マルチスケール サーフェス差分 (Spatial Analyst ツール)
サマリー
空間縮尺の範囲全体における平均標高からの最大差を計算します。
使用法
さまざまな空間スケールで、平均標高との最大差が計算されます。 これらのスケールは計算に使用される近傍距離の値です (ターゲット セルの中心からの距離、ターゲット セルを囲むセルから成る四角形を作成)。 たとえば、2 つのセルのスケールは 5 x 5 のセル近傍です。
各スケールの平均標高が求められ、中央のセルの値とそのスケールの平均標高の差が求められます。 別のスケールの値と比較するため、この差が保存されます。
入力サーフェス ラスター (Python では
in_raster) パラメーターの値には、いずれかのタイプのサーフェス ラスターを指定できます。出力差分ラスター (Python では
out_difference_raster) パラメーターはプライマリー出力です。 これは、さまざまな空間スケールでの平均標高との最大差が含まれているラスターです。出力スケール ラスター (Python では
out_scale_raster) パラメーターは、プライマリー出力に関するさらに詳細な情報を提供します。 各セルで平均標高との最大差が見つかったスケールが含まれています。 このスケールは近傍距離の値です (ターゲット セルの中心からの距離、ターゲット セルを囲むセルから成る四角形を作成)。距離単位 パラメーター (Python では
distance_units) のヤード・ポンド単位のオプションは国際版の単位です。 米国測量のヤード・ポンド単位は現在のところサポートされていません。 入力サーフェス ラスター の値の空間参照のマップ単位が米国測量の場合、このパラメーターではデフォルト値として セル が使用されます。最小近傍距離 (Python では
min_scale) パラメーターと 最大近傍距離 (Python ではmax_scale) パラメーターでは、差が計算される最小/最大近傍サイズ (スケール) を定義します。 これらの値は、ターゲット セルからの最小距離と最大距離を表します。 たとえば、値 1 では 3 x 3 のセル近傍が作成され、値 2 では 5 x 5 のセル近傍が作成されます。これらの値は、入力ラスターのセル サイズまたは 1 セルよりも小さくすることはできません。
最小近傍距離 パラメーター値は、最大近傍距離 パラメーター値以下でなくてはなりません。
距離の増分 (Python では
increment) パラメーターでは、スケール間の近傍距離の増分を指定します。このパラメーター値を入力ラスターのセル サイズ (1 セル) よりも小さくすることはできません。 デフォルト値は入力ラスターのセル サイズです。
入力サーフェス ラスター 値の NoData セルは無視され、これらのセルは、出力差分ラスター および 出力スケール ラスター パラメーターの値に NoData が割り当てられます。
このツールは GPU により処理を加速化できます。つまり、システムで互換性のある GPU (グラフィックス処理装置) を使用可能な場合は、その GPU を使用してツールのパフォーマンスを強化できます。 このツールの実行に GPU と CPU のどちらを使用するかを制御するには、解析のターゲット デバイス パラメーター (Python では
analysis_target_device) を使用します。互換性のある GPU、GPU デバイスの構成と操作、トラブルシューティングのヒントの詳細については、Spatial Analyst での GPU 処理をご参照ください。
このツールは、並列処理をサポートしています。 お使いのコンピューターに、複数のプロセッサや、複数のコアを持つプロセッサが搭載されている場合は、特に対象となるデータセットが大きいときにパフォーマンスが向上します。 Spatial Analyst による並列処理ヘルプ トピックには、この機能と設定方法の詳細が記載されています。
デフォルトでは、このツールは使用可能なコアの 50% を使うようになっています。 並列処理ファクター環境で、ツールが使用するコアの数を制御できます。
出力ラスターの形式が
.crfの場合、このツールはピラミッド ラスター格納環境をサポートします。 デフォルトでは、ピラミッドは出力で作成されます。 その他の出力形式ではこの環境はサポートされず、ピラミッドは作成されません。このツールに適用されるジオプロセシング環境の詳細については、解析環境と Spatial Analyst をご参照ください。
パラメーター
| ラベル | 説明 | データ タイプ |
|---|---|---|
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入力サーフェス ラスター |
入力サーフェス ラスター。 |
Raster Layer |
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出力スケール ラスター (オプション) |
各セルで最大差が見つかった縮尺が含まれている出力ラスター。 スケールはその近傍距離の値として表されます。 浮動小数点タイプになります。 |
Raster Dataset |
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距離単位 (オプション) |
最小近傍距離、最大近傍距離、距離の増分 パラメーターで使用される距離単位を指定します。 距離は、セル数または指定した単位で計測されます。 デフォルトは、入力サーフェス ラスター 値の空間参照のマップ単位です。
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String |
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最小近傍距離 (オプション) |
標高差が計算される最小近傍縮尺を定義する距離。 これはターゲット セルの中心からの距離であり、ターゲット セルを囲むセルから成る四角形を作成します。 この値は 最大近傍距離 パラメーター値以下、入力ラスター セル サイズまたは 1 セル以上である必要があります。 デフォルト値は 入力サーフェス ラスター パラメーター値のセル サイズの 4 倍で、9 x 9 セル近傍になります。 |
Double |
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最大近傍距離 (オプション) |
標高差が計算される最大近傍スケールを定義する距離。 これはターゲット セルの中心からの距離であり、ターゲット セルを囲むセルから成る四角形を作成します。 この値は 最小近傍距離 パラメーター値と、入力ラスター セル サイズまたは 1 セル以上である必要があります。 デフォルト値は 入力サーフェス ラスター パラメーター値のセル サイズの 13 倍で、27 x 27 セル近傍になります。 |
Double |
|
距離の増分 (オプション) |
スケール間の近傍距離の増分。 このパラメーター値を 入力サーフェス ラスター のセル サイズ (1 セル) よりも小さくすることはできません。 デフォルト値は、入力サーフェス ラスター パラメーター値のセル サイズです。 |
Double |
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解析のターゲット デバイス (オプション) |
計算の実行に使用するデバイスを指定します。
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String |
戻り値
| ラベル | 説明 | データ タイプ |
|---|---|---|
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出力差分ラスター |
各セルの平均標高からの最大差が含まれている出力ラスター。 浮動小数点タイプになります。 |
Raster |
環境
自動コミット, セル サイズ, セル サイズ投影法, 現在のワークスペース, 範囲, 地理座標系変換, GPU ID, マスク, 出力データのコンフィグレーション キーワード, 出力座標系, 並列処理ファクター, プロセッサー タイプ, ピラミッド, スクラッチ ワークスペース, スナップ対象ラスター, タイル サイズ
ライセンス情報
- Basic: Spatial Analyst が必要
- Standard: Spatial Analyst が必要
- Advanced: Spatial Analyst が必要