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ペアワイズ比較による加重の割り当て

Spatial Analyst ライセンスで利用可能。

ペアワイズ比較を使用すると、条件をペアで評価し、一連の入力条件から加重を計算できます。 適合性 タブで ペアワイズ加重 ボタンをクリックするとダイアログが開き、入力条件から自動的に作成されたペアが表示されます。 各ペアに対応したスライダーがあり、その調整によって、どの条件がどれだけ重要かを指定できます。 ペアワイズ評価から作成された比較表により、スライダーが変化するたびに加重がどのように変化するのかが示されます。

評価が完了したら、加重をモデル条件に適用できます。

ペアワイズ比較の一般的なワークフロー

ペアワイズ比較のワークフローの主な手順は以下のとおりです。

  1. 条件ペアの比較を指定します。

  2. 比較表から加重を計算します。

  3. ペアワイズ比較が論理的に整合しているかを確認するため、一貫性の比率をチェックします。

  4. 適合性タブの条件に加重を適用します。

次のセクションでは、このプロセスについてさらに詳しく説明します。

ペアワイズ比較の手順

適合性モデラー でペアワイズ比較を行う、一般的なワークフローを次に示します。 示された例の番号付きステップは、次のセクションの参考情報に対応しています。

ペアワイズ加重ダイアログ

ペアワイズ加重 ダイアログには、条件ペアとそれに対応するスライダー、および 比較表 が表示されます。

ワークフローを実行するには、次の手順に従います。

  1. 適合性 タブで、モデルの条件を決定します。

  2. ペアワイズ加重 ボタンをクリックします。

    ペアワイズ加重 ダイアログには、ペアワイズ比較スライダーと 比較表 が表示されます。

  3. 各ペアのスライダーを動かして、ペアワイズ比較を調整します。

  4. 一貫性 ボタンをクリックして、ペアワイズ比較が整合していることを確認し、全体の整合率を調べます。

  5. 完了したら、OK をクリックします。

適合性 タブの条件の表に、加重が自動的に割り当てられます。

ペアワイズ加重の方法

ペアワイズ加重は、乗数 法と パーセント 法の 2 つの加重方法をサポートします。

設定 タブで、加重 パラメーターが 乗数 に設定されている場合、比較表 内の加重を 10 倍してから条件の加重として割り当てられます。

パーセント が選択されている場合、比較表 の加重を 100 倍してから条件の加重として割り当てられます。

乗数 加重方法の適用例を次に示します。

適合性タブの条件に加重が割り当てられます

ペアワイズ加重 ダイアログで OK ボタンをクリックすると、適合性 タブの条件に加重が割り当てられます。 この例では、設定 タブで 乗数 加重手法が選択されています。

ペアワイズ比較の詳細については、「ペアワイズ比較による加重の割り当ての仕組み」をご参照ください。

比較のスケール

ペアワイズ比較は、Saaty (2008) によって開発された 1 ~ 9 のスケールを使用します。 スケール、その定義、スケールの各値の説明を以下の表に示します。

重要度 定義 説明
1 同等に重要 2 つのアクティビティーが等しく目的に寄与します。
2 少し重要
3 やや重要 経験や判断に基づき、一方のアクティビティーがもう一方のアクティビティーよりやや好まれる。
4 やや重要+
5 かなり重要 経験や判断に基づき、一方のアクティビティーがもう一方のアクティビティーよりかなり好まれる。
6 かなり重要+
7 非常に重要 一方のアクティビティーがもう一方のアクティビティーより非常に好まれ、その重要度の高さが実証済みである。
8 非常に重要+
9 極めて重要 一方のアクティビティーをもう一方のアクティビティーより好む根拠が最高次元の肯定力である。

参考情報

Saaty, T. L. 2008. "Decision making with the analytic hierarchy process". International Journal of Services Sciences, 1(1), 83-98.