ブリーチ ラインの生成 (Spatial Analyst ツール)
サマリー
水流の局所的な障害を突破するラインを作成します。
使用法
窪地とは、周囲の土地より地形的に低いエリアです。ここで水の流れが途絶えます。 ブリーチ ラインの生成 ツールは、水文学的な連続性を確保するために、窪地を下流のポイントに接続するブリーチ ラインを検出します。
出力ブリーチ ライン パラメーター値は、水文学的な連続性を確保するために、各窪地ポリゴンをブリーチする線を表します。 入力窪地ポリゴン (Python では
in_depression_polygons) パラメーター値は、ブリーチする各窪地ポリゴンを表します。入力接続ポイント (Python では
in_connection_points) パラメーター値は、ブリーチ ラインが接続する始点と終点を表します。 これは、窪地の特定 ツールを使用して作成できます。入力接続ポイント フィーチャ レイヤーは 2 つのフィールドを持つことが期待されます。 最初のフィールド
DEP_IDは、そのポイントが属する窪地の ID です。 バイナリー フィールドPOINT_TYPEは、そのポイントが生成するラインの始点 (値 0) か終点 (値 1) かを示します。出力フィーチャ レイヤーのブリーチ ラインは、常に窪地内のポイントから始まり、水が流れるように標高が低いセルの位置で終わります。 このツールは、このパスを部分的にカバーするラインは作成しません。 つまり、部分的または不完全なラインは作成されません。
各窪地ポリゴンに対して、出力ブリーチ ラインは窪地内の最小標高ポイントから始まります。 ラインの終点は、トレース方法 (Python では
trace_method) パラメーター値に指定されたオプションによって異なります。トレース方法 パラメーター値に 最短パス (Python では
SHORTEST_PATH) オプションが指定されている場合、各窪地の 入力接続ポイント パラメーター値に始点と終点の両方が存在する必要があります。トレース方法に 最小ブリーチ コスト (Python では
MIN_BREACHING_COST) オプションが指定されている場合、出力ブリーチ ラインは Lindsay and Dhun (2015) に従ってパスのブリーチ コストを最小化するパスを表します。 ブリーチ コストは、窪地と標高の低い別のセル位置とを結び、水の流れを確保するために、地盤を削り下げるか、あるいは切り開いて水路を形成するために必要な標高差に等しくなります。マスク 環境設定が指定されている場合、ツールは始点 (窪地内) がマスク エリア内にある場合にのみブリーチ ラインを生成します。 窪地エリアはマスク エリア内の全域または一部に含まれることがあります。
このツールに適用されるジオプロセシング環境の詳細については、解析環境と Spatial Analyst をご参照ください。
パラメーター
| ラベル | 説明 | データ タイプ |
|---|---|---|
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入力窪地ポリゴン |
窪地エリアを定義するポリゴンが含まれている入力フィーチャ レイヤー。 窪地とは、周囲の土地より地形的に低いエリアです。ここで水の流れが途絶えます。 |
Feature Layer |
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入力サーフェス ラスター |
入力サーフェス ラスター。 |
Raster Layer |
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出力ブリーチ ライン |
窪地と下流セルを接続し、水文接続を確保するラインが含まれる出力フィーチャクラス。 各ラインには一意の番号が付きます。 属性テーブルの追加フィールドには、そのポイントに関する詳細情報が格納されます。 これらのフィールドには次のようなものがあります。
4 つの座標フィールドの値は出力空間参照にあります。 |
Feature Class |
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入力接続ポイント (オプション) |
窪地内の最低標高ポイントと対応する下流接続ポイントを定義する、オプションの入力ポイント。 この入力は、トレース方法 パラメーター値に 最短パス が指定されている場合に必要です。 属性テーブルで想定されるフィールドは以下のとおりです。
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Feature Layer |
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トレース方法 (オプション) |
ブリーチ ラインの作図方法を指定します。 使用可能な方法は以下のとおりです。
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String |
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最大長 (オプション) |
ブリーチ ラインで許可されている最大長。 潜在的なブリーチ ラインがこの限度を超える場合、そのラインは出力ブリーチ ライン フィーチャクラスに含まれません。 デフォルトは、50 メートル、または解析の空間参照のマップ単位でこれに相当する値です。 |
Linear Unit |
環境
範囲, マスク, 自動コミット, 現在のワークスペース, 出力データのデフォルト Z 値, 地理座標系変換, M 座標精度, M 許容値, 出力データのコンフィグレーション キーワード, 出力座標系, 出力データに M 値を含む, 出力データに Z 値を含む, 出力データの M ドメイン, 出力データの XY ドメイン, 出力データの Z ドメイン, スクラッチ ワークスペース, XY 座標精度, XY 許容値, Z 座標精度, Z 許容値
ライセンス情報
- Basic: Spatial Analyst が必要
- Standard: Spatial Analyst が必要
- Advanced: Spatial Analyst が必要
参考情報
"Lindsay J, Dhun K. 2015. Modelling surface drainage patterns in altered landscapes using LiDAR. International Journal of Geographical Information Science, 29: 1-15. DOI: 10.1080/13658816.2014.975715"