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Dublin Core+ メタデータの作成

Dublin Core は、DCMI (Dublin Core Metadata Initiative) によって定義された用語集であり、インターネットを通じてリソースを文書化し、発見するために利用できます。 DCMI メタデータ用語は、情報交換のための学際的なアプローチをサポートします。

Dublin Core として知られる当初の 15 の用語セットは、現在では 50 以上の用語にまで成長しています。 DCMI メタデータ用語は、相互運用性を促進するために、特定の分野やアプリケーションに特有の用語と組み合わせて使用されるように設計されています。 この文脈で、Esri は DCMI の用語集を拡張し、空間データを記述するための重要な用語を加え、Dublin Core+ メタデータ スタイルを作成しました。 このスタイルは IT 標準に基づいていますが、引き続き軽量な用語集となっており、専用の空間メタデータ標準でカバーされる基本的な概念が含まれています。

Dublin Core+ メタデータ スタイルは、ArcGIS システム全体で一貫した体験を提供します。 これは、新しい ArcGIS Online 組織やバージョン 12.0 以降の新しい ArcGIS Enterprise ポータルにおけるデフォルトのメタデータ スタイルです。

DCMI は ISO 15836-1 および ISO 15836-2 など、Dublin Core に基づく多くの標準を発表しています。 一方で、DCMI は文書を特定の形式でシリアル化することは要求していません。 DCMI では、DCMI メタデータ用語の検証用に多くのスキーマを提供しています。 ArcGIS システムでは、Dublin Core+ メタデータは、RDF/XML 形式にエクスポートされ、DCMI の Web サイトで利用可能なスキーマを使用して検証できます。

このトピックでは、Dublin Core+ メタデータ スタイルを用いて ArcGIS Pro でメタデータを作成するワークフローについて説明します。

ArcGIS Pro の構成

Dublin Core+ メタデータを作成する最初のステップは、ArcGIS Pro を正しく構成することです。 オプション ダイアログ ボックスで、メタデータ スタイル ドロップダウン リストから Dublin Core+ を選択します。 これにより、メタデータ ビューでメタデータを編集するときに、表示される提案やエラーが Dublin Core+ に基づくことになります。

Dublin Core+ メタデータ スタイルは ArcGIS Pro の ArcGIS メタデータ エディターでのみサポートされています。 以前に、別のメタデータ スタイルでメタデータを作成するために ArcGIS Pro クラシック メタデータ エディターを使用していた場合、Dublin Core+ を選択するとメタデータ エディターの設定が自動的に ArcGIS メタデータ エディターに変更されます。 警告メッセージは、以前選択したメタデータ エディターが Dublin Core+ メタデータ スタイルに適していないことを示します。

このメタデータ スタイルでは、アイテムのすべてのメタデータ コンテンツをカタログ ビューに表示できます。 ArcGIS Pro で設定したメタデータ スタイルが組織の別の場所で使用されるメタデータ スタイルと一致しない場合、ArcGIS システムでメタデータを表示および編集するときに不整合が生じる可能性があります。

注意:

ArcGIS システムは、ArcGIS メタデータ形式のメタデータに対してのみ機能します。 メタデータ コンテンツを Dublin Core ベースの形式で保存している場合、そのコンテンツを ArcGIS Pro や ArcGIS システムの別の場所で直接使用することはできません。 このメタデータ コンテンツをカタログ ビューで表示しようとすると、この情報は使用できないことを通知するメッセージが表示されます。 このメタデータ コンテンツはブラウザーで表示できます。

Dublin Core+ メタデータの作成

次の手順に従って、ArcGIS Pro のメタデータ エディターを使って Dublin Core+ メタデータを作成できます。

  1. メタデータ ビューでアイテムのメタデータを編集します。

    メタデータ ビューに、ArcGIS メタデータ編集の 必須のメタデータ ページが表示されます。

  2. メタデータ ビューの幅を調節して、3 列をすべて表示します。

    ArcGIS メタデータ エディターの必須のメタデータ ページには 3 つの列があり、3 番目の列に必須エレメントがリストされます。

  3. メタデータ エディターの 3 番目の列にある 必須 タブをクリックします。

現在のメタデータ スタイルで必要なメタデータ エレメントが、メタデータ エディターの 3 番目の列にある 必須 タブにリストされています。 メタデータ エレメントが表示されるカードの名前がエレメント名の下に表示されています。 一部のエレメントは複数のカードに含まれています。

以下の表の各行は、必要な Dublin Core+ メタデータ用語の 1 つについて説明しています。 ArcGIS メタデータ エディターでのエレメント名とともに、そのエレメントが存在するメタデータ エディターのページとカードが示されています。 要件列は Dublin Core+ メタデータの用語を示し、指定すべき内容について説明しています。

メタデータ編集ページ

Dublin Core+ の要件を満たす

タイトル - 必須のメタデータ ページのアイテム説明カード

タイトル - アイテムのわかりやすいタイトル。 ArcGIS システムはデフォルトでアイテム名や関連ファイル名をタイトルに追加することがありますが、わかりやすいタイトルの方がリソースの記録や発見に役立ちます。 タイトル テキスト ボックスに適切な値を入力します。

エンティティー名の名前 (ラベル) - 必須のメタデータ ページのデータ ディクショナリー カード

ディクショナリーのタイトル - このメタデータ文書で記述されているデータのクラスまたはテーブルの名前。 このアイテム タイプでサポートされている場合、メタデータ同期プロセスを使用して追加できます。 必要に応じて、カタログ ウィンドウや エンティティーの名前 (ラベル) テキストボックスのカタログ ビューに表示されているテーブル名やクラス名を入力します。 このエレメントは説明的なタイトルを提供するものではありません。

Esri は、Dublin Core+ 用語を使ってアイテムの属性テーブルやデータ ディクショナリーをリソースとして記述しやすくするために用語を追加していますが、タイトルはリソースを記述するための標準的な Dublin Core 用語となります。

フィールド名 - 必須のメタデータ ページのデータ ディクショナリー カード

属性タイトル - 属性テーブル内のフィールド名。 このアイテム タイプでサポートされている場合、メタデータ同期プロセスを使用して追加できます。 必要に応じて、フィールド名 テキスト ボックスに実際の名前を入力します。 このエレメントはフィールドの説明的なタイトルやエイリアスを提供するものではありません。 必須 タブには、テーブル内の各フィールドごとに 1 つのエントリーがあります。

Esri は、Dublin Core+ 用語を使って属性テーブルのフィールドをリソースとして記述しやすくするために用語を追加していますが、タイトルはリソースを記述するための標準的な Dublin Core 用語となります。

フィールド タイプ -- 必須のメタデータ ページのディクショナリー カード

属性タイプ - 属性テーブル内のフィールドのデータ タイプ。 このアイテム タイプでサポートされている場合、メタデータ同期プロセスを使用して追加できます。 必要に応じて、フィールド タイプ テキスト ボックスにデータ タイプを入力します。 必須 タブには、テーブル内の各フィールドごとに 1 つのエントリーがあります。

Esri は、Dublin Core+ 用語を使って属性テーブルのフィールドをリソースとして記述しやすくするために用語を追加していますが、タイプはリソースを記述するための標準的な Dublin Core 用語となります。

Dublin Core+ コンテンツを作成するベスト プラクティス

ベスト プラクティスに従うと、ArcGIS で作成したメタデータは正確でより簡単に管理できるようになり、将来的に、必要に応じてその他のメタデータ スタイルと形式への移行がシームレスになります。

不適切な値や不明な値

メタデータ エレメントの値が不明または不適切な場合、ArcGIS でメタデータを編集するときに、その値は空白のままにしておきます。 他のメタデータ標準では、必須とみなされるエレメントが異なり、エクスポートされる XML ファイルの値の不確実性や欠落を示す方法も異なります。 各スタイルのエクスポーターが状況を適切に処理します。

編集できない、または編集してはならないコンテンツ

ほとんどのアイテムの場合、ArcGIS Pro が必要に応じて、アイテム固有のプロパティをそのメタデータに記録できます。 これは、アイテムのメタデータを同期させることで実現されます。

たとえば、アイテムの空間参照が設定されている場合、その空間参照の詳細はメタデータに記録されます。 詳細な空間参照プロパティを、メタデータ ビューで手動で編集することはできません。 これにより、メタデータはアイテムの実際の空間参照を反映したものになります。 同期をサポートしていないアイテムに対して、アイテムの空間参照に関する情報を手動で入力することはできますが、この場合は空間参照識別子を必ず指定する必要があります。 空間参照のプロパティは、その識別子で固定化されるため、定義されている適切なレジストリーで調べることができます。個々の空間参照パラメーターが、アイテムのメタデータに手動で入力されることはありません。

属性テーブルのフィールド名など他のプロパティの場合、ArcGIS でメタデータを編集するときに、アイテムから取得した情報を変更することは可能です。 ただし、ArcGIS Pro がデータやプロパティの変化に応じて更新し続け、メタデータの正確性を保てるように、これらの値はこれらの値は変更しないでください。 たとえば、メタデータ内のフィールド名が属性テーブルのフィールド名と一致しない場合、次回メタデータが同期される際にその名前は削除され、ユーザーが指定したそのフィールド内のデータに関する説明は失われます。

ArcGIS メタデータ編集は、メタデータの最終更新日として現在の日付を、また、ArcGIS によって作成されたメタデータのエンコード方法を説明する適切な文字集合の値を自動的に指定します。 通常、これらの値は変更しないでください。 ただし、たとえば、アーカイブされたアイテムを説明するメタデータを記述している場合、メタデータ コンテンツが元々作成された日付を反映するように、メタデータ日付を変更することができます。

メタデータを Dublin Core+ RDF/XML 形式にエクスポート

ArcGIS システム外のユーザーや組織にアイテムに関する情報を提供する必要がある場合は、アイテムのメタデータを Dublin Core+ RDF/XML 形式のスタンドアロン メタデータ ファイルにエクスポートできます。 別のメタデータ スタイルを使用している場合でも、ドロップダウン リストからこのオプションを選択して、メタデータを Dublin Core+ 形式にエクスポートすることができます。

  1. リボンの カタログ タブにある メタデータ グループで、エクスポート をクリックします。

    メタデータのエクスポート ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. エクスポートするメタデータ コンテンツ ドロップダウン リストをクリックし、エクスポート プロセス中にアイテムのメタデータから除外するコンテンツの量をクリックします。

    • すべてのサポートされているコンテンツ - アイテムのメタデータはフィルターされません。

    • コンピューター名なし - アイテムのメタデータ コンテンツがフィルターされ、存在する可能性があるコンピューター名がすべて削除されます。 コンピューター名が見つかったコンテキストに応じて、適切な処理が実行されます。 メタデータ エレメントを削除してもドキュメントが無効にならない場合はメタデータ エレメントが削除されます。無効になる場合は UNC パスの先頭からコンピューター名が削除されるか、値が変更されて場所が保留されていることが認識されます。

    • 機密情報なし - コンピューター名は上記のようにフィルターされます。 さらに、ローカル ファイル パス、ネットワーク ファイル パス、http または https アドレス以外のインターネット アドレスも同様に削除されます。 オペレーティング システム情報、データベース情報、およびジオプロセシング履歴も削除されます。

  3. Dublin Core+ 形式がまだ選択されていない場合は、エクスポートするメタデータのタイプ ドロップダウン リストをクリックし、Dublin Core+ をクリックします。

  4. メタデータのエクスポート先 テキスト ボックスに作成される XML ファイルの場所と名前を参照するか、入力します。

  5. OK をクリックします。

    フィルターされた ArcGIS メタデータ エレメントは適切な Dublin Core+ メタデータ用語と照合され、そのコンテンツは RDF/XML 形式のファイルに転送されます。 ArcGIS メタデータには、サムネイルやアイテムのジオプロセシング履歴など、Dublin Core に含まれていないコンテンツが含まれます。このコンテンツは Dublin Core+ の RDF/XML 形式ファイルに含めることはできません。