細については、以下のArcGIS Server のサイレント認証をご参照ください。
インストールが完了したら、インストール ステータス メッセージが表示されます。 インストールが正常に終了したら、Mozilla Firefox またはサポートされている Web ブラウザーから
https://<server name>:6443/arcgis/managerを参照することで ArcGIS Server にアクセスすることができます。 詳細については、ArcGIS Server に関するヘルプをご参照ください。また、ArcGIS Server がインストールされたら、
createsiteコマンドラインユーティリティーを使用して新しい ArcGIS Server サイトを作成することもできます。運用のためのサイトを準備している場合は、ArcGIS Web Adaptor をインストールする必要があります。 Web Adaptor は、組織の Web サーバーと ArcGIS Server サイト間のリンクを提供します。 これにより、受信したリクエストに対して使用するポート、アドレス、認証設定を選択できます。 また、外部のユーザーによる ArcGIS Server Manager と Administrator Directory へのアクセスを防ぎます。 詳細については、ArcGIS Web Adaptor の概要をご参照ください。
ArcGIS Server のサイレント認証
ArcGIS Server をインストールした後、認証ツールをサイレントで起動することもできます。 使用可能なパラメーターの詳細なリストについては、下記のように help パラメーターを使用して認証スクリプトを実行します (デフォルトのインストール場所に基づいています)。
${HOME}/arcgis/server/tools/authorizeSoftware --help
使用法: authorizeSoftware [オプション]
|
オプション |
説明 |
|---|---|
|
none |
ソフトウェア認証ウィザードの GUI を実行します。 |
|
-s |
認証ステータスを表示します。 |
|
-f FULL_PATH_TO_ECP_AUTHORIZATION_FILE |
FULL_PATH_TO_ECP_AUTHORIZATION_FILE は Esri により提供された認証ファイル ( |
|
-f FULL_PATH_TO_PROVISIONING_FILE -e EMAIL_ADDRESS |
プロビジョニング ファイルを使用して認証します。 電子メール アドレスが必要です。 FULL_PATH_TO_PROVISIONING_FILE は Esri により提供されたプロビジョニング ファイル ( プロビジョニング ファイルを使用して認証するには、EMAIL_ADDRESS が必要です。 |
|
-f FULL_PATH_TO_PROVISIONING_FILE -e EMAIL_ADDRESS -o AUTHORIZATION_FILE_OUTPUT |
Esri の Web サイトにアップロードするか電子メールで送信する認証ファイルを生成します。 完了したら、取得した FULL_PATH_TO_PROVISIONING_FILE は Esri により提供されたプロビジョニング ファイル ( プロビジョニング ファイルを使用して認証するには、EMAIL_ADDRESS が必要です。 AUTHORIZATION_FILE_OUTPUT は生成される出力ファイルです。このファイルを Esri セルフ サービス サイトに送信するか、電子メールで authorize@esri.com に送信する必要があります。 詳細については、「表示セットのない (ヘッドレス) オフラインのネットワーク環境における認証」をご参照ください。 |
|
-h; |
コマンド ライン ヘルプを表示して、終了します。 |
ArcGIS Server のサイレント認証
ArcGIS Server をサイレントに認証するには、次のコマンドを実行します。認証ファイルの実際の場所に合わせてコマンド ラインを編集します:
<System disk drive>\Program Files\ArcGIS\Server\tools\SoftwareAuthorization\SoftwareAuthorization.exe /S /Ver <Version number> /LIF <path to .prvc authorization file>authorizationfile.prvc
注意:
.prvc のサイレント認証のコマンドを実行する前に、すべてのユーザー情報を ArcGIS Server 認証ファイルで指定しておく必要があります。 認証ファイルをテキスト エディターで開き、User Information セクションを完成させます。
表示セットのない (ヘッドレス) オフラインのネットワーク環境における認証
プロビジョニング ファイル (.prvc) を使用すると、表示セットのない (ヘッドレス) オフラインのネットワーク環境でも ArcGIS Server をインストールして認証できます。 これは、2 つのステップで完了します。
ArcGIS Server のインストールが完了したら、プロンプトから以下に示した認証コマンドを実行します。
<ArcGIS Server installation directory>/tools/authorizeSoftware -f <full path to the .prvc file> -e <email address> -o <full path to authorization file output>認証情報ファイルの出力が作成されたら、次のいずれかを実行します。
Esri のセルフ サービス サイトを参照します。 画面上の指示に従って、認証情報ファイルをアップロードしてから、
.ecp認証ファイルをダウンロードします。認証情報ファイルを電子メールで authorize@esri.com に送信します。Esri から
.ecp認証ファイルが返信されます。
上記のいずれかの方法を使用して
.ecp認証ファイルを取得したら、authorizeSoftware スクリプトをもう一度実行してファイルを処理し、サーバーの認証プロセスを完了します。<ArcGIS Server installation directory>/tools/authorizeSoftware -f <full path to the .ecp file>
createsite コマンド ライン ユーティリティーを使用した ArcGIS Server サイトの作成
ArcGIS Server がインストールされたら、createsite コマンド ライン ユーティリティーを使用して新しい ArcGIS Server サイトを作成することができます。 createsite ユーティリティーの使用に関して利用可能な 2 つのオプションは、次のとおりです:
コマンド プロンプトから管理者として
createsiteユーティリティーを実行し、ユーザー名、パスワード、構成ストア、およびディレクトリー パラメーターを指定します。指定したパラメーターを含む
createsite.propertiesファイルを指定します。
createsite コマンド ライン ユーティリティーを使用するには、以下のように createsite.sh スクリプトに -h または -help を付けて実行します:
<ArcGIS Server Installation Directory>/tools/createsite/createsite.sh -help
ユーティリティーでの使用例: createsite.sh [-u <arg>] [-p <arg>] [-d <arg>] [-c <arg>]
ファイルを使用した使用例: createsite.sh [-f <FILE>]
createsite コマンド ライン ユーティリティーを使用するには、以下のように createsite.bat スクリプトに -h または -help を付けて実行します:
<ArcGIS Server Installation Directory>\tools\createsite\createsite.bat -help
ユーティリティーでの使用例: createsite.bat [-u <arg>] [-p <arg>] [-d <arg>] [-c <arg>]
ファイルを使用した使用例: createsite.bat [-f <FILE>]
注意:
createsite.properties ファイル内のパスを参照するときは、C:\\arcgisserver\\config-store や \\\\<Absolute path to>\\<Server config-store> のように、バックスラッシュをエスケープする必要があります。
|
オプション |
説明 |
|---|---|
|
|
プライマリー サイト管理者のユーザー名。 ユーザー名に次の文字を含めることはできません: \/:*?|<>" |
|
|
プライマリー サイト管理者のパスワード。 パスワードに次の文字を含めることはできません: \/:*?|<>" |
|
|
ルート サーバー ディレクトリー。 デフォルトでは、サーバー ディレクトリーはこの場所にローカルに作成されます。
または
|
|
|
ArcGIS Server サイトの構成ストア。 デフォルトでは、構成ストアはこの場所にローカルに作成されます。
または
|
|
|
デフォルトでは、
|
|
|
コマンド ライン ヘルプを表示して、終了します。 |
次に、createsite.properties ファイルの例を示します:
#
# Configuration properties for Server site creation
#
# User name for primary site administrator.
# Cannot contain these characters: \/:*?<>"
SERVER_ADMIN_USERNAME =
# Password for primary site administrator.
# Cannot contain these characters: \/:*?<>"
SERVER_ADMIN_PASSWORD =
# Initially, leave SERVER_ADMIN_PASSWORD_ENCRYPTED set to false.
# When you run the tool the first time, the password will be
# encrypted and SERVER_ADMIN_PASSWORD_ENCRYPTED will change to true.
SERVER_ADMIN_PASSWORD_ENCRYPTED = false
# Root server directory. By default, the server directories will be created locally,
# e.g./<ArcGIS Server installation directory>/usr/directories
SERVER_DIRECTORIES_PATH =
# Configuration store for the ArcGIS Server site. By default, the configuration store will be created locally,
# e.g./<ArcGIS Server installation directory>/usr/config-store
SERVER_CONFIGSTORE_PATH =
#
# Configuration properties for Server site creation
#
# User name for primary site administrator.
# Cannot contain these characters: \/:*?<>"
SERVER_ADMIN_USERNAME =
# Password for primary site administrator.
# Cannot contain these characters: \/:*?<>"
SERVER_ADMIN_PASSWORD =
# Initially, leave SERVER_ADMIN_PASSWORD_ENCRYPTED set to false.
# When you run the tool the first time, the password will be
# encrypted and SERVER_ADMIN_PASSWORD_ENCRYPTED will change to true.
SERVER_ADMIN_PASSWORD_ENCRYPTED = false
# Root server directory. By default, the server directories will be created locally,
# e.g.C:\\arcgisserver\\directories, or \\\\<Absolute path to>\\<Server directories>.
SERVER_DIRECTORIES_PATH =
# Configuration store for the ArcGIS Server site. By default, the configuration store will be created locally,
# e.g. C:\\arcgisserver\\config-store, or \\\\<Absolute path to>\\<Server config-store>.
SERVER_CONFIGSTORE_PATH =
ツールが終了する前に ArcGIS Server サイトが正常に作成されたというメッセージが表示されます。
ポストインストール構成
ArcGIS Server をオペレーティング システムで起動する場合は、お使いのオペレーティング システムに固有の手順に従います。
systemd をサポートするオペレーティング システム
プロセスの管理やブートストラップに対応した systemd をサポートしているオペレーティング システムの場合 (Red Hat Enterprise Linux (RHEL) Server 7.x を使用している場合など)、次の手順に従って、オペレーティング システムで起動する ArcGIS Server を構成します。
コマンド シェルの中で、root ユーザーに切り替えます。
<ArcGIS Server installation directory>/framework/etc/scripts/arcgisserver.service unit fileを/etc/systemd/system.にコピーします。/etc/systemd/system/arcgisserver.serviceのファイルの権限を 700 から 600 に変更します。このファイルは ArcGIS Server とともにインストールされます。
引き続き root ユーザーとして、次のコマンドを実行し、
/etc/systemd/system/multi-user.target.wantsにリンクを自動的に作成します:# systemctl enable arcgisserver.servicesystemd サービスが適切に構成されたことを確認するために、サービスを再起動してステータスを確認します。
# systemctl stop arcgisserver.service # systemctl start arcgisserver.service # systemctl status arcgisserver.serviceroot ユーザー セッションを終了します。
オペレーティング システムを再起動し、ArcGIS Server が正しく再起動することを確認します。
注意:
systemd v228 以降を含む Linux コンピューター上に ArcGIS Server をインストールする場合は、ArcGIS Server コンピューターの使用負荷が高いときの systemd 制限を有効にして、最大 512 スレッドに引き上げる必要があるかもしれません (たとえば、SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 12 SP2 には systemd v228 が含まれています)。systemd を最大 512 スレッドに設定すると、1 つのサービスが過剰なスレッドを生成したり、すべてのサーバー リソースを消費したりするのを防ぐことができます。
この制限を有効化して引き上げるには、root ユーザーが arcgisserver.service ユニット ファイルを /etc/systemd/system ディレクトリーにデプロイする前に、次の行のコメントを解除して編集します:
# TasksMax=512
SysV をサポートするオペレーティング システム
プロセスをブートストラップして管理するための SysV の使用をオペレーティング システムがサポートしている場合、次の手順に従って、オペレーティング システムで起動する ArcGIS Server を構成します。
コマンド シェルの中で、root ユーザーに切り替えます。
<ArcGIS Server installation directory>/framework/etc/scripts/arcgisserverシェル スクリプトを、サポートされている Linux ディストリビューションに応じて、次のうちの該当する場所にコピーします:RHEL Server:
/etc/rc.d/init.d/SLES:
/etc/init.d/
適切な init.d フォルダーにディレクトリーを変更し、
arcgisserverスクリプトを確認して、root ユーザーが少なくとも読み取りおよび実行権限を持っていることを確認します。次のように
arcgisserverスクリプトを編集します:agshome変数を ArcGIS Server のインストール ディレクトリーに更新します (例:/home/username/arcgis/server)。RHEL Server の場合のみ、以下の行を
# Description: ArcGIS Server Serviceのすぐ前に追加します:
# chkconfig: 35 99 01- 編集を
arcgisserverスクリプトに保存します。
引き続きルート ユーザーとして、次のコマンドを実行し、適切な実行レベルを使用して
/etc/rc*.dにリンクを自動的に作成します。RHEL Server:
$ chkconfig --add arcgisserver $ chkconfig arcgisserver onSLES:
$ insserv arcgisserver $ chkconfig arcgisserver on
root ユーザー セッションを終了します。
オペレーティング システムを再起動し、ArcGIS Server が正しく再起動することを確認します。