Portal for ArcGIS のインストール
Portal for ArcGIS のインストール プロセスの手順は以下のとおりです。 操作を開始する前に、組織の URL を確認しておくことが重要です。
注意:
既存のインストールをアップグレードする場合は、Portal for ArcGIS のアップグレードをご参照ください。
Portal for ArcGIS のインストール準備
Portal for ArcGIS のインストール手順を開始する前に、以下の手順を実行します:
インストールを行う環境が最小システム要件を満たしている、またはそれ以上であることを確認します。
管理者権限を持つユーザーとしてコンピューターにログインします。 root ユーザーとして、Portal for ArcGIS をインストールできません。
管理者権限のあるユーザーでコンピューターにログインします。
Portal for ArcGIS で使用されるポートの説明に従って、ポートを開放します。
サーバー上の重要でないアプリケーションをすべて終了します。
Portal for ArcGIS セットアップ ファイルを My Esri からダウンロードして、ファイルが格納されているフォルダーを参照します。 または、適切なドライブに Portal for ArcGIS メディアを挿入して、自動的にセットアップ プログラムを起動します。
注意:
ArcGIS Enterprise 11.3 では、Portal for ArcGIS 自己解凍パッケージは
.exeおよび.exe.001という拡張子を持つ 2 つのファイルで構成されています。 パッケージを抽出するには、両方のファイルが同じフォルダー内にあることを確認します。
これで、Portal for ArcGIS をインストールする準備が整いました。
注意:
ヘルプ ドキュメントを英語以外の言語で表示するには、Portal for ArcGIS Help Language Pack を My Esri からダウンロードしてインストールする必要があります。 この言語パックには、アラビア語、中国語 (簡体字)、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポーランド語、ポルトガル語 (ブラジル)、ロシア語、およびスペイン語のヘルプが含まれています。
Portal for ArcGIS のインストール
Portal for ArcGIS のインストール
セットアップ ユーザー インターフェイスから Portal for ArcGIS をインストールするには、次の手順を実行します:
Portal for ArcGIS のダウンロード フォルダーまたはセットアップ メディアから、セットアップ プログラムを実行します。 セットアップ プログラムは、Portal for ArcGIS を正しくセットアップして使用するために満たす必要がある前提条件を確認してから開始されます。 使用しているシステムが前提条件のいずれかを満たさない場合、ダイアログ ボックスの指示に従って、すべての問題を修正します。 詳細については、「診断ツールを使用したポータル診断のチェック」をご参照ください。
Portal for ArcGIS のダウンロード フォルダーまたはセットアップ メディアからセットアップ プログラムを実行し、次へ をクリックします。
すべての前提条件が満たされている場合は、はじめに ダイアログ ボックスが表示されます。 次へ をクリックして続行します。
マスター契約書に目を通した上で内容に合意し、次へ をクリックします。合意しない場合は、終了してください。
マスター契約書 ダイアログ ボックスで、マスター契約書を読みます。 条件に同意する場合は、マスター契約書に同意する ボタンをクリックし、次へ をクリックして操作を続行します。同意しない場合は、キャンセル をクリックしてセットアップを終了します。
Portal for ArcGIS のインストール ディレクトリーを指定して、次へ をクリックします。 Portal for ArcGIS のインストール ディレクトリーは、ポータルのソフトウェア コンポーネント用です。
インストール フォルダーの選択 ダイアログ ボックスで、インストール先の場所を指定します。 インストーラーが以前のポータルのディレクトリーを指している場合、そのディレクトリーのコンテンツが自動的に新規インストールで使用されます。 バージョン 10.2 より前のインストールのコンテンツはサポートされていません。 次へ をクリックして続行します。
コンテンツ ディレクトリーを指定します。 コンテンツ ディレクトリーには、ポータルと一緒にインストールされたコンテンツと、ユーザーが作成したコンテンツが格納されています。
インストールが終了したら、Portal for ArcGIS の実行に使用するアカウントを変更することができます。 アカウントと変更方法の詳細については、Portal for ArcGIS アカウントをご参照ください。
すでに Portal for ArcGIS がインストールされていて、それがローカル ディレクトリーである場合、選択できるのは、その既存のコンテンツ ディレクトリーのみです。 既存のディレクトリーが共有ネットワーク ロケーションにある場合、そのディレクトリーをセットアップで指定することはできません。 代わりに、インストールの完了後、既存のコンテンツ ディレクトリーを使用するようにポータルを構成できます。 詳細については、「ポータル コンテンツ ディレクトリーの変更」をご参照ください。
サマリー情報を確認し、インストール をクリックしてインストールを開始します。
インストール プロセスが完了したら、終了 をクリックしてインストーラーを終了します。
注意:
Portal for ArcGIS のインストールが完了すると、オペレーティング システムのデフォルトの Web ブラウザーが開き、Portal for ArcGIS の初期構成と認証が実行されます。
ポータル内のさまざまな機能を実行する際に Portal for ArcGIS で使用するアカウントを指定します。 アカウント名とパスワードを指定します と このセットアップを以前実行したときに生成されたアカウント情報の構成ファイルを指定します。 という 2 つのオプションを使用できます。
アカウント名とパスワードを指定します オプションを選択すると、アカウント名とパスワードを直接指定できます。 ローカル アカウント、ドメイン アカウント、または Managed Service アカウントを使用できます。 指定したアカウントは、Windows で管理者グループの一員である必要はありません。 Managed Service アカウントを使用する場合、そのアカウントはコンピューター用にすでに構成されていなければなりません。 ローカル オペレーティング システム アカウントを使用する場合は、そのアカウントがまだ存在しないと、自動的に作成されます。 デフォルトのアカウント名は、arcgis です。 このアカウントのパスワード ポリシーは、Portal for ArcGIS セットアップではなく、お使いのオペレーティング システムと組織のセキュリティー ポリシーによって決定されます。 詳細については、Portal for ArcGIS アカウントをご参照ください。
注意:
運用システムの場合は、ドメインまたはアクティブ ディレクトリーにすでに存在するアカウントを指定し、組織のセキュリティー ポリシーに従うことを推奨します。 インストール中にローカル アカウントを作成する主な目的は、Portal for ArcGIS のインストール時間を短縮することにあります。
ドメイン アカウントを指定する場合は、そのアカウントがドメインにすでに存在しており、
mydomain\domainaccountの形式で入力する必要があります。以前に実行した Portal for ArcGIS セットアップで生成されたポータル構成ファイルがある場合は、このセットアップを以前実行したときに生成されたアカウント情報の構成ファイルを指定します オプションを選択します。 ポータル構成ファイルの場所に移動します。 Portal for ArcGIS アカウントに、構成ファイルに保存されたアカウント情報が自動的に設定されます。
次へ > インストール をクリックします。
インストールが完了したら、完了 をクリックします。
Scene Viewer の完全な 3D シンボル セットを使用する場合は、Portal for ArcGIS Web スタイルもインストールする必要があります。 詳細については、「シーン ビューアーの要件」をご参照ください。
ポストインストール構成
Portal for ArcGIS をオペレーティング システムで起動する場合は、以下のお使いのオペレーティング システムに固有の手順に従います。
systemd をサポートするオペレーティング システム
プロセスをブートストラップして管理するための systemd の使用をユーザーのオペレーティング システムがサポートしている場合 (Red Hat Enterprise Linux (RHEL) Server 7.x を使用している場合など)、次の手順を実行して、オペレーティング システムから起動するように Portal for ArcGIS を構成します:
コマンド シェルで、root ユーザーに切り替えます。
<Portal for ArcGIS installation directory>/framework/etc/arcgisportal.serviceユニット ファイルを/etc/systemd/system.にコピーします。ファイルがコピーされたら、/etc/systemd/system/arcgisportal.serviceのファイルの権限が 600 に設定されていることを確認します。注意:
このファイルは Portal for ArcGIS とともにインストールされます。
引き続き root ユーザーとして、次のコマンドを実行し、
/etc/systemd/system/multi-user.target.wantsにリンクを自動的に作成します:# systemctl enable arcgisportal.servicesystemd サービスが適切に構成されたことを確認するために、サービスを再起動してステータスを確認します。
# systemctl stop arcgisportal.service # systemctl start arcgisportal.service # systemctl status arcgisportal.serviceroot ユーザー セッションを終了します。
オペレーティング システムを再起動し、Portal for ArcGIS が正しく起動することを確認します。
注意:
SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 12 SP2 以降に含まれる systemd のバージョン (v228 以降) では、作成するスレッドの最大数が 512 に設定されています。 SLES12 のユーザーは、システムの使用負荷が高ければ、この制限を有効化して引き上げる必要がある場合があります。 この制限を有効化して引き上げるには、root ユーザーが arcgisportal.service ユニット ファイルを /etc/systemd/system フォルダー # TasksMax=512 にデプロイする前に、行のコメントを解除して編集します。
SysV をサポートするオペレーティング システム
プロセスをブートストラップして管理するための SysV の使用をオペレーティング システムがサポートしている場合、次の手順を実行して、オペレーティング システムで起動する Portal for ArcGIS を構成します:
コマンド シェルで、root ユーザーに切り替えます。
<Portal for ArcGIS installation directory>/framework/etc/arcgisportalシェル スクリプトを、サポートされている Linux ディストリビューションに応じて、次のうちの該当する場所にコピーします:RHEL Server:
/etc/rc.d/init.d/SLES:
/etc/init.d/
適切な
init.dフォルダーにディレクトリーを変更し、arcgisportalスクリプトを確認して、root ユーザーが少なくとも読み取りおよび実行権限を持っていることを確認します。次のようにスクリプトを編集します。
portalhome変数を Portal for ArcGIS のインストール ディレクトリーに更新します (例:/home/username/arcgis/portal)。RHEL Server の場合のみ、以下の行を
# Description: Portal for ArcGIS Serviceのすぐ前に追加します:
# chkconfig: 35 99 01
- 編集を
arcgisportalスクリプトに保存します。
引き続きルート ユーザーとして、次のコマンドを実行し、適切な実行レベルを使用して
/etc/rc*.dにリンクを自動的に作成します:RHEL:
$ chkconfig --add arcgisportal $ chkconfig arcgisportal onSUSE:
$ insserv arcgisportal $ chkconfig arcgisportal on
root ユーザー セッションを終了します。
オペレーティング システムを再起動し、Portal for ArcGIS が正しく起動することを確認します。
インストール中にエラーが発生した場合
インストール中にエラーが発生した場合は、ログを確認してトラブルシューティングに役立てることができます。 最初に ArcGIS Portal Directory にアクセスできるかどうかを判断します。 アクセスできる場合は、ログを検索してメッセージを確認します。 アクセスできない場合は、ハードディスク上のログ メッセージを確認します。 ハードディスク上のログにアクセスするには、ログのディレクトリーを選択し、最新のログ ファイルを開きます (たとえば、<Portal for ArcGIS installation directory>/arcgisportal/logs/<machine name>/portal/portal-20150101.095803-8596-0.0.log)。 必要な場合は、この情報を Esri テクニカル サポートと共有できます。
インストール中にエラーが発生した場合は、問題のトラブルシューティングに役立つログを確認することができます。 最初に ArcGIS Portal Directory にアクセスできるかどうかを判断します。 アクセスできる場合は、ログを検索してメッセージを確認します。 アクセスできない場合は、ハードディスク上のログ メッセージを確認します。 ハードディスク上のログにアクセスするには、ログのディレクトリーを選択し、最新のログ ファイルを開きます (たとえば、C:\arcgisportal\logs\<machine name>\portal\portal-20150101.095803-8596-0.0.log)。 必要な場合は、この情報を Esri テクニカル サポートと共有できます。
ポータル コンピューターに複数のネットワーク インターフェイス コントローラー カードが搭載されている場合
ポータル コンピューターに複数の NIC カードまたは DNS エントリーが存在する場合
ArcGIS Enterprise は、複数のネットワーク インターフェイス コントローラー (NIC) カードまたはドメイン名システム (DNS) サーバーの複数のエントリー (レコードとも呼ばれる) が含まれているコンピューター上にデプロイできます。 この条件を満たすコンピューターに Portal for ArcGIS をインストールした場合、ポータルがネットワーク通信に使用する IP アドレスまたはホスト名を識別できます。 これを実行するには、既存のファイルを編集し、新しいファイルをポータルのインストール ディレクトリー (デフォルトでは /home/User/arcgis/portal) に追加します。
ArcGIS Enterprise は、複数のネットワーク インターフェイス コントローラー (NIC) カードまたはドメイン名システム (DNS) サーバーの複数のエントリー (レコードとも呼ばれる) が含まれているコンピューター上にデプロイできます。 この条件を満たすコンピューターに Portal for ArcGIS をインストールした場合、ポータルがネットワーク通信に使用する IP アドレスまたはホスト名を識別できます。 これを実行するには、既存のファイルを編集し、新しいファイルをポータルのインストール ディレクトリー (デフォルトでは C:\Program Files\ArcGIS\Portal) に追加します。
注意:
これらの手順は、最初の管理アカウントとポータル サイトを作成する前に、インストール後ただちに実行します。
Portal for ArcGIS がインストールされているコンピューターにログインします。
<Portal installation directory>/framework/etcフォルダーを参照して選択します。 このフォルダー内にhostname.propertiesという名前のファイルを作成し、適切な権限を付与します。Portal for ArcGIS がインストールされているコンピューターにログインします。
<Portal installation directory>\framework\etcフォルダーを参照して選択します。 このフォルダー内に hostname.properties という名前の新しいファイルを作成し、適切な権限を付与します。ファイルの最初の行にテキスト「
hostname=interface.example.com」を追加し、対象のインターフェイスの完全修飾ドメイン名を指定します。 たとえば、2 枚の NIC カード (1 および 2) を搭載したコンピューター、または 2 つの DNS エントリーを含むコンピューターがあるような場合、これらのインターフェイスのドメイン名はP1.mycompany.comおよびP2.mycompany.comに解決されます。Portal for ArcGIS で 2 枚目のインターフェイスをネットワーク通信に使用するには、テキストhostname=P2.mycompany.comをhostname.propertiesファイルに追加します。注意:
ホスト名が複数のインターフェイスで同一であるような場合も、ArcGIS Server でネットワーク通信に使用するインターフェイスの IP アドレスを指定する必要があります。 構文は
hostname=<IP address>です。hostname.propertiesファイルを保存して閉じます。<Portal installation directory>/framework/runtime/ds/framework/etcフォルダーを参照し、hostidentifier.propertiesファイルを検索します。<Portal installation directory>\framework\runtime\ds\framework\etcフォルダーを参照し、hostidentifier.propertiesファイルを検索します。テキスト エディターでファイルを開きます。
hostidentifierプロパティからコメント記号#を削除して、ポータルがネットワーク通信に使用する NIC カードまたは DNS エントリーの IP アドレスにそのプロパティを設定します。 たとえば、IP アドレスに 12.34.56.189 を指定するには、次のような行になります。hostidentifier=12.34.56.189hostidentifier.propertiesファイルを保存して閉じます。コマンド ライン スクリプト
stopportal.shおよびstartportal.shを使用して、ポータルを再起動します。Windows で Portal for ArcGIS サービスを再起動します。
注意:
ポータルを新しいバージョンにアップグレードすると、アップグレードによって、この
hostidentifier.propertiesファイルはデフォルトのコンテンツにリセットされます。 アップグレード後は、適切な IP アドレスを追加し直す必要があります。
必要に応じて、手順に従って複数の NIC カードを搭載したコンピューターのその他の ArcGIS Enterprise ソフトウェア コンポーネントを以下のように構成します。