Pipeline Referencing の基本操作
Location Referencing ライセンスで利用可能。
ArcGIS Pipeline Referencing は、輸送パイプライン業界の Location Referencing のニーズを満たすことに特化したエクステンションです。 輸送パイプライン ネットワーク上、および周囲のアセット、特徴、その他のデータの特定に使用されるリニア リファレンス システム (LRS) ネットワークを管理する機能がこのエクステンションには用意されています。 現在 ArcGIS にある LRS 機能のオリジナルのセットを進化、拡張させるリニア リファレンス システムを提供することでこれを実現しています。
注意:
ArcGIS Pro 3.8 で、Location Referencing ツールボックス内のツールとツールセットはリニア リファレンス ツールボックスに移動しました。
Pipeline Referencing には、パイプライン組織向けに GIS 対応のリニア リファレンス データ管理ソリューションが用意されています。 以下がサポートされています。
LRS 情報モデル
ネットワークおよびイベント読み込みツール
ネットワーク編集
イベント編集
ジオプロセシング ツール
Web サービス
LRS データ モデル
Pipeline Referencing を使用するには、LRS データ モデルにデータが含まれている必要があります。 Pipeline Referencing には、LRS ネットワーク (ルート) 用のデータ モデルと、独自のイベント フィーチャクラスをモデル化できる柔軟な LRS イベントのデータ モデルが用意されています。
Pipeline Referencing には、LRS ネットワークと関連イベント データを編集、維持管理できる機能があります。 LRS ネットワークへの変更に基づく、イベントのメジャーとルートの関連付けの更新もサポートしています。
Pipeline Referencing ツールを使用する前に、LRS ネットワークと LRS イベント情報モデルの基本コンセプトに関する情報を読むことをおすすめします。 これらのコンセプトはデータ読み込みプロセスの理解に役立つだけでなく、ツールの使い方に関する基礎知識も身に付きます。
ユーティリティーおよびパイプライン データ モデル (UPDM)
ユーティリティーおよびパイプライン データ モデル (UPDM) には、パイプライン ネットワーク内のイベントとフィーチャ用の事前定義済みフィーチャクラスが含まれます。 UPDM は Pipeline Referencing で使用するデータ モデルをベースにしています。
Pipeline Referencing では、独自のイベント データ モデルを定義することも UPDM を使用することもできます。
ファイル ジオデータベースに UPDM スキーマを作成し、すべての必須データを読み込めます。 データが読み込まれたら、LRS を enterprise geodatabase に移行できます。
UPDM またはすぐに使用できるデータ モデルを使用して独自の LRS ジオデータベースをモデル化できます。そのためには、イベントの追加ツールを使用して、LRS の作成、LRS イベントの作成、イベント データの読み込みを行う必要があります。
注意:
LRS ジオデータベースのモデリングは複雑なプロセスであるため、経験のあるユーザーにのみ推奨されています。
Pipeline Referencing とユーティリティー ネットワークを一緒に管理する方法の詳細
LRS ネットワークとイベントの読み込み
LRS、ネットワーク、イベントのモデル化、作成、構成 (ルートとイベントの読み込みも含む) はジオプロセシング ツールを使用して ArcGIS Pro で管理されます。
ルートを読み込むには ルートの追加 ツールを使用します。 連続ネットワークとエンジニアリング ネットワークの両方を読み込めます。

イベントを読み込むには イベントの追加 ツールを使用します。 イベント テーブルとイベント フィーチャクラスの両方を読み込めます。

LRS ネットワークの編集
LRS ネットワークを編集するには、Pipeline Referencing に用意されている Location Referencing タブを使用する必要があります。 このタブでは、LRS ネットワークの構築に使用される Pipeline Referencing 情報モデル要素の編集がサポートされています。 このタブでは、ルートの作成、ルートの再配置、ルートの再割り当て、ルートの廃止、ルートの延長、および地図学的なルートの再配置を実行できます。 キャリブレーション ポイントと中心線も編集できます。 LRS ルートの方向は編集できませんが、これらのツールを使用して編集内容を LRS ルートに適用できます。 Location Referencing タブはコンテキスト ベースで、LRS データをマップに追加した場合のみ使用できます。

Pipeline Referencing フィーチャ (ルート、イベント、キャリブレーション ポイント、交点) は時間対応です。 ネットワークを編集するためにマップを構成している場合は、マップ内の各レイヤーで時間サポートを構成することをおすすめします。
LRS イベントの編集
Pipeline Referencing では Experience Builder ウィジェットによるイベントの編集がサポートされています。
Experience Builder は ArcGIS Enterprise を利用しています。

Experience Builder の使用と Location Referencing ウィジェットの配置の詳細
LRS ジオプロセシング ツール
Pipeline Referencing にはジオプロセシング ツール セットが用意されており、LRS データの読み込み、処理、変換をサポートしています。
LRS Web サービス
Pipeline Referencing は ArcGIS Server マップ サービスを拡張し、データに対するリニア リファレンス機能を REST サービスとして提供します。 次のような機能があります。
イベント編集
座標からメジャーへの変換
メジャーから座標への変換
メジャー システム間の変換
イベント レイヤーを直接セグメント化
イベント上のギャップ、オーバーラップ、および無効なメジャーの検出
サービスとサービス向けの開発の詳細については、以下をご参照ください。
品質管理
Pipeline Referencing では、LRS ネットワークおよびイベント データの品質管理チェックを行うことができます。 また、ArcGIS Data Reviewer には ArcGIS Data Reviewer が用意されており、データのチェックとデータ エラーの管理のため、ArcGIS ソフトウェアを拡張します。
ワークフロー管理
Pipeline Referencing には標準 ArcGIS Workflow Manager 機能へのアクセスも含まれており、組織内のワークフローを管理したり、組織内の LRS データ管理のために標準化されたプロセスを開発できます。