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SQL Server のクラウドベースのデータベース サービスにおけるジオデータベースの作成

Standard または Advanced ライセンスで利用可能。

ArcGIS は、SQL Server に基づくサービスとしてのクラウド データベース製品を複数サポートしています。 ジオデータベース機能が必要な場合は、これらのデータベースでエンタープライズ ジオデータベースを作成できます。

ArcGIS Pro 3.7 を使用してジオデータベースを作成する場合、そのジオデータベースのバージョンは 12.1.0.x になります。

前提条件を満たす

ジオデータベースを作成する前に、クラウド アカウントにデータベース インスタンスを作成し、接続を受信できるよう構成し、sde ユーザーとスキーマを作成して、その sde ユーザーにジオデータベースを作成する権限を付与する必要があります。

クラウド プロバイダーの指示に従って、次の手順を実行します。

また、ジオデータベースの作成に使用する ArcGIS クライアントをインストールするクラウド コンピューターに ArcGIS Server キーコード認証ファイルをコピーする必要があります。

ジオデータベースを作成する前に、次の前提条件の手順を完了します。

  1. 使用する ArcGIS のバージョンが、使用予定のクラウドベースのデータベース サービスのタイプとバージョンをサポートしていることを確認します。

  2. 選択したクラウド プラットフォームにデータベース サービス インスタンスを作成します。

  3. データベース インスタンスに sde という名前のユーザーを作成します。

  4. 使用しているデータベース サービスのタイプのジオデータベースを作成するのに必要な権限を sde ユーザーに付与します。

  5. sde という名前のスキーマをデータベース インスタンスに作成します。

  6. sde ユーザーに sde スキーマに対する CONTROL 権限を付与し、sde スキーマを sde ユーザーのデフォルト スキーマとして設定します。

  7. ジオデータベースの作成に使用する ArcGIS クライアント - ArcGIS Pro または ArcGIS Server - をインストールします。

    最高のパフォーマンスを得るには、データベース サービスが実行されているものと同じクラウド プラットフォームおよびリージョンに ArcGIS クライアントをインストールします。

  8. ArcGIS クライアントをインストールした仮想マシンで SQL Server ODBC クライアントを構成します。

  9. データベース インスタンスが ArcGIS クライアントからの接続を許可するように構成されていることを確認します。

  10. ステップ 7 でインストールした ArcGIS クライアントから、データベース インスタンスへの接続を作成し、sde ユーザーとして接続します。

    インスタンス文字列の例については、「ArcGIS から Microsoft SQL Server への接続」をご参照ください。

    sde ユーザーがデータベース認証ユーザーである場合、sde ユーザーのパスワードをデータベース接続に保存する必要があります。

  11. ArcGIS Server キーコード ファイルを入手し、ジオデータベースの作成に使用する ArcGIS クライアントからアクセスできる位置に配置します。

これで、クラウド内のデータベース インスタンスにジオデータベースを作成できるようになりました。

データベース サービス インスタンスでのジオデータベースの作成

ArcGIS Pro をデータベース サービスと同じクラウド リージョンにインストールした場合は、エンタープライズ ジオデータベースの有効化 ジオプロセシング ツールを実行してデータベース インスタンスにジオデータベースを作成できます。この手順は、以下の最初のセクションで説明します。

また、同じクラウド リージョン内の ArcGIS Pro または ArcGIS Server のインストール環境から、Python ウィンドウで EnableEnterpriseGeodatabase ArcPy 関数を実行するか、Python スクリプトを実行することもできます。

エンタープライズ ジオデータベースの有効化ツールの実行

ArcGIS Pro で エンタープライズ ジオデータベースの有効化 ツールを使用してジオデータベースを作成するには、次の手順を実行します:

  1. クラウド環境の仮想マシンにサイン インして、ArcGIS Pro を起動します。

  2. エンタープライズ ジオデータベースの有効化 ツールを開きます。

    ジオプロセシング ツールを開く方法に関する一般情報については、「ジオプロセシング ツールの検索」をご参照ください。

  3. 入力データベース接続 パラメーターに、前提条件の手順の一部として作成したデータベース接続ファイルを指定します。

  4. 認証ファイル で、ArcGIS Server (Enterprise エディション) を認証したときに作成されたキーコード ファイルを参照して選択します。

    このファイルは ArcGIS Server を Windows にインストールした場合は \\Program Files\ESRI\License<release#>\sysgen に書き込まれており、ArcGIS Server を Linux にインストールした場合は /arcgis/server/framework/runtime/.wine/drive_c/Program Files/ESRI/License<release#>/sysgen に書き込まれています。

  5. 実行 をクリックします。

これで、データベース インスタンスにジオデータベースが作成されました。

ジオデータベース作成に関連するメッセージは、sde_setup.log ファイルにあります。このファイルは、スクリプトを実行した仮想マシンの TEMP 変数で指定されたディレクトリーに作成されます。 ジオデータベースの作成時に問題が発生した場合は、このファイルを確認して問題を解決します。

EnableEnterpriseGeodatabase ArcPy 関数の実行

ArcPy 関数を実行するには、クラウド内のいずれかの ArcGIS クライアント コンピューターに接続して、Python ウィンドウから関数を実行します。

  1. ArcGIS Pro または ArcGIS Server がインストールされている、クラウド環境の仮想マシンにサイン インします。

  2. Python ウィンドウにアクセスします。

    ArcGIS のインストールから Python へのアクセスの詳細については、以下のリソースをご参照ください:

  3. Python ウィンドウから EnableEnterpriseGeodatabase ArcPy 関数を実行します。

    作成したデータベース接続ファイルを使用して、前提条件の手順の一部としてアクセス可能な場所に配置した ArcGIS Server の認証ファイルを参照します。

    次の例では、ArcGIS Pro のインストールから EnableEnterpriseGeodatabase 関数が実行されています。 データベース接続ファイル (ssdbaas.sde) は ArcGIS Pro のプロジェクト フォルダー (C:\proprojects\pg_proj) に格納され、認証ファイル (keycodes) は C:\authcodes に格納されます。

    arcpy.management.EnableEnterpriseGeodatabase(r"C:\proprojects\pg_proj\ssdbaas.sde",r"C:\authcodes\keyfile")

    次の例では、Linux コンピューター上の ArcGIS Server のインストールから関数が実行されています。 データベース接続ファイル (ssdbaas.sde) は /usr/connectionfiles に格納され、キーコード ファイルはデフォルトの ArcGIS Server の場所に配置されます。

    arcpy.management.EnableEnterpriseGeodatabase("/usr/connectionfiles/ssdbaas.sde","/usr/arcgis/server/framework/runtime/.wine/drive_c/Program Files/ESRI/License/sysgen/keycodes")

これで、データベース インスタンスにジオデータベースが作成されました。

ジオデータベース作成に関連するメッセージは、sde_setup.log ファイルにあります。このファイルは、関数を実行した仮想マシンの TEMP 変数で指定されたディレクトリーに作成されます。 ジオデータベースの作成時に問題が発生した場合は、このファイルを確認して問題を解決します。

ArcGIS クライアントからの Python スクリプトの実行

ArcGIS Pro (Standard または Advanced) または ArcGIS Server コンピューターからスクリプトを実行してジオデータベースを作成するには、下記のスクリプトを使用できます。

ヒント:

ArcGIS Server コンピューターからの Python の実行の詳細については、「ArcGIS Server と ArcPy」をご参照ください。

データベースに接続して SQL Server データベース サービスにジオデータベースを作成する CreateDatabaseConnection および EnableEnterpriseGeodatabase ArcPy 関数を呼び出す Python スクリプトを実行するには、次の手順を実行します:

  1. .py 拡張子を付けてファイルを保存します。

  2. ユーザーのインスタンスに固有のオプションと情報を指定して、スクリプトを実行します。

    次の例では、データベース サービスと同じクラウド リージョンにある仮想マシンから enable_gdb.py ファイルが実行されています。

    この例では、Linux コンピューター上の ArcGIS Server のインストールからスクリプトが実行されています。 ここでは、us-east-1 リージョン (database-1-instance-1.zyxjtlpj9fer.us-east-1.rds.amazonaws.com) の Amazon Relational Database Service for SQL Server インスタンス内の myrdsdb というデータベースに接続しています。 キーコード ファイルは、ArcGIS Server コンピューター上の /usr/arcgis/auth に配置されました。

    ./enable_gdb.py --DBMS SQLSERVER -i database-1-instance-1.zyxjtlpj9fer.us-east-1.rds.amazonaws.com --auth DATABASE_AUTH -u sde -p sdeP@ss -D myrdsadb -l '/usr/arcgis/auth/keycodes'
    

    次の例では、Azure の Microsoft Windows コンピューターからスクリプトが実行されています。 Microsoft Azure SQL Database インスタンス my-instance.ssdbid987.database.windows.net の azuressd という名前のデータベースに接続しています。 キーコード ファイルは、デフォルトの ArcGIS Server の場所に配置されます。

    enable_gdb.py --DBMS SQLSERVER -i my-instance.ssdbid987.database.windows.net --auth DATABASE_AUTH
    -u sde -p EsDeeEpw -D azuressd -l '\\Program Files\ESRI\License\sysgen\keycodes'
    

    次の例では、ArcGIS Pro がインストールされているコンピューターからスクリプトが実行され、キーコード ファイルが Users\MyUser\Documents\AuthFiles\keycodes に配置されています。 スクリプトは、パブリック IP アドレス 98.765.43.210 を通じてアクセスされる Google Cloud SQL for SQL Server のデータベース (gcsss) に接続します。

    enable_gdb.py --DBMS SQLSERVER -i 98.765.43.210 --auth DATABASE_AUTH
    -u sde -p My.Passw0rd -D gcsss -l '\\Users\MyUser\Documents\AuthFiles\keycodes'
    
    ヒント:

    このスクリプトの構文ヘルプを取得するには、コマンド プロンプトに「-h」または「--help」と入力します。

これで、データベース インスタンスにジオデータベースが作成されました。

ジオデータベース作成に関連するメッセージは、sde_setup.log ファイルにあります。このファイルは、スクリプトを実行した仮想マシンの TEMP 変数または TMP 変数で指定されたディレクトリーに作成されます。 ジオデータベースの作成時に問題が発生した場合は、このファイルを確認して問題を解決します。

次の手順

データベース管理者は、データセットを作成するユーザーとそのユーザーに対応するスキーマを作成したり、編集者やデータ閲覧者用のユーザーを作成したり、これらのユーザーに適切な権限を付与したりできます。 データベース サービス プロバイダーの指示に従って、ログイン ロールとスキーマを作成します。