ラインの単純化 (カートグラフィ ツール)
サマリー
基本的な形状を維持しながら、相対的に不要な頂点を取り除くことによってラインを単純化します。
図

使用法
このツールでは、次のように、それぞれの目的に応じた異なる単純化のアルゴリズムを使用します。 このアルゴリズムの詳細については、「ラインの単純化とポリゴンの単純化の詳細」をご参照ください。
単純化のアルゴリズム パラメーターのオプションを以下に示します。
重要なポイントを保持 (Douglas-Peucker) アルゴリズム (Python の
"POINT_REMOVE") は、相対的に不要な頂点を識別して削除し、より小さな縮尺で表示できるようにデータを単純化します。 これは、このツールの単純化のアルゴリズム オプションのうちで最も高速です。 このオプションは、多くの場合、データ圧縮または大まかな単純化のために使用されます。 結果として生成されるラインの鋭角は、許容値が大きくなるにつれ大幅に鋭くなります。重要な屈曲を保持 (Wang-Müller) アルゴリズム (Python の
"BEND_SIMPLIFY") は、相対的に意味のない屈曲を識別して削除し、より小さな縮尺で表示できるようにデータを単純化します。 これは、一般に、重要なポイントを保持 (Douglas-Peucker) オプションと比べて、入力ジオメトリーに対してより正確な結果を生成しますが、処理により多くの時間がかかることがあります。加重有効エリアの保持 (Zhou-Jones) アルゴリズム (Python の
"WEIGHTED_AREA") は、各頂点の有効エリアである三角形を識別します。 次に、各エリアの平坦度、歪度、凸性を比較するために、三角形が一連のメトリクスによって重み付けされます。 加重エリアを参考にしてそれらに対応する頂点を削除することで、可能な限り特徴を維持しながら、ラインを単純化します。有効エリアを保持 (Visvalingam-Whyatt) アルゴリズム (Python の
"EFFECTIVE_AREA") は、頂点を削除することで、可能な限り特徴を維持しながら、ラインを単純化するために、各頂点の有効エリアである三角形を識別します。
単純化許容値 パラメーターの値は、単純化の度合いを決定します。 許容値が大きくなるほど、生成されるジオメトリーが粗くなります。 許容値が小さくなるほど、入力をより正確に表すジオメトリーが生成されます。
MinSimpTolフィールドとMaxSimpTolフィールドが、使用された許容値を格納するために出力に追加されます。レガシー:
ArcGIS Pro 1.4 より前のこのツールのバージョンでは、トポロジーの解決過程で、フィーチャ単位で許容値が変更され、それらの値が
MinSimpTolフィールドとMaxSimpTolフィールドに格納されていました。 現在、これらのフィールドの値は、単純化許容値 パラメーターに指定された許容値と同じままになります。 これらのフィールドに依存する既存のモデルおよびスクリプトを必ず変更してください。重要なポイントを保持 (Douglas-Peucker) アルゴリズムの場合、許容値は、各頂点と新規作成されたラインとの間の最大許容垂直距離を示します。
重要な屈曲を保持 (Wang-Müller) アルゴリズムの場合、許容値は、有意な屈曲に近似する円の半径を示します。
加重有効エリアを保持 (Zhou-Jones) アルゴリズムの場合、許容値の二乗は、3 つの隣接する頂点によって定義される有意な三角形の面積を示します。 三角形が正三角形から逸脱するほど、与えられる重み付けが大きくなり、削除される可能性が低くなります。
有効エリアを保持 (Visvalingam-Whyatt) アルゴリズムの場合、許容値の二乗は、3 つの隣接する頂点によって定義される有意な三角形の面積を示します。
長さゼロのラインをポイントとして保持 パラメーターを使用すると、データの空間的許容値よりも小さいすべてのラインのエンドポイントを格納するための出力ポイント フィーチャクラスを作成できます。 出力フィーチャクラス パラメーター値と同じ名前と場所を接尾辞 _Pnt とともに使用して、出力ポイントが生成されます。 出力ライン フィーチャクラスには、入力フィーチャクラスのすべてのフィールドが含まれています。 出力ポイント フィーチャクラスには、これらのフィールドは含まれません。
ジオメトリを単純化すると、フィーチャ間の自己交差やオーバーラップなどのトポロジー エラーが生じる可能性があります。 トポロジー エラーの処理 パラメーターには、以下の場合の対処を決定するための 3 つのオプションがあります:
トポロジーー エラーをチェックしない— トポロジーー エラーを識別しません。 処理はより速く行われます。 データのトポロジーの観点からの正確性に自信がある場合は、このオプションを使用します。
トポロジーー エラーをフラグ付けする— トポロジーー エラーを識別してフラグを付けます。 出力フィーチャクラスには、
InLine_FIDフィールドおよびSimLnFlagフィールドが含まれます。InLine_FIDフィールドには、入力フィーチャの ID が含まれます。SimLnFlagフィールドには、トポロジー エラーが存在する場合は 1 の値が、エラーが存在しない場合は 0 (ゼロ) の値が含まれます。トポロジーー エラーの解決— 出力にトポロジーー エラーは作成されません。入力に存在するエラーは、交点に頂点が挿入されます。 共有エッジなどのフィーチャ間の既存のトポロジー関係は維持されます。 処理時間は長くなります。 出力フィーチャクラスには、
InLine_FIDフィールドおよびSimLnFlagフィールドが含まれます。InLine_FIDフィールドには、入力フィーチャ ID が含まれます。 入力にトポロジー エラーが存在する場合、SimLnFlagフィールドの値は 1 になり、エラーが存在しない場合は 0 (ゼロ) になります。
レガシー:
ArcGIS Pro 1.4 より前のバージョンでは、ツールは トポロジーーー エラーのチェック および トポロジーーー エラーの解決 パラメーターを使用してトポロジーーー エラーを処理します。 これらのパラメーターは、スクリプトとモデルでの互換性を保つために引き続きこのツールの構文に含まれていますが、現在では無視され、ジオプロセシング ウィンドウでは非表示になっています。
SimLnFlagフィールドは、処理中にこのツールによって生成されたトポロジー エラーにフラグを付けるために使用されていました。 このフィールドは、入力内に存在するエラーを識別します。入力バリア レイヤー パラメーターは、単純化されたラインが横切ることを許可されないフィーチャを識別するために使用します。 バリア フィーチャには、ポイント、ライン、ポリゴンのいずれかを指定できます。
ジオデータベース フィールド プロパティの転送環境がオフの場合でも、ドメインとサブタイプは出力にコピーされます。
大きなデータセットを処理する場合は、メモリーの制限を超えることがあります。 このような場合、カートグラフィック パーティション 環境設定で、関連するポリゴン フィーチャクラスを特定することによって、パーティション単位で入力データを処理することを検討します。 パーティションの境界によって定義されたデータの一部が順次処理されます。 結果のフィーチャクラスは、パーティション エッジにおいてシームレスで一致した形状になります。 詳細については、「パーティションを使用した大きなデータセットのジェネラライズ」をご参照ください。
注意:
トポロジーーー エラーの処理 パラメーターが トポロジーーー エラーをチェックしない または トポロジーーー エラーをフラグ付けする に設定されている場合、カートグラフィック パーティション環境設定は無視されます。
パラメーター
| ラベル | 説明 | データ タイプ |
|---|---|---|
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入力フィーチャ |
単純化する入力ライン フィーチャ。 |
Feature Layer |
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出力フィーチャクラス |
単純化された出力ライン フィーチャクラス。 入力フィーチャクラスのすべてのフィールドが含まれます。 出力ライン フィーチャクラスはトポロジー的に正確であるため、 このツールでトポロジーー エラーが生成されることはありません。ただし、入力データに含まれるトポロジーー エラーは、出力ライン フィーチャクラスでフラグが付けられます。 出力フィーチャクラスには、入力フィーチャ ID と入力のトポロジー エラーがそれぞれ格納される |
Feature Class |
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単純化のアルゴリズム |
使用するラインの単純化のアルゴリズムを指定します。
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String |
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単純化許容値 |
使用する単純化の度合い。 単位は自由に選択できます。選択しない場合、入力の単位が使用されます。
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Linear Unit |
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トポロジー エラーの解決 (オプション) |
レガシー:これは、現在使用されていない従来のパラメーターです。 以前は、処理中に生成された可能性のあるトポロジー エラーの解決方法を示すために使用されていました。 このパラメーターは、スクリプトとモデルでの互換性を保つために引き続きこのツールの構文に含まれていますが、ジオプロセシング ウィンドウでは非表示になっています。 |
Boolean |
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長さゼロのラインをポイントとして保持 (オプション) |
空間的許容値よりも小さいラインのエンドポイントを格納するための出力ポイント フィーチャクラスを作成するかどうかを指定します。 出力フィーチャクラス パラメーター値と同じ名前と場所を接尾辞 _Pnt とともに使用して、出力ポイントが生成されます。
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Boolean |
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トポロジー エラーのチェック (オプション) |
注意:これは、現在使用されていない従来のパラメーターです。 以前は、処理中に生成された可能性のあるトポロジー エラーの処理方法を示すために使用されていました。 このパラメーターは、スクリプトとモデルでの互換性を保つために引き続きこのツールの構文に含まれていますが、ジオプロセシング ウィンドウでは非表示になっています。 |
Boolean |
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入力バリア レイヤー (オプション) |
単純化の際にバリアとしての役割を果たすフィーチャを含む入力。 単純化された結果のラインはバリア フィーチャに接したり、バリア フィーチャを横切ったりしません。 たとえば、コンター ラインを単純化する場合、スポット標高フィーチャ入力をバリアとして使用すると、単純化されたコンター ラインによって、これらのポイント間が単純化されないようにすることができます。 出力は、計測されたスポット標高によって示された標高に従います。 |
Feature Layer |
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トポロジー エラーの処理 (オプション) |
トポロジー エラーの対処方法を指定します。 トポロジー エラーは単純化プロセス中に発生する可能性があり、ラインの交差やラインの重なりなどがあります。
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String |
派生した出力
| ラベル | 説明 | データ タイプ |
|---|---|---|
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長さゼロに単純化されたライン |
長さゼロのラインをポイントとして保持 パラメーターがオンの場合は、データの空間的許容値よりも小さいラインのエンドポイントを格納するための出力ポイント フィーチャクラスが作成されます。 |
Feature Class |
環境
カートグラフィック パーティション, 現在のワークスペース, 出力データのデフォルト Z 値, 出力データの M ドメイン, 出力データの XY ドメイン, 出力座標系, 範囲, 出力データに M 値を含む, 出力データに Z 値を含む, スクラッチ ワークスペース, XY 許容値
ライセンス情報
- Basic: いいえ
- Standard: はい
- Advanced: はい