ArcGIS Data Store の復元
ArcGIS Data Store コンピューターがクラッシュしたことや編集者がホスト フィーチャ レイヤーから間違ったデータを削除したことなどが原因で、データ ストア内のデータにアクセスできなくなった場合は、バックアップ ファイルを使用してデータを復元できます。
データ ストア内のコンピューターうちの 1 つ以上がクラッシュし、復元できない場合は、ArcGIS Data Store を新しいコンピューターにインストールした後、restoredatastore ユーティリティーを使用して入手可能な最新の完全バックアップを新しいコンピューターに復元します。
注意:
どのバックアップ ファイルを復元に使用できるかを確認するには、listbackups ユーティリティーを実行します。
データ ストアを復元する方法は、データ ストアのタイプおよび置き換えるコンピューターの台数または対象のコンピューターに応じて変わります。 次に、それらの違いについての例を示します。
時空間ビッグ データ ストアまたはオブジェクト ストア内のすべてのコンピューターを置き換える場合は、
restoredatastoreユーティリティーを 2 回実行してすべてのデータを格納します。リレーショナル ストアで特定時点への復元が構成されている場合、既存のリレーショナル ストア上でどの日付と時刻まで復元するかを指定して、ホスト フィーチャ レイヤー データを特定の時点まで復元できます。
データ ストアの復元に関する重要な情報
ArcGIS Data Store の復元に関しては、以下の情報に注意してください:
開発またはテストの配置でバックアップと復元の手順をテストして、それらの手順が正しく機能することを確認する必要があります。 実稼働配置を復元する必要がある場合、ワークフローに欠陥を見つけたくありません。
復元に使用するバックアップ ファイルは圧縮されています。 データを復元する場合は、これらのファイルをステージング場所に解凍する必要があります。 したがって、このデータを収容できるステージング場所が必要になります。 デフォルトでは、これらのファイルは ArcGIS Data Store データ ディレクトリーにステージングされます。 リレーショナル ストアに大量のデータがある場合は、別のステージング場所を設定し、その場所を指定してデータ ストア復元用のファイルをステージングします。 別のステージング場所を指定するには、
changestaginglocationユーティリティーを使用します。restoredatastoreユーティリティーを実行する前に、誰もレイヤーを公開したり編集したりしていないことを確認してください。 それらの新しいサービスおよび編集内容は、復元しようとしているバックアップ ファイルに含まれていないため、失われます。クライアントおよびサービスは、復元している間、データ ストア内の既存のデータにアクセスできません。
ArcGIS Enterprise がオンプレミスにデプロイされているにもかかわらず、データ ストア バックアップ ファイルがクラウド ストレージにある場合、バックアップ ファイルがローカル ファイル共有に格納されている場合に比べて、バックアップの作成と復元には時間がかかります。
クラッシュ後のリレーショナル ストアの復元
単一コンピューターのリレーショナル ストアでハードウェアが機能しなくなった場合やデータ ストアが使用不可になり、オンラインに戻せなくなった場合は、ArcGIS Data Store を新しいコンピューターにインストールし、restoredatastore ユーティリティーを使用してバックアップ ファイルを新しいインストールに適用します。 これにより、新しいコンピューター上にデータ ストアが再作成され、既存の GIS サーバー サイトへのデータ ストアの登録がそのまま維持されます。
ヒント:
リレーショナル ストアのプライマリー/スタンバイ配置のプライマリー コンピューターで障害が発生すると、スタンバイ コンピューターがプライマリー コンピューターになります。 故障したコンピューターを配置から削除します。 その後、新しいコンピューターに ArcGIS Data Store をインストールして、スタンバイ コンピューターとして構成できます。 データはプライマリー コンピューターからスタンバイ コンピューターに複製されるため、バックアップ ファイルから復元する必要はありません。 同様に、スタンバイ コンピューターに障害が発生し、復元できない場合も、データを復元する必要はありません。 デプロイメントからスタンバイ コンピューターを削除し、新しいコンピューターに ArcGIS Data Store をインストールして、スタンバイ コンピューターとして構成します。
単一コンピューターのリレーショナル ストアを復元するには、次の手順を実行します:
新しいコンピューターに ArcGIS Data Store をインストールします。
この時点では、まだ構成は行いません。 インストール後に Data Store 構成アプリが開いた場合は閉じます。
コマンド シェルを開きます。
<ArcGIS Data Store installation directory>\datastore\toolsからrestoredatastoreユーティリティーを実行して、リレーショナル ストアの最新のバックアップを復元します。構文については、ユーティリティー リファレンスを参照するか、コマンド ラインで「--help」と入力してください。
この例では、リレーショナル ストアの最新のバックアップが
/net/fortknox/backups/datastore/relationalから/usr/arcgisdatastoreに復元されます。 データ ストアは、そのデータ ストアが登録された GIS サーバー サイトにデフォルトでバインドされるため、--bound trueを指定する必要はありません。ただし、GIS サーバー サイトの URL と管理者の認証情報は以下のように指定する必要があります。./restoredatastore --store relational --target most-recent --source-loc /net/fortknox/backups/datastore/relational --data-dir /usr/arcgisdatastore --server-url https://gisserver.example.com:6443 --server-admin siteadmin --server-password MySApw--data-dirオプションで指定したディレクトリーがまだ存在しない場合、そのディレクトリーが作成されます。 存在する場合は、そのディレクトリーへの書き込みアクセス権があることを確認した後、そのディレクトリを空にする必要があります。 この操作を行わないと、復元処理に失敗します。管理者として実行 オプションを使用して、コマンド プロンプトを開きます。
<ArcGIS Data Store installation directory>\datastore\toolsからrestoredatastoreユーティリティーを実行して、リレーショナル ストアまたはグラフ ストアの最新のバックアップを復元します。構文については、ユーティリティー リファレンスを参照するか、コマンド ラインで「--help」と入力してください。
この例では、リレーショナル ストアの最新のバックアップが
\\fortknox\backups\datastore\relationalからC:\arcgisdatastoreに復元されます。 データ ストアは、そのデータ ストアが登録された GIS サーバー サイトにデフォルトでバインドされるため、--bound trueを指定する必要はありません。ただし、GIS サーバー サイトの URL と管理者の認証情報は以下のように指定する必要があります。restoredatastore --store relational --target most-recent --source-loc \\fortknox\backups\datastore\relational --data-dir C:\arcgisdatastore --server-url https://gisserver.example.com:6443 --server-admin siteadmin --server-password MySApw--data-dirオプションで指定したディレクトリーがまだ存在しない場合、そのディレクトリーが作成されます。 存在する場合は、そのディレクトリーへの書き込みアクセス権があることを確認した後、そのディレクトリを空にする必要があります。 この操作を行わないと、復元処理に失敗します。データ ストアの復元を確定する場合は、「yes」と入力します。
既存のリレーショナル ストアを特定の時点まで復元
リレーショナル ストアで特定時点への復元が構成されている場合、バックアップ ファイルを使用して、リレーショナル ストアを指定した特定の時点まで復元できます。 たとえば、編集者がホスト フィーチャ レイヤー データに大幅な編集を加えた翌日に、これらの編集に誤りがあったことが判明した場合は、これらの編集が加えられる前の状態にリレーショナル ストアを復元できます。
時間は世界協定時 (UTC) で指定する必要があります。
注意:
リレーショナル ストアを復元した時点以降にポータルに公開されたフィーチャ レイヤーはすべて無効になります。これらのレイヤーで使用されていたデータはデータ ストア内にもう存在しないからです。
自動バックアップを無効にした場合、特定の時点までデータを復元することはできません。
リレーショナル ストアを特定の時点まで復元するには、次の手順を実行します:
コマンド シェルを開きます。
<ArcGIS Data Store installation directory>\datastore\toolsからrestoredatastoreユーティリティーを実行して、特定の時点までデータを復元します。./restoredatastore --store relational --target 2014-03-20-17:00:00 --server-url https://gisserver.example.com:6443 --server-admin siteadmin --server-password MySApw You are going to restore the data store from a data store backup. This process could take a long time, depending on the size of your data. Please do not interrupt the process once it has started. Do you want to continue (Yes or No)? Yes管理者として実行 オプションを使用して、コマンド プロンプトを開きます。
<ArcGIS Data Store installation directory>/datastore/toolsからrestoredatastoreユーティリティーを実行して、特定の時点までデータを復元します。特定の時点までリレーショナル ストアを復元する構文は次のとおりです:
restoredatastore --store relational --target <date and time> --server-url <ArcGIS Server URL> --server-admin <ArcGIS Server admin user> --server-password <ArcGIS Server admin password>たとえば、次のとおりに入力すると、ファイルにあるデータ ストアが 2014 年 3 月 20 日午後 5 時 (UTC) 時点の状態に復元されます。
restoredatastore --store relational --target 2014-03-20-17:00:00 --server-url https://gisserver.example.com:6443 --server-admin siteadmin --server-password MySApw You are going to restore the data store from a data store backup. This process could take a long time, depending on the size of your data. Please do not interrupt the process once it has started. Do you want to continue (Yes or No)? Yesデータ ストアの復元を確定する場合は、「yes」と入力します。
ヒント:
restoredatastoreユーティリティーのスクリプトを記述するには、次の例に示されているように、確認メッセージを抑止するためのフラグを挿入します:restoredatastore --store relational --target 2014-03-20-17:00:00 --prompt noホスト フィーチャ レイヤー データが指定した時点まで復元されます。
すべてのコンピューターの喪失後のデータ ストアの復元
時空間ビッグ データ ストア、オブジェクト ストア、またはグラフ ストア内のすべてのコンピューターを置き換える必要がある場合 (洪水によってデータ センターが使えなくなった場合など)、次の手順を実行してデータ ストアを復元します:
新しいコンピューターに ArcGIS Data Store をインストールします。
この時点では、まだ構成は行いません。 インストール後に Data Store 構成アプリが開いた場合は閉じます。
コマンド シェルを開きます。
--loaddata操作をfalseに設定して<ArcGIS Data Store installation directory>\datastore\toolsからrestoredatastoreユーティリティーを実行することで、グラフ ストア、オブジェクト ストア、時空間ビッグ データ ストアを復元する最初のコンピューターを準備します。構文については、ユーティリティー リファレンスを参照するか、コマンド ラインで「--help」と入力してください。
この例では、ビッグ データ ストアの最新のバックアップを
/net/myserver/backups/spatiotemporalから/usr/arcgisdatastoreに復元するために、新しいコンピューターを準備します。--loaddata操作はfalseに設定されているため、データは読み込まれません。./restoredatastore --store spatiotemporal --target most-recent --source-loc /net/myserver/backups/spatiotemporal --data-dir /usr/arcgisdatastore --loaddata false --server-url https://gisserver.example.com:6443 --server-admin siteadmin --server-password MySApw--data-dirオプションで指定されたディレクトリーが存在しない場合は、ArcGIS Data Store でそのディレクトリーが作成されます。 すでに存在する場合は、そのディレクトリーへの書き込みアクセス権があることを確認した後、そのディレクトリーを空にする必要があります。 この操作を行わないと、復元処理に失敗します。管理者として実行 オプションを使用して、コマンド プロンプトを開きます。
--loaddata操作をfalseに設定して<ArcGIS Data Store installation directory>\datastore\toolsからrestoredatastoreユーティリティーを実行することで、グラフ ストア、オブジェクト ストア、または時空間ビッグ データ ストアを復元する最初のコンピューターを準備します。構文については、ユーティリティー リファレンスを参照するか、コマンド ラインで「--help」と入力してください。
この例では、ビッグ データ ストアの最新のバックアップを
\\myserver\backups\spatiotemporalからC:\arcgisdatastoreに復元するために、新しいコンピューターを準備します。--loaddata操作はfalseに設定されているため、データは読み込まれません。restoredatastore --store spatiotemporal --target most-recent --source-loc \\myserver\backups\spatiotemporal --data-dir C:\arcgisdatastore --loaddata false --server-url https://gisserver.example.com:6443 --server-admin siteadmin --server-password MySApw--data-dirオプションで指定したディレクトリーが存在しない場合、作成されます。 存在する場合は、そのディレクトリーへの書き込みアクセス権があることを確認した後、そのディレクトリを空にする必要があります。 この操作を行わないと、復元処理に失敗します。追加のコンピューターに ArcGIS Data Store をインストールし、各コンピューターで Data Store 構成アプリまたは
configuredatastoreユーティリティーを実行して、コンピューターをホスティング サーバーに追加します。グラフ ストアにコンピューターを追加する場合は、
configuredatastoreユーティリティーを使用する必要があります。--loaddataオプションの指定なしで、あるいは--loaddataをtrueに設定して、restoredatastoreユーティリティーをもう一度実行し、すべてのデータを復元します。データは、復元したデータ ストア タイプのすべてのデータ ストア コンピューター上に分散配置されます。
この例では、(
/net/myserver/backups/spatiotemporal上の) 同じバックアップ ファイルを使用して、新しく構成されたビッグ データ ストアにデータが復元されます。--loaddataオプションはデフォルトでtrueに設定されるため、データを読み込む際に指定する必要はありません。./restoredatastore --store spatiotemporal --target most-recent --source-loc /net/myserver/backups/spatiotemporal --data-dir /usr/arcgisdatastore --server-url https://gisserver.example.com:6443 --server-admin siteadmin --server-password MySApwこの例では、(
\\myserver\backups\spatiotemporal上の) 同じバックアップ ファイルを使用して、新しく構成されたビッグ データ ストアにデータが復元されます。--loaddataオプションはデフォルトでtrueに設定されるため、データを読み込む際に指定する必要はありません。restoredatastore --store spatiotemporal --target most-recent --source-loc \\myserver\backups\spatiotemporal --data-dir C:\arcgisdatastore --server-url https://gisserver.example.com:6443 --server-admin siteadmin --server-password MySApw
2 台のコンピューターが故障した後のグラフ ストア クラスターの復元
グラフ ストア クラスターの 2 台のコンピューターが故障し、回復できない場合、グラフ ストア クラスターを置換する必要があります。
注意:
故障しなかった 1 台のグラフ ストア コンピューターは再利用できますが、これには ArcGIS Data Store コンテンツ ディレクトリーの名前を変更して再作成する必要があります。 つまり、他の ArcGIS Data Store タイプがコンピューター上で実行されている場合、それらのデータ ストアも登録解除して復元する必要があります。
可能な場合は、グラフ ストアを、他の ArcGIS Data Store インストールと共有されていない新しいコンピューターのセットに復元してください。
ただし、それでもグラフ ストアを他の ArcGIS Data Store タイプが存在するコンピューター上で実行する必要がある場合は、すべてのデータ ストア タイプの最新のバックアップをとってから操作を続行してください。 他のデータ ストア タイプのバックアップをとらなかった場合や、他のデータ ストア タイプを登録解除して復元しない場合は、このコンピューターを新しいグラフ ストア クラスターの一部として再利用することはできません。
2 台のコンピューターが故障したら、以下の手順に従ってグラフ ストアを復元してください。
残りのグラフ ストア コンピューター上でコマンド シェルを開きます。
<ArcGIS Data Store installation directory>/datastore/toolsからunregisterdatastoreコマンドを実行して、グラフ ストアをホスティング サーバーから登録解除します。./unregisterdatastore --stores graph3 台の新しいコンピューターに復元する場合は、手順 5 に進みます。 残りのグラフ ストア コンピューターを再利用する場合は、手順 3 に進みます。
残りのグラフ ストア コンピューターで、管理者として実行 オプションを使用してコマンド プロンプトを開きます。
<ArcGIS Data Store installation directory>\datastore\toolsからunregisterdatastoreコマンドを実行して、グラフ ストアをホスティング サーバーから登録解除します。unregisterdatastore --stores graph3 台の新しいコンピューターに復元する場合は、手順 5 に進みます。 残りのグラフ ストア コンピューターを再利用する場合は、手順 3 に進みます。
他の ArcGIS Data Store タイプが存在し、グラフ ストア コンピューターを再利用する場合、
unregisterdatastoreユーティリティーを実行してこれらのデータ ストア タイプをこの時点で登録解除します。注意:
データ ストアのタイプによっては、
removemachineユーティリティーを実行して、追加するデータ ストア タイプに他のコンピューターを削除した後で、登録解除することができるようになります。残りのグラフ ストア コンピューターを再利用するには、以下の手順に従ってコンテンツ ディレクトリーの名前を変更し、手順 6 に進みます。
残りのグラフ ストア コンピューター上で ArcGIS Data Store を停止します。
残りのグラフ ストア コンピューター上で ArcGIS Data Store コンテンツ ディレクトリーを開きます。
これにより、既存のコンテンツはバックアップとして保持されますが、グラフ ストアを復元するときは新しいディレクトリーを指定します。
残りのグラフ ストア コンピューター上で ArcGIS Data Store を再起動します。
残りのグラフ ストア コンピューターを再利用しない場合は、新しいコンピューター上にグラフ ストアとして ArcGIS Data Store をインストールします。
この時点では、まだ構成は行いません。 インストール後に Data Store 構成アプリが開いた場合は閉じます。
グラフ ストア コンピューターのコマンド シェルから、
--loaddata操作をfalseに設定して<ArcGIS Data Store installation directory>\datastore\toolsからrestoredatastoreユーティリティーを実行することで、グラフ ストアを復元する最初のコンピューターを準備します。構文については、ユーティリティー リファレンスを参照するか、コマンド ラインで「--help」と入力してください。
この例では、グラフ ストアの最新のバックアップを
/net/myserver/backups/graphから/usr/arcgisdatastoreに復元するためにコンピューターを準備します。--loaddata操作はfalseに設定されているため、データは読み込まれません。./restoredatastore --store graph --target most-recent --source-loc /net/myserver/backups/graph --data-dir /usr/arcgisdatastore --loaddata false --server-url https://gisserver.example.com:6443 --server-admin siteadmin --server-password MySApw--data-dirオプションを使用して指定するディレクトリーは、新しい ArcGIS Data Store コンテンツ ディレクトリーの名前です。 復元でこの名前のディレクトリーが作成されます。グラフ ストア コンピューターのコマンド プロンプトから、
--loaddata操作をfalseに設定して<ArcGIS Data Store installation directory>\datastore\toolsからrestoredatastoreユーティリティーを実行することで、グラフ ストアを復元する最初のコンピューターを準備します。構文については、ユーティリティー リファレンスを参照するか、コマンド ラインで「--help」と入力してください。
この例では、グラフ ストアの最新のバックアップを
\\myserver\backups\graphからC:\arcgisdatastoreに復元するためにコンピューターを準備します。--loaddata操作はfalseに設定されているため、データは読み込まれません。restoredatastore --store graph --target most-recent --source-loc \\myserver\backups\graph --data-dir C:\arcgisdatastore --loaddata false --server-url https://gisserver.example.com:6443 --server-admin siteadmin --server-password MySApw--data-dirオプションを使用して指定するディレクトリーは、新しい ArcGIS Data Store コンテンツ ディレクトリーの名前です。 復元でこの名前のディレクトリーが作成されます。2 台の新しいコンピューター上に ArcGIS Data Store をグラフ ストアとしてインストールして、各コンピューターで
configuredatastoreユーティリティーを実行して、ホスティング サーバーにコンピューターを追加します。--loaddataオプションの指定なしで、あるいは--loaddataをtrueに設定して、restoredatastoreユーティリティーをもう一度実行し、すべてのデータを復元します。データがコンテンツ ディレクトリー (
data-dir) に読み込まれ、3 台のグラフ ストア コンピューター全体に分散します。この例では、(
/net/myserver/backups/graph上の) 同じバックアップ ファイルを使用して、データ ストア クラスターにデータが復元されます。--loaddataオプションはデフォルトでtrueに設定されるため、データを読み込む際に指定する必要はありません。./restoredatastore --store graph --target most-recent --source-loc /net/myserver/backups/graph --data-dir /usr/arcgisdatastore --server-url https://gisserver.example.com:6443 --server-admin siteadmin --server-password MySApwこの例では、(
\\myserver\backups\graph上の) 同じバックアップ ファイルを使用して、データ ストア クラスターにデータが復元されます。--loaddataオプションはデフォルトでtrueに設定されるため、データを読み込む際に指定する必要はありません。restoredatastore --store graph --target most-recent --source-loc \\myserver\backups\graph --data-dir C:\arcgisdatastore --server-url https://gisserver.example.com:6443 --server-admin siteadmin --server-password MySApw
手順 3 ですでに説明したように、他の ArcGIS Data Store タイプが存在するグラフ ストア コンピューターを再利用する場合、この時点でこれらの他のデータ ストアも復元する必要があります。 復元時に同じコンテンツ ディレクトリーを指定してホスティング サーバー URL を提供します。
バックアップ ファイル内のすべてのデータを対象のコンピューターが保持できる場合の時空間ビッグ データ ストア、オブジェクト ストア、またはグラフ ストアの復元
バックアップ ファイル内のすべてのデータを保持できる十分なディスク容量とメモリーが代替の時空間ビッグ データ ストア、オブジェクト ストア (クラスター モード)、またはグラフ ストア (クラスター モード) を作成する最初のコンピューターにある場合や、既存のデータ ストア コンピューターに復元している場合、restoredatastore ユーティリティーを一度実行するだけで済みます。 復元後は、他の新しいコンピューターを時空間ビッグ データ ストア、オブジェクト ストア、またはグラフ ストアに追加できます。ArcGIS Data Store によって、データが他のコンピューターに複製されます。
新しいコンピューターに ArcGIS Data Store をインストールします。
この時点では、まだ構成は行いません。 インストール後に Data Store 構成アプリが開いた場合は閉じます。
コマンド シェルを開きます。
管理者として実行 オプションを使用して、コマンド プロンプトを開きます。
--loaddata操作をtrueに設定して<ArcGIS Data Store installation directory>\datastore\toolsからrestoredatastoreユーティリティーを実行します。構文については、ユーティリティー リファレンスを参照するか、コマンド ラインで「--help」と入力してください。
この例では、ビッグ データ ストアの最新のバックアップを
/net/myserver/backups/spatiotemporalから/usr/arcgisdatastoreに復元するために、新しいコンピューターを準備します。 この新しいコンピューターはバックアップ ファイル内のすべてのデータを保持できるため、--loaddata操作はtrueに設定します。./restoredatastore --store spatiotemporal --target most-recent --source-loc /net/myserver/backups/spatiotemporal --data-dir /usr/arcgisdatastore --loaddata true --server-url https://gisserver.example.com:6443 --server-admin siteadmin --server-password MySApw--data-dirオプションで指定されたディレクトリーが存在しない場合は、ArcGIS Data Store でそのディレクトリーが作成されます。 すでに存在する場合は、そのディレクトリーへの書き込みアクセス権があることを確認した後、そのディレクトリーを空にする必要があります。 この操作を行わないと、復元処理に失敗します。この例では、ビッグ データ ストアの最新のバックアップが
\\myserver\backups\spatiotemporalから新しいコンピューターのC:\arcgisdatastoreに復元されます。 この新しいコンピューターはバックアップ ファイル内のすべてのデータを保持できるため、--loaddata操作はtrueに設定します。restoredatastore --store spatiotemporal --target most-recent --source-loc \\myserver\backups\spatiotemporal --data-dir C:\arcgisdatastore --loaddata true --server-url https://gisserver.example.com:6443 --server-admin siteadmin --server-password MySApw--data-dirオプションで指定したディレクトリーが存在しない場合、作成されます。 存在する場合は、そのディレクトリーへの書き込みアクセス権があることを確認した後、そのディレクトリを空にする必要があります。 この操作を行わないと、復元処理に失敗します。データはデフォルトで読み込まれるため、この場合は
--loaddata操作を省略できます。バックアップ ファイル内のすべてのデータをこのコンピューターに保持できない場合は、復元操作が失敗します。
追加のコンピューターに ArcGIS Data Store をインストールし、各コンピューターで Data Store 構成アプリまたは
configuredatastoreユーティリティーを実行して、データ ストア コンピューターをホスティング サーバーに追加します。グラフ ストアにコンピューターを追加するには、
configuredatastoreユーティリティーを使用する必要があります。ArcGIS Data Store によって、他のコンピューターにデータが分散配置および複製されます。
異なるオペレーティング システムへのリレーショナル ストアの復元
バックアップ ファイルを使用して、異なるオペレーティング システム (OS) が動作しているコンピューターにリレーショナル ストアを復元するには、次の手順を実行します。
たとえば、リレーショナル ストアが Microsoft Windows サーバー上で動作しているが、情報技術部門が Linux サーバーに切り替えようとしている場合、Windows サーバー上の ArcGIS Data Store インストールから作成されたバックアップ ファイルを使用して、Linux サーバー上にリレーショナル ストアを復元できます。
新しいサーバーに ArcGIS Data Store をインストールします。
この時点では、まだ構成は行いません。
既存のリレーショナル ストアの完全バックアップが存在しない場合は、
backupdatastoreユーティリティーを使用して作成します。新しい ArcGIS Data Store インストールがアクセスできる共有場所に、バックアップ ファイルを配置します。
restoredatastoreユーティリティーを実行して、新しいコンピューターに復元します。 復元時に--server-url操作を使用して、ポータルの既存のホスティング サーバー (GIS サーバー サイト) の URL を指定すると、既存のホスト フィーチャ レイヤーを引き続き使用できます。この例では、リレーショナル ストアが復元され、GIS サーバー サイト
https://mygisserver.example.com:6443に登録されます。 バックアップ ファイルは共有ディレクトリー/net/backups/relational内にあり、新しいコンピューターの ArcGIS Data Store ディレクトリーは/arcgis/datastoreです。./restoredatastore.sh --store relational --source-loc /net/backups/relational --data-dir /arcgis/datastore --server-url https://gisserver.example.com:6443 --server-admin siteadmin --server-password MySApwrestoredatastoreユーティリティーを実行して、新しいコンピューターに復元します。 復元時に--server-url操作を使用して、ポータルの既存のホスティング サーバー (GIS サーバー サイト) の URL を指定すると、既存のホスト フィーチャ レイヤーを引き続き使用できます。この例では、リレーショナル ストアが復元され、GIS サーバー サイト
https://mygisserver.example.com:6443に登録されます。 バックアップ ファイルは共有ディレクトリー\\backups\relational内にあり、新しいコンピューターの ArcGIS Data Store ディレクトリーはC:\arcgisdatastoreです。restoredatastore --store relational --source-loc \\backups\relational --data-dir C:\arcgisdatastore --server-url https://gisserver.example.com:6443 --server-admin siteadmin --server-password MySApw