ビーコンの配置と構成
ArcGIS IPS エクステンションのライセンスが付与された ArcGIS 組織で利用できます。
ビーコン配置計画が完成したら、ビーコンを構成して施設内に配置します。 ビーコン配置時の手動データ入力を減らすために、IPS_Beacons_Inventory テーブルを設定することをおすすめします。 このワークフローは ArcGIS IPS Setup アプリ バージョン 1.9 以降と互換性があります。 ただし、ビーコンは IPS_Beacons_Inventory テーブルを使用しなくても配置できます。 この方法では、IPS_Beacons フィーチャクラスを直接更新します。これは、IPS Setup アプリ バージョン 1.6 以降と互換性があります。
ビーコン配置の際、IPS Setup アプリを使用して、配置計画のビーコン位置を調整したり、フィーチャの属性値を現場で直接更新することができます。 最適な結果を得るため、設置と構成の手順に従ってください。
ビーコン配置のための IPS_Beacons_Inventory テーブルの構成
IPS_Beacons_Inventory テーブルは、ビーコン配置の簡素化のために IPS Setup アプリで使用されます。 このテーブルには、配置が計画されているビーコンに関する情報が格納されています。 ビーコン配置時に、ビーコン識別子 (BEACON_ID または MAC_ADDRESS) を入力すると、IPS_Beacons_Inventory テーブルに必要なフィールドが自動的に設定されます。 ビーコン識別子を使用すると、IPS_Beacons フィーチャクラスに必要な属性値をインポートできます。
IPS_Beacons_Inventory テーブルを設定するために、配置するすべてのビーコンの構成が含まれているリストがあることを確認してください。 通常、このファイルは CSV ファイルで、ビーコン ベンダーから提供されています。 ビーコン属性は IPS_Beacons_Inventory テーブルの次のフィールドに設定する必要があります:
| Field | 値 |
|---|---|
UUID |
iBeacon プロトコルで定義されている、ビーコンの一意識別子 (UUID) |
MAJOR |
ビーコンに割り当てられているグループ識別子 |
MINOR |
そのグループ内のビーコンの識別子 |
RSSI_1M |
ビーコンから 1 メートルの距離の信号強度 (RSSI) |
注意:
一部のビーコン ベンダーからは RSSI_1M フィールドの値が提供されていない場合があります。 代わりに、簡易的な送信伝送レベルと、伝送レベルとビーコンから 1 メートルの距離の RSSI をマッピングした別個のドキュメントが提供されていることがあります。 RSSI_1M フィールドは、データ管理ツールボックスの フィールド演算 ツールを使用して設定できます。
さらに、BEACON_ID または MAC_ADDRESS フィールドを設定する必要があります:
| Field | 値 |
|---|---|
BEACON_ID |
Bluetooth ビーコンを一意に識別する短い英数字の文字列 |
MAC_ADDRESS |
Bluetooth ビーコンを一意に識別する 48 ビットの識別子 |
IPS_Beacons_Inventory テーブルにビーコン属性を設定するには、次の手順を実行します:
ArcGIS Pro を起動します。
IPS 用に作成したマップを開くか、マップを作成します。
ビーコン ベンダーが提供するビーコン構成ファイルと IPS_Beacons_Inventory テーブルをマップに追加します。
リボンの 解析 タブをクリックして、ツール
をクリックします。ジオプロセシング ウィンドウが表示されます。
ジオプロセシング ウィンドウで、ツールボックス タブをクリックします。
検索バーに アペンド と入力します。
ヒント:
データ管理ツール > 一般 の順に展開し、アペンド をクリックしてもかまいません。
ジオプロセシング ウィンドウにツールが表示されます。
アペンド ツールのパラメーターを次のように設定します。
ターゲット データセット - IPS_Beacons_Inventory テーブルを選択します。
入力データセット - ビーコン ベンダーから取得したビーコン CSV ファイルを使用します。
フィールド マッチング タイプ - フィールド マップを使用してフィールドの違いをリコンサイル に設定します。
フィールド マップ -
UUID、MAJOR、MINORRSSI_1M、およびBEACON_IDまたはMAC_ADDRESSフィールドがマッピングされていることを確認します。注意:
一部のビーコン ベンダーからはすべてのフィールドは提供されていない場合があります。 フィールドの追加オプションを使用して IPS_Beacons_Inventory テーブルにフィールドを手動で作成し、ArcGIS IPS Information Model のスキーマに従っていることを確認します。
実行 をクリックします。
ビーコン配置プロセスで IPS_Beacons_Inventory テーブルを使用できるようになりました。 配置後は、ビーコン フィーチャを使用して、サーベイなしの IPS 測位データセットを生成できます。
ヒント:
ビーコン配置後は、IPS Setup アプリ 1.8 以降を使用してビーコンのメンテナンスを実施し、ビーコン健全性のデータを監視および収集できます。
IPS_Beacons_Inventory テーブルを使用しないビーコンの配置および構成
IPS_Beacons_Inventory テーブルを使用していない場合は、ビーコン配置時にビーコン識別子を IPS Setup アプリにスキャンまたは入力した後に、残りのビーコン属性を設定する必要があります。 これは、次の 2 つの方法のいずれかで実行できます:
IPS Setup アプリで属性を手動で入力する。
以下の手順を使用して、ArcGIS Pro で IPS_Beacons フィーチャクラスのフィールドを計算する。
サーベイなしの方法で IPS 測位データセットを作成するには、各ビーコン フィーチャの次のフィールドにビーコン属性を設定する必要があります。 詳細については、ArcGIS IPS モデルの「IPS_Beacons フィーチャクラス」をご参照ください。
| Field | 値 |
|---|---|
LEVEL_ID |
ビーコンが設置されるレベルの識別子 |
RSSI_1M |
ビーコンから 1 メートルの距離の信号強度 (RSSI) |
UUID |
iBeacon プロトコルで定義されている、ビーコンの一意識別子 (UUID) |
MAJOR |
ビーコンに割り当てられているグループ識別子 |
MINOR |
そのグループ内のビーコンの識別子 |
ビーコン属性を確定する前に、配置したビーコンの最新の構成が含まれているファイルがあることを確認します。 通常、このファイルは CSV ファイルで、ビーコン ベンダーから提供されています。
ビーコン配置プロセスの終了時には、各ビーコン フィーチャに BEACON_ID または MAC_ADDRESS フィールドが設定されている必要があります。 これらのフィールドは、残りの属性値を CSV ファイルから IPS_Beacons フィーチャクラスにインポートする際のキーとして機能します。 さらに、ビーコンを正しいレベル フィーチャにリンクする LEVEL_ID フィールドが設定されている必要があります。
ビーコン属性を確定するには、次の手順を実行します:
ArcGIS Pro を起動します。
IPS 用に作成したマップを開くか、マップを新規作成します。
ビーコン ベンダーが提供するビーコン構成ファイルと IPS_Beacons フィーチャクラスをマップに追加します。
コンテンツ ウィンドウで IPS_Beacons フィーチャクラスを右クリックし、結合とリレート から テーブルの結合 を選択します。
入力テーブル を IPS_Beacons に設定します。
入力フィールド をビーコン配置時に設定された
BEACON_IDまたはMAC_ADDRESSに設定します。結合テーブル をビーコン ベンダーから提供されたビーコン構成ファイルに設定します。
結合フィールド を
BEACON_IDまたはMAC_ADDRESSに設定します。
OK をクリックします。
リボンの 解析 タブをクリックして、ツール
をクリックします。ジオプロセシング ウィンドウが表示されます。
ジオプロセシング ウィンドウで、ツールボックス タブをクリックします。
検索ボックスで フィールド演算 (複数) と入力します。
ヒント:
データ管理ツール > フィールド の順に展開し、フィールド演算 (複数) をクリックしてもかまいません。
ジオプロセシング ウィンドウにツールが表示されます。
フィールド演算 (複数) ツールのパラメーターを次のように設定します:
入力テーブル - IPS_Beacons
式のタイプ - 式のタイプを選択します。
フィールド - まだ設定されていない
BEACON_ID、MAC_ADDRESS、LEVEL_ID、RSSI_1M、UUID、MAJOR、MINORの各フィールドに対して、対応する結合フィールドの値と一致する式を設定します。たとえば、式のタイプ が Python の場合、結合した
MAJOR列からすべての値を IPS_Beacons のMAJOR列にコピーするには、フィールド名 (既存または新規) オプションにMAJOR、式 オプションに!Major!と入力します。注意:
一部のビーコン ベンダーからは
RSSI_1Mフィールドの値が提供されていない場合があります。 代わりに、簡易的な送信伝送レベルと、伝送レベルとビーコンから 1 メートルの距離の RSSI をマッピングした別個のドキュメントが提供されていることがあります。RSSI_1Mフィールドは、データ管理ツールボックスの フィールド演算 ツールを使用して設定できます。
実行 をクリックします。
ビーコン フィーチャはサーベイなしの IPS 測位データセットの生成に使用できます。
必要に応じて、TRANSMITTER_ID フィールドを構成できます。 これは、生成された IPS 測位信号とビーコン フィーチャを比較するときに役立ちます。 フィールド演算 ツールを使用して、UUID、MAJOR、MINOR フィールドをピリオドで区切って連結することで値を定義します。