密度の計算 (GeoAnalytics Server ツール)
サマリー
各セルの近傍内にあるポイント フィーチャから単位面積ごとの値を計算します。
レガシー:
ArcGIS GeoAnalytics Server エクステンションは ArcGIS Enterprise では非推奨になっています。 GeoAnalytics Server の最終リリースは、ArcGIS Enterprise 11.3 に付属しています。 このジオプロセシング ツールは、ArcGIS Enterprise 11.3 およびそれ以前のバージョンで使用できます。
図

使用法
密度の計算 ツールは、単一入力としてポイント フィーチャを必要とします。
密度は、1 つ以上の count フィールドを使用して計算できます。 count フィールドは、各位置のインシデントの数を指定する数値フィールドです。 都市や高速道路などのフィーチャでは、人口または交通レーンの密度をそれぞれ計算するときに count フィールドが使用されます。 count フィールドを指定すると、ポイントの密度に加えて count フィールドの密度も計算されます。
解析のため、入力ポイントはビンに集約されます。 データを集約するには、ビン サイズを指定する必要があります。 デフォルトでは、出力結果の単位は平方キロメートルです。
入力ポイントは、指定したサイズと形状 (六角形または正方形) のビンに集約されます。 六角形に集約している場合、ビン サイズ d は各六角形の高さになり、生成される六角形の幅は、高さの 2 倍を 3 の平方根で除算した値になります。 正方形に集約している場合は、ビンのサイズは四角形の高さ (幅と同じ) になります。

ビン サイズより大きな近傍サイズを指定する必要があります。 近傍サイズは、対象フィーチャ (ビン) と同じ近傍内の入力フィーチャを検索するために使用されます。
近傍サイズの値が大きいほど、単純化された密度の出力が作成されます。 値が小さいほど、詳細を示す出力が作成されます。
近傍内にあるポイントだけが、密度の計算時に考慮されます。 特定のセルの近傍内にポイントがない場合、そのセルには値が割り当てられません。
密度の計算には、2 つの重み付けオプションがあります。一様 オプションは、近傍内のすべての値を合計し、それらを面積で除算します。 カーネル オプションは、対象フィーチャからの距離によって近傍の値を重み付けし、各ポイントに滑らかなテーパー サーフェスを合わせるカーネル関数を適用します。
ポイントを含むビンの近傍内のエリアのみが返されます。
面積単位の係数単位がポイント間の距離に比べて小さい場合、出力値も非常に小さくなる可能性があります。 大きな値を得るには、大きな単位の面積単位の係数 (たとえば、平方メートル ではなく 平方キロメートル) を使用します。
密度の計算 では、エリア レイヤーが投影座標系になくてはなりません。 データが投影されておらず、投影座標系を設定していない場合、解析は正積円筒図法 (WKID 54034) で実施されます。
密度値は常に浮動小数値になります。
密度の計算 ツールでは、時間ステップを使用して解析できます。 各タイム ステップは、タイム ステップ外のフィーチャとは切り離して解析されます。 時間ステップを使用するには、入力データを時間対応にし、任意の時点を時間で表す必要があります。 時間ステップを適用すると、出力フィーチャはフィールドで表した時間間隔になります。
時間ステップを使用して入力フィーチャを解析した場合、各時間ステップは、時間ステップ外部にあるフィーチャとは独立して解析されます。
時間ステップの基準 パラメーターには、日時の値または日付のみの値を指定できますが、時間のみの値を指定することはできません。
出力フィーチャには、次のフィールドが含まれます:
フィールド名
説明
density所定のポリゴンの密度。 これは、指定した単位の縮尺係数で返されます。
density_<fieldname>所定のフィールドで重み付けされた密度。 これは、1 つ以上のフィールドが指定された場合のみ返されます。
start_datetime時間ステップを指定すると、出力ポリゴンに時間間隔が含まれるようになります。 このフィールドは、開始時間を表します。
end_datetime時間ステップを指定すると、出力ポリゴンに時間間隔が含まれるようになります。 このフィールドは、終了時間を表します。
次のうち 1 つ以上を行うことで、密度の計算 ツールのパフォーマンスを向上できます:
対象データのみが解析されるように、範囲環境を設定します。
大きいビンを使用した方が小さいビンよりパフォーマンスが高くなります。 使用するサイズが不明な場合は、大きいビンを使用して試してみます。
ビンと同じように、大きい時間ステップの方が、小さい時間ステップよりパフォーマンスが高くなります。
ビン サイズに対する近傍サイズの比率を減らします。 ビンのサイズの 3 倍の近傍サイズは、ビン サイズの 10 倍の近傍サイズよりパフォーマンスが高くなります。
解析が実行されている場所に対してローカルなデータを使用します。
このジオプロセシング ツールは、ArcGIS GeoAnalytics Server によって駆動されます。 解析は GeoAnalytics Server 上で行われ、結果は ArcGIS Enterprise のコンテンツに保存されます。
GeoAnalytics Server ツールを実行するとき、解析は GeoAnalytics Server 上で行われます。 最適なパフォーマンスを得るには、ArcGIS Enterprise ポータルでホストされているフィーチャ レイヤーか、ビッグ データ ファイル共有を通じて、データを GeoAnalytics Server から利用可能にします。 GeoAnalytics Server のローカルにないデータは、解析が開始する前に GeoAnalytics Server に移動されます。 このため、ツールの実行時間が長くなり、場合によっては ArcGIS Pro から GeoAnalytics Server にデータを移動できないこともあります。 エラーの閾値はネットワークの速度や、データのサイズや複雑さに左右されます。 データを必ず共有するか、ビッグ データ ファイル共有を作成することをおすすめします。
次のツールを使用して、類似の解析を実行することもできます。
GeoAnalytics Desktop ツールボックスまたは GeoAnalytics Server ツールボックスのポイントの集約
Spatial Analyst ツールボックスの ポイント密度 ツール
Spatial Analyst ツールボックスの カーネル密度 ツール
標準フィーチャ解析ツールボックスの 密度の計算 ツール
パラメーター
| ラベル | 説明 | データ タイプ |
|---|---|---|
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入力レイヤー |
密度の計算に使用するポイント。 |
Feature Set |
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出力名 |
出力フィーチャ サービスの名前。 |
String |
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ビン タイプ |
解析で使用されるビンの形状を指定します。
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String |
|
ビン サイズ |
入力フィーチャの集約に使用するビンのサイズ。 正方形のビンを生成する場合、指定された数値と単位によって、正方形の高さと長さが決まります。 六角形の場合、指定された数値と単位によって、平行な 2 辺の距離が決まります。 |
Linear Unit |
|
加重 |
密度計算に適用される重み付けを指定します。
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String |
|
近傍サイズ |
密度計算に適用される検索範囲。 |
Linear Unit |
|
フィールド (オプション) |
各フィーチャの母数値を示す 1 つ以上のフィールド。 母数フィールドは、連続サーフェスを作成する地形上に分散する個数や数量です。 母数フィールドの値は数値である必要があります。 デフォルトでは、入力ポイント数の密度が常に計算されます。 |
Field |
|
面積単位の係数 (オプション) |
出力密度値に使用される面積単位を指定します。 デフォルトの単位は、出力空間参照の単位に基づきます。
|
String |
|
時間ステップの間隔 (オプション) |
時間ステップの期間を指定する値。 このパラメーターは、入力ポイントが時間対応であり、特定時点を表す場合にのみ使用できます。 時間ステップは、入力が時間対応である場合にのみ適用できます。 |
Time Unit |
|
時間ステップの反復 (オプション) |
時間ステップの間隔が発生する頻度を指定する値。 このパラメーターは、入力ポイントが時間対応であり、特定時点を表す場合にのみ使用できます。 |
Time Unit |
|
時間ステップの基準 (オプション) |
時間ステップを揃える基準日時を指定。 デフォルト値は、1970 年 1 月 1 日 12:00 a.m. です。このパラメーターは、入力ポイントが時間対応であり、特定時点を表す場合にのみ使用できます。 |
Date |
|
データ ストア (オプション) |
出力が格納される ArcGIS Data Store を指定します。 ビッグ データ ストアに格納されたすべての結果は、WGS84 で保存されます。 リレーショナル データ ストアに格納された結果は、それらの座標系を維持します。
|
String |
派生した出力
| ラベル | 説明 | データ タイプ |
|---|---|---|
|
出力フィーチャクラス |
各セルの近傍内にあるポイント フィーチャから求められる単位面積ごとの値。 |
Feature Set |
環境
特殊なケース
- 出力座標系
-
The coordinate system that will be used for analysis. Analysis will be completed in the input coordinate system unless specified by this parameter. For GeoAnalytics Tools, final results will be stored in the spatiotemporal data store in WGS84.
ライセンス情報
- Basic: ArcGIS GeoAnalytics Server が必要
- Standard: ArcGIS GeoAnalytics Server が必要
- Advanced: ArcGIS GeoAnalytics Server が必要