ナレッジ グラフの構成
ナレッジ グラフを作成する際に、デフォルト構成を変更することができます。 プロセスを開始して一般的なプロパティを設定するには、「プロジェクトでの調査の作成」をご参照ください。
ユーザーが基になるデータを編集できるようにナレッジ グラフを構成したり、ナレッジ グラフ データの管理方法を構成したり、Document エンティティーと HasDocument リレーションシップがサポートされる方法を定義することができます。 また、一部のサービスレベル パラメーターも構成できます。 構成可能なプロパティは、お使いのソフトウェア バージョンと、ナレッジ グラフでホスト グラフ ストアまたは NoSQL データ ストアのどちらを使用するかによって異なります。
ナレッジ グラフの構成
次の手順を実行して、ナレッジ グラフの操作とプロパティを構成します。 これらの設定は、作成される ArcGIS Knowledge Server サービスの定義の一部として保存されます。
調査の作成ウィザードの ナレッジ グラフの定義 ページで、デフォルト構成を使用したナレッジ グラフの作成の説明に従って 一般 タブの情報を指定します。
データ ストア で行った選択を記録しておきます。この選択はナレッジ グラフの構成方法に影響します。
構成 タブをクリックします。
構成 タブには、ファイル ナレッジ グラフまたはナレッジ グラフ サービスの設定を変更できる複数のタブがあります。
適切なタブをクリックして、ナレッジ グラフの設定を構成します。
完了 をクリックします。
ナレッジ グラフ サービスが作成されます。
編集権限の構成
ナレッジ グラフ サービスの所有者と ArcGIS Enterprise ポータル管理者は常にデータを編集できます。 デフォルトでは、編集がオンにならない限り、他のユーザーはこのナレッジ グラフのデータを変更することはできません。 十分な権限を持つユーザーに対して編集操作を構成するには、次の手順を実行します:
注意:
ユーザー管理のデータを含む NoSQL データ ストアを使用するナレッジ グラフに編集権限を追加することはできません。 このオプションは、ファイル ナレッジ グラフでは使用できません。
編集権限の構成 タブ
をクリックします。編集権限の有効化 切り替えボタンをオンにすると、他のユーザーがナレッジ グラフ サービスのデータを編集できるようになります。
十分な権限を持つ他のユーザーに認める編集操作のタイプを選択します。
次の表に、編集操作の説明を示します:
追加
編集者はエンティティーとリレーションシップをナレッジ グラフに追加できます。 編集者は新しいエンティティー タイプとリレーションシップ タイプを定義して、プロパティを追加できます。 編集者はマップ上に新しいエンティティーを作成して、そのエンティティーのジオメトリーを定義できます。 このオプションは、デフォルトで有効になっています。 エンティティーとリレーションシップが作成されたら、編集者がエンティティー、リレーションシップ、プロパティ、ジオメトリーを変更できるように 更新 オプションを有効にする必要があります。
削除
編集者はフィーチャを削除できます。 このオプションは、デフォルトで有効になっています。
更新
このオプションを有効にすると、プロパティとジオメトリー オプションがデフォルトで有効になり、編集者がエンティティーとリレーションシップのプロパティおよびエンティティーのジオメトリーを更新できるようになります。 編集者が既存のエンティティーとリレーションシップのプロパティのみを更新できるようにするには、プロパティのみ を選択します。 この場合、編集者は既存のエンティティーのジオメトリーを変更できません。
編集情報の記録の構成
編集情報の記録オプションにより、すべてのナレッジ グラフ エンティティー タイプとリレーションシップ タイプに 4 つのプロパティが追加され、データの作成者と編集者、変更が加えられた時間を追跡できます。 ナレッジ グラフ サービスでの編集情報の記録を定義する方法を構成するには、次の手順を実行します。 これらの設定は、作成される ArcGIS Knowledge Server サービスの定義の一部として保存されます。
注意:
ユーザー管理のデータを含む NoSQL データ ストアを使用するナレッジ グラフに編集情報の記録を追加することはできません。 このオプションは、ファイル ナレッジ グラフでは使用できません。
編集情報の記録を構成 タブ
をクリックします。編集情報の記録を有効化 切り替えボタンをオンにして、ナレッジ グラフ サービスのデータを変更したユーザーを記録します。
必要に応じ、ナレッジ グラフで編集情報の記録のプロパティを定義する方法を構成します。
編集情報の記録がオンの場合、以下に示す一連のプロパティが、すべてのナレッジ グラフ データに対して作成されます。 これらのプロパティにカスタム名を指定した場合、調査でデータを探索する際に、その名前が表示されます。
created_user
ナレッジ グラフでデータを作成したユーザー名。 デフォルトのプロパティ名は created_user です。
created_date
ナレッジ グラフでデータが作成された日時。 値は MM/DD/YYYY の UTC 形式で表示されます。 デフォルトのプロパティ名は created_date です。
last_edited_user
ナレッジ グラフで、最近データを更新したユーザー。 デフォルトのプロパティ名は last_edited_user です。
last_edited_date
ナレッジ グラフ内のデータが最後に変更された日時。 値は MM/DD/YYYY の UTC 形式で表示されます。 デフォルトのプロパティ名は last_edited_date です。
ナレッジ グラフが作成されると、指定したテキストが編集情報の記録のプロパティを識別するために使用されます。

ドキュメントの構成
ナレッジ グラフのドキュメントを参照して、エンティティーまたはそのエンティティーが属しているリレーションシップへのコンテキストの提供を行うことができます。 ナレッジ グラフ内のドキュメントは、そのドキュメントが格納されている場所にあるファイル、またはインターネット上にある Web サイトまたはドキュメントを参照します。 ナレッジ グラフでのドキュメントの表現方法を構成できます。 これらの設定は、作成される ArcGIS Knowledge Server サービスの定義の一部として保存されます。
注意:
ユーザー管理のデータを含む NoSQL データ ストアを使用するナレッジ グラフにドキュメントを追加することはできません。 ドキュメントは、ファイル ナレッジ グラフ、およびホストされたデータ ストアまたは ArcGIS 管理のデータを含む NoSQL データ ストアを使用するナレッジ グラフ サービスで常に使用可能で、オフにすることはできません。
ナレッジ グラフでの文書の表現方法を構成するには、次の手順を実行します:
ドキュメントの構成 タブ
をクリックします。ドキュメント エンティティー タイプ名 テキスト ボックスに、データ モデル内でナレッジ グラフによって参照されるドキュメントを表すエンティティー タイプの名前を入力します。
デフォルト値は「Document」です。 デフォルト値では、ドキュメントをナレッジ グラフに追加すると、Document エンティティー タイプの新しいエンティティーが作成されます。 たとえば、すべてのドキュメントが写真の場合、このエンティティー タイプの名前を Photo に変更できます。
HasDocument リレーションシップ タイプ名 テキスト ボックスに、データ モデル内でナレッジ グラフのエンティティーとそのエンティティーに関連付けられたドキュメントの間のリレーションシップを表すリレーションシップ タイプの名前を入力します。
デフォルト値は「HasDocument」です。 デフォルト値では、ドキュメントを Person エンティティーなどのナレッジ グラフの特定のエンティティーに追加すると、Person エンティティーと Document エンティティーの間に HasDocument リレーションシップ タイプの新しいリレーションシップが作成されます。 ドキュメントの格納に使用するエンティティー タイプにカスタム名を指定した場合、このリレーションシップ タイプの名前も変更できます。 たとえば、リレーションシップ タイプの名前を HasPhoto に変更できます。
必要に応じて、ドキュメント エンティティー タイプの定義方法を構成します。
すべてのナレッジ グラフのすべてのドキュメントで必須または強く推奨されている情報もあります。 各ドキュメント エンティティーでは、デフォルトで以下に示すプロパティ セットが作成され、これらの情報を入力することができます。 これらのプロパティにカスタム名を指定した場合、調査でドキュメントを定義および探索する際に、その名前が表示されます。
text
ドキュメント内のすべてのテキストが抽出され、このプロパティに格納されます。 デフォルトのプロパティ名は「text」です。
url
ドキュメントの場所がこのプロパティに格納されます。 この値には、インターネット上で利用可能な Web サイトまたはドキュメントへの URL か、またはネットワーク上のドキュメントへのアクセスに使用できるファイル パスを指定できます。 デフォルトのプロパティ名は「url」です。
keywords
このプロパティには、ドキュメントの検索に役立つキーワードを指定できます。 デフォルトのプロパティ名は「keywords」です。
name
ドキュメントのファイル名です。 たとえば、
notes.txtという名前のファイルをナレッジ グラフに追加すると、そのファイル名が格納されます。 デフォルトのプロパティ名は「name」です。contentType
参照されるドキュメントに含まれているデータのタイプが、MIME (多目的インターネット メール拡張) タイプとしてこのプロパティに格納されます。 たとえば、単純なテキスト ファイルをナレッジ グラフに追加すると、値「text/plain」が記録されます。 デフォルトのプロパティ名は「contentType」です。
title
このプロパティには、ドキュメントのタイトルを指定できます。 デフォルトのプロパティ名は「title」です。
metadata
このプロパティには、ドキュメントを説明するメタデータを指定できます。 デフォルトのプロパティ名は「metadata」です。
fileExtension
参照されるドキュメントがファイルの場合に、ファイル拡張子が記録されます。 Web サイトの場合、ファイル拡張子
.htmが格納されます。 デフォルトのプロパティ名は「fileExtension」です。ナレッジ グラフが作成されると、指定したテキストがドキュメント エンティティー タイプのプロパティの識別に使用されます。

来歴の構成
来歴を追加することで、ナレッジ グラフの情報の生成元を説明できます。 ナレッジ グラフでの来歴の格納方法を構成できます。 これらの設定は、作成される ArcGIS Knowledge Server サービスの定義の一部として保存されます。
注意:
ファイル ナレッジ グラフ、またはユーザー管理のデータを含む NoSQL データ ストアを使用するナレッジ グラフに来歴を追加することはできません。
来歴のストレージを構成するには、次の手順を実行します:
来歴の構成 タブ
をクリックします。来歴の有効化 切り替えボタンをオンにして、エンティティーまたはリレーションシップのプロパティに格納される情報の生成元を記述します。
来歴名 テキスト ボックスに、ナレッジ グラフに格納されている情報ソースを定義するレコードの識別に使用する名前を入力します。
デフォルト値は Provenance です。 たとえば、この設定で指定した値は、カタログ ウィンドウおよびカタログ ビューで調査の メタ タイプ リストを参照する際に表示され、来歴レコードを表示する際に調査の タイプ 列にも表示されます。
必要に応じて、来歴レコードのプロパティの定義方法を構成します。
すべてのナレッジ グラフのすべての来歴レコードで必須または強く推奨されている情報もあります。 デフォルトで以下に示すプロパティ セットが作成され、各来歴レコードでこれらの情報を入力することができます。 これらのプロパティにカスタム名を指定した場合、調査で来歴レコードを定義および探索する際に、その名前が表示されます。
instanceID
このプロパティには、来歴レコードに関連付けられたエンティティーまたはリレーションシップの Global ID 値が格納されます。 デフォルトのプロパティ名は instanceID です。
sourceType
このプロパティには、この来歴レコードに関連付けられたソース資料のタイプが格納されます。 サポートされるソース タイプは、Document、URL、String です。 デフォルトのプロパティ名は sourceType です。
sourceName
このプロパティには、ソース資料の名前を指定します。 sourceType 値が Document の場合、この値には Document エンティティーの name プロパティが設定されます。 sourceType 値が URL または String の場合、Web サイトの名前やインタビューされた人物の名前などのテキストを指定できます。 デフォルトのプロパティ名は sourceName です。
source
このプロパティにより、情報のソースが識別されます。 デフォルトのプロパティ名は source です。
sourceType 値が Document の場合、来歴レコードは、以前にナレッジ グラフに追加されたドキュメントを参照します。
sourceType 値が URL の場合、値にはインターネット上の Web サイトまたはドキュメントの場所、またはネットワーク上のドキュメントにアクセスするファイル パスを指定できます。
sourceType 値が String の場合、値はテキストで、ソース資料へのアクセスに関する情報または手順を指定できます。
comment
このプロパティを使用すると、ソース資料に関する備考や、この来歴レコードに関連付けられたエンティティーまたはリレーションシップとの関連性を記述できます。 デフォルトのプロパティ名は comment です。
typeName
このプロパティには、来歴レコードに関連付けられたエンティティーまたはリレーションシップのタイプが格納されます。 たとえば、来歴レコードが人名を表している場合、エンティティー タイプ名 Person が格納されます。 デフォルトのプロパティ名は typeName です。
propertyName
このプロパティは、来歴レコードに関連付けられたエンティティーまたはリレーションシップのプロパティを識別します。 たとえば、来歴レコードが人物の誕生日を表している場合、プロパティ名 birthDate が格納されます。 デフォルトのプロパティ名は propertyName です。
ナレッジ グラフが作成されると、指定したテキストが来歴レコードのプロパティの識別に使用されます。

必要に応じて、来歴レコードのソース タイプの定義方法を構成します。
来歴レコードを定義する場合、以下の 3 つのソース タイプがサポートされています。 これらのタイプにカスタム名を指定した場合、調査で来歴レコードを定義し探索する際に、その名前が表示されます。 これらのソース タイプの値は来歴レコードの sourceType プロパティに格納されます。
Document
このタイプを選択した場合、来歴レコードはナレッジ グラフのドキュメントを参照します。 この sourceType 値のデフォルト名は Document です。
URL
このタイプを選択した場合、来歴レコードには、ソース ドキュメントがインターネットまたはネットワーク上で配置されている場所が格納されます。 この sourceType 値のデフォルト名は URL です。
String
このタイプを選択した場合、情報、ソース自体の説明、ソース資料へのアクセス方法を入力できます。 この sourceType 値のデフォルト名は String です。
ナレッジ グラフが作成されると、指定したテキストは、来歴レコードが説明するソース資料のタイプの識別に使用されます。

パラメーターの構成
ナレッジ グラフのパラメーターを構成するには、次の手順に従います。 これらの設定は、作成される ArcGIS Knowledge Server サービスの定義の一部として保存されます。
注意:
このオプションは、ファイル ナレッジ グラフでは使用できません。 ナレッジ グラフ サービスでは常に使用可能です。
パラメーターの構成 タブ
をクリックします。プロパティ で サーバーから返される最大レコード数 の値を指定します。
このプロパティは、openCypher クエリーによってか、または調査、マップ、リンク チャートにデータを表示するときに返されるグラフ アイテムの数を指定します。 数が多くなると、パフォーマンスが低下することがあります。 デフォルト値は 10,000 です。
検索処理中にサーバーから返される最大レコード数 の値を指定します。
このプロパティは、エンティティーとリレーションシップのインデックス付きのプロパティを対象とする検索によって返されるグラフ アイテムの数を指定します。 数が多くなると、パフォーマンスが低下することがあります。 デフォルト値は 2,000 です。