appSettings.json ファイルの参照
appSettings.json ファイルは、ArcGIS Documentation Center でアプリケーション設定を保存するために使用する構成ファイルです。 IT 管理者はカスタム appSettings.json ファイルを作成およびデプロイして、複数のユーザー向けにアプリを構成できます。 このトピックでは、このファイルのすべての設定について説明します。
appSettings.json の構造
appSettings.json ファイルは次の構造を持つ JSON ファイルです:
{
"init": <boolean>,
"allowedHosts": <string>,
"endpoints": {
"documentationSets": {
"url": <string>
},
"webHelp": {
"url": <string>
},
"softwareUpdate": {
"url": <string>
}
},
"webServer": {
"defaultFileNames": [<string>, ...],
"portPreferences": [
{
"order": <number>,
"port": <number>
},
...
],
"portScan": {
"minValue": <number>,
"maxValue": <number>,
"limit": <number>
},
"rootFolder": <string>
},
"language": <string>,
"theme": <string>
appSettings.json パラメーター
init
- タイプ: ブール値
アプリが設定で初期化されているかどうかを示します。 これは、初めて構成ウィザードが完了した後に true に設定されます。 IT 管理者は、これを true に設定することで、アプリの初回起動時に構成ウィザードをスキップできます。 init を false に設定すると、ユーザーがアプリを起動した際に構成ウィザードが開きます。カスタム appSettings.json ファイルをデプロイする場合は、構成ウィザードが開いてカスタム設定が上書きされることがないように init を true に設定してください。
allowedHosts
- タイプ: string
アプリがアクセスできるホストを指定します。 この設定を使ってネットワーク アクセスを制御します。 次の値に設定できます:
*(アスタリスク): すべてのホストへのアクセスを許可します。特定のホストのカンマ区切りリスト (
doc.esri.com,example.comなど)。 一般的に、複数のホストの指定は必要ありません。単一のホスト: 1 つのホスト (
doc.esri.comなど) のみへのアクセスを許可します。空文字列 (
""): すべてのネットワーク アクセスをブロックします。 これにより、ドキュメント セットのダウンロードなど、ネットワーク アクセスが必要な機能が無効化されます。 この設定を使って、アプリがインターネットにアクセスできないようにすることができます。 共有ルート フォルダーを使用している場合は、ユーザーがドキュメント セットをダウンロードできないようにすることもできます。
endpoints
- タイプ: オブジェクト
アプリで使用されるさまざまなサービスの URL エンドポイントを含みます。各エンドポイントには、そのサービスの URL を指定する url プロパティがあります。 一般的に、これらの URL の変更は必要ありません。
エンドポイントの URL に空の文字列を指定することでそれらのサービスへのアクセスを無効にできますが、アプリがインターネットにアクセスできないようにする場合は、上記のように allowedHosts を空の文字列に設定することをおすすめします。
endpoints.documentationSets.url
- タイプ: string
アプリでユーザーがドキュメント セットを参照してダウンロードできる ライブラリー タブに使用される URL です。 デフォルトの URL は、ドキュメント セットの Esri のオンライン リポジトリーである https://doc.esri.com/offline-help/packages/all です。
一般的に、この URL の変更は必要ありません。
Web ブラウザーでデフォルトの URL に直接アクセスしても、ドキュメント セットは表示されません。 この URL にアクセスできるのはアプリだけです。
endpoints.webHelp.url
- タイプ: string
ユーザーが メニュー > ヘルプ ボタンから ArcGIS Documentation Center のヘルプを開く際に使われる、オンライン バージョンのドキュメントの URL です。
一般的に、この URL の変更は必要ありません。
endpoints.softwareUpdate.url
- タイプ: string
このプロパティは現在アプリで使用されていません。
webServer
- タイプ: オブジェクト
アプリに付属しているローカル Web サーバーの設定を含みます。 サブプロパティには defaultFileNames、portPreferences、portScan、rootFolder があり、以下で詳しく説明します。
webServer.defaultFileNames
- タイプ: 文字列の配列
特定のパスが定義されていない場合に開くファイル名とファイル タイプを指定します。 一般的に、このオブジェクトの変更は必要ありません。
デフォルト値は ["index.html", "default.html"] です。
webServer.portPreferences
- タイプ:
orderおよびportプロパティを含むオブジェクトの配列
order プロパティは、指定された port をローカル サーバーが使用する優先順位を定義します。 アプリはまず、order が 0 のポート、その後 order が 1 と 2 のポートの使用を試します。
port プロパティはローカル サーバーで使用するポート番号を指定します。 デフォルトのポート番号は 13774、13322、14357 です。
優先ポートがどれも利用できない場合は、アプリが webServer.portScan 設定を使って利用可能なポートを自動的に検索します。
すべてのポート番号が同じである場合、アプリはその 1 つのポート番号だけを試し、そのポートが使用できない場合は、利用可能なポートの自動検索にフォールバックします。
webServer.portScan
- タイプ:
minValue、maxValue、limitプロパティを含むオブジェクト
minValue および maxValue プロパティは、webServer.portPreferences で定義された優先ポートが利用できない場合に、利用可能なポートをスキャンするためのポート番号の包含範囲を定義します。 limit プロパティは、その範囲内で中止するまでに試してみるランダムなポートの数を定義します。
デフォルトの範囲は 30000 ~ 20000 で、デフォルトの試行回数は 10 です。
単一のフォールバック ポートに制限するには、minValue と maxValue を同じポート番号に設定し、limit を 1 に設定します。
webServer.rootFolder
- タイプ: string
ドキュメント セットがダウンロードおよびアクセスされるルート フォルダーを指定します。 これはローカル パスまたはネットワーク パスにすることができます。 デフォルト値は C:\\Users\\<username>\\Documents\\ArcGIS\\DocCenter\\rootFolder で、<username> は Windows のユーザー名です。
共有ルート フォルダーのネットワーク パスを指定するには、UNC 形式 (\\\\<server_name>\\<folder_path>) を使用します。 たとえば、Polaris という名前のサーバーに、ドキュメント セットが格納される共有ルート フォルダー doc_share\arcgis_docsets がある場合は \\\\Polaris\\doc_share\\arcgis_docsets になります。
language
- タイプ: string
アプリのインターフェイスの表示言語を指定します。 有効な値は、下記の言語コードです。
de: ドイツ語en: 英語es: スペイン語fr: フランス語ja: 日本語ru: ロシア語zh-CN: 簡体字中国語
表示言語はダウンロードされたドキュメント セットの言語と異なる場合があります。 たとえば、ユーザーはアプリのインターフェイスを英語で表示し、日本語のドキュメント セットをダウンロードすることができます。
表示言語に基づいて、アプリ内のドキュメント セットのリストにはデフォルトのフィルターが適用されます。 たとえば、表示言語が英語の場合、アプリにはデフォルトで英語コンテンツのドキュメント セットのみが表示されます。 ユーザーはフィルターを解除して、他の言語のドキュメント セットを表示およびダウンロードできます。
theme
- タイプ: string
アプリのインターフェイスのテーマを指定します。 有効な値は次のとおりです:
Theme.Auto: アプリはオペレーティング システムのテーマと同じテーマを使用します。 ユーザーが Windows のテーマをライトに設定している場合、アプリはライト テーマを使用します。 ユーザーが Windows のテーマをダークに設定している場合、アプリはダーク テーマを使用します。Theme.Light: アプリはライト テーマを使用します。Theme.Dark: アプリはダーク テーマを使用します。