SAP HANA 内へのジオデータベースの作成
Standard または Advanced ライセンスで利用可能。
ジオデータベースを SAP HANA 内に作成するには、前提条件に目を通し、SAP HANA をインストールして構成し、エンタープライズ ジオデータベースの有効化 ジオプロセシング ツールまたは Python スクリプトを使用して、ジオデータベースをデータベース内に作成する手順を実行します。
ArcGIS Pro 3.7 を使用してジオデータベースを作成する場合、そのジオデータベースのバージョンは 12.1.0.x になります。
前提条件を満たす
ジオデータベースを SAP HANA 内に作成する前に、次のことを行っておく必要があります。
ジオデータベースを保存するために使用する SAP HANA のバージョンに接続するために必要な SAP HANA クライアントをダウンロードします。
ArcGIS Server の認証時に作成された ArcGIS Server キーコード ファイルを入手し、ジオデータベースの作成に使用する ArcGIS クライアントからアクセスできる位置に配置します。
SAP HANA をインストールして構成します。
エンタープライズ ジオデータベースの有効化 ツールまたはスクリプトを実行して、ジオデータベースを SAP HANA 内に作成するには、まず自身で (または IT 部門/データベース管理者が) SAP HANA データベース管理システムをインストールして構成する必要があります。 SAP の指示に従って SAP HANA をインストールして構成します。
ArcGIS クライアントをインストールして構成します。
ジオデータベースを作成する前に、SAP HANA に接続するように ArcGIS クライアントを構成する必要があります。 SAP HANA 内へのジオデータベースの作成に使用できる ArcGIS クライアントは、ArcGIS Pro Standard、ArcGIS Pro Advanced、または ArcGIS Server (エンタープライズ エディション) です。 これらのクライアントのいずれかから Python スクリプトを実行することができ、ArcGIS Pro から エンタープライズ ジオデータベースの有効化 ジオプロセシング ツールを実行することもできます。 サポートされている最小ソフトウェア バージョンは ArcGIS Pro 2.1 および ArcGIS Server 10.6 です。
注意:
次のセクションでは、ArcGIS Server (エンタープライズ) のキーコード ファイルを使用してジオデータベースを認証する必要があります。 ArcGIS Server コンピューターから Python スクリプトを実行してジオデータベースを作成する場合以外でも、ArcGIS Server をインストールして認証し、キーコード ファイルを取得する必要があります。 場合によって、ArcGIS Server コンピューターから、ジオプロセシング ツールまたは Python スクリプトがアクセスできる場所にファイルをコピーする必要があります。
次の手順に従って、ジオデータベースを作成する必要のあるクライアントをインストールして構成します。 ソフトウェアをインストールする権限がない場合は、代わりに IT 部門にこの手順を行ってもらう必要があります。
ArcGIS Pro または ArcGIS Server をインストールします。
ソフトウェア インストール ガイドに記載されている手順に従います。
ArcGIS クライアント コンピューターに SAP HANA ODBC ドライバーをインストールして構成します。
ArcGIS クライアントに適用される次のクライアント構成手順に従ってください。
ArcGIS Pro で使用する SAP HANA クライアントをインストールします。
ArcGIS Server (Linux) で使用する SAP HANA クライアントをインストールして構成します。
ArcGIS Server (Microsoft Windows) で使用する SAP HANA クライアント ODBC ドライバーをインストールします。
データベースに sde ユーザーを作成します。
SAP HANA ツールまたは SQL を使用して、標準データベース ユーザーである sde ユーザーを作成します。 標準ユーザーを作成しない場合は、ジオデータベース管理者に必要な最小限の権限を sde ユーザーに付与しなければなりません。
SAP HANA 管理者でない場合は、sde ユーザーの作成と必要な権限の付与を管理者に依頼してください。
sde ユーザーとしてデータベースに接続します。
データベース コネクションの作成 ジオプロセシング ツールまたは ArcGIS Pro の 新しいデータベース コネクション オプションを使用して、SAP HANA データベースに接続できます。
接続ファイルを使用してジオデータベースを作成するには、パスワードを接続とともに保存する必要があります。
ヒント:
次のセクションで提供されている Python のサンプル スクリプトには、データベース コネクションの作成が含まれています。 このサンプル スクリプトに変更を加えて実行する場合、この手動による手順は省略できます。
ジオデータベースの作成
次のセクションで説明する方法のいずれかを使用して、ジオデータベースを SAP HANA データベース内に作成します。
エンタープライズ ジオデータベースの有効化 (Enable Enterprise Geodatabase) ツールの使用
ArcGIS Pro をインストールして、SAP HANA に接続するように構成している場合は、エンタープライズ ジオデータベースの有効化 ツールを実行できます。 このツールは、前のセクションのステップ 7 で作成したデータベース コネクション ファイル (.sde) を使用して、データベースに接続し、ジオデータベース システム テーブル、ビュー、関数、およびプロシージャを作成します。 ジオプロセシング ツールを開く方法に関する一般情報については、「ジオプロセシング ツールの検索」をご参照ください。
Python スクリプトの使用
次の手順に従って、ArcGIS Pro または ArcGIS Server コンピューターから Python スクリプトを実行します。
ヒント:
ArcGIS Server コンピューターからの Python の実行の詳細については、「ArcGIS Server と ArcPy」をご参照ください。
ArcGIS クライアント コンピューター上でテキスト ファイルを作成し、そのファイルに以下のスクリプトをコピーします。 ローカル コンピューター上で、ArcGIS Server キーコード ファイルの格納場所を変更します。
import arcpy, os, sys, tempfile if len(sys.argv) != 3: print ("usage: enable_gdb.py database_dsn sde_pwd") sys.exit(3) path = tempfile.gettempdir() if os.path.exists(path + r'\enable_gdb.sde'): os.remove(path + r'\enable_gdb.sde') arcpy.management.CreateDatabaseConnection( path ,r'enable_gdb.sde', 'SAP HANA', sys.argv[1], 'DATABASE_AUTH', 'sde',sys.argv[2], 'SAVE_USERNAME' ) arcpy.management.EnableEnterpriseGeodatabase( path + r'\enable_gdb.sde', r"\\mykeycodes\Server_Ent_Adv") if os.path.exists(path + r'\enable_gdb.sde'): os.remove(path + r'\enable_gdb.sde') sys.exit(0).py拡張子を付けてファイルを保存します。ユーザーの環境に固有のオプションと情報を指定して、スクリプトを実行します。
次の例では、SAP HANA データ ソース hana1 に対してファイル
enable_gdb.pyが実行されます。 パスワード M@kagdb4me を使用して sde ログインで接続が確立されます。enable_gdb.py hana1 M@kagdb4meジオデータベース作成に関連するメッセージは、
sde_setup.logファイルにあります。このファイルは、この Python スクリプトが実行されたコンピューター上のTEMPまたはTMP変数で指定されたディレクトリーに作成されます。 ジオデータベースの作成時に問題が発生した場合は、このファイルを確認して問題を解決します。
ジオデータベースが SAP HANA データベース内に作成されます。
次に、ユーザーとユーザー グループを作成し、作業の実行に必要な権限をユーザーに付与します。
ヒント:
データベース ユーザーの作成 ジオプロセシング ツールを使用して、データベースにオブジェクトを作成する権限を持つ標準の SAP HANA データベース ユーザーを作成できます。