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回路

ユーティリティー組織や通信組織は小さな論理セグメントを使用して大規模なネットワークを管理しています。 たとえば、ガス ユーティリティーや水道ユーティリティーでは圧力ゾーンと分離ゾーンが使用されるのに対し、電気公益事業ではサブネットワークを使用してモデル化された給電線とセクションが使用されます。 通信業界では、回路が採用されています。

ユーティリティー ネットワークのコンテキストで、回路という用語は、通信ドメイン ネットワーク内の指定された開始位置と終了位置間の専用パスを表すコンポーネント (ポートなど) の集合体を定義するために使われます。 回路は、接続されたエレメントの不連続な集合体 (セクション化された回路のセクションと呼ぶ) で構成されています。 セクションは、エレメントの論理的な集合体であり、トレース操作を使用して特定することができ、1 つの始点と停止点によって定義されます。 回路は、部分的に並べられている (並列配置または順次配置) 1 つまたは複数のセクションで構成されることがあり、サブ回路に分割して別の回路を定義し、容量または帯域幅を共有することもできます。 ストレージを簡素化したり FTTH 回路をサポートしたりするために、セクションがない回路を作成することもでき、このような回路をセクション化されていない回路と呼びます。

回路は 回路の作成 ウィンドウまたは 回路定義のインポート ツールを使用して作成します。 回路には一意の名前がユーザーによって付けられ、回路の帯域幅、所有権などの情報を追跡するための追加のユーザー定義属性が含まれていることがあります。 ネットワーク内の回路の開始位置および停止位置として機能させるため、デバイス、ジャンクション、およびジャンクション オブジェクトに回路位置ネットワーク カテゴリーが割り当てられています。 ライン オブジェクトまたはエッジ オブジェクトは、開始側と終了側の両方に接続がない場合に、回路の開始位置または停止位置として機能することができます。 この場合、回路位置ネットワーク カテゴリーは必要ありません。

セクション化されている回路とセクション化されていない回路のどちらも、物理ネットワーク インフラストラクチャーを使用して物理回路としてモデル化することも、ネットワーク インフラストラクチャーを使用して仮想回路として論理的に定義することもできます。 仮想回路は、通常、基になっている物理ネットワークが不明な開始位置と停止位置の間に定義されます。

回路管理

回路は次の操作によってダーティーとマーク付けされます。

  • ネットワーク トポロジーが有効化されたとき。

  • 回路が作成されたとき。

  • 回路の修正 ウィンドウを使用して回路定義に対して変更が加えられたとき。

  • 回路に含まれているフィーチャとオブジェクトに加えられた編集を検証するとき。

  • 回線をダーティーとマーク付けするために構成されたユーザー定義の属性フィールドに編集が加えられたとき。

正確性を確保するために、ダーティーな回路は検証する必要があります。 回路の検証時の分析項目については「回路の確認」をご参照ください。

注意:

回路プロパティの設定 ツールの 回路をクリーンとしてインポート パラメーターを使用することで、回路定義のインポート ツールの使用時に必要に応じて回路をクリーンとしてインポートすることができます。

回路に関する情報は回路管理テーブルに保存されます。 1 つ目の通信ドメイン ネットワークが作成されると、そのネットワークにおける回路管理をサポートするため、追加の 3 つのテーブルが作成されます。

  • Circuit テーブルには、それぞれを定義する回路とセクション (存在する場合) に関する情報が格納されています。

  • CircuitSection テーブルには、回路を定義するセクションに関する情報が格納されています。 このテーブルには 1 つの回路のレコードが複数存在し、各行はそのセクションで使用するセクション (始点、停止点、またはサブ回路) を表します。

  • Subcircuit テーブルには、回路の容量または帯域幅を共有する回路区分 (サブ回路) に関する情報が格納されています。

通信ドメイン ネットワークで回路を構成するフィーチャとその接続性の情報は、回路のエクスポート ツールを使用して .json ファイルにエクスポートできます。 エクスポートされたこのデータは、アーカイブに利用したり、ModelBuilder を使用した他のツール、カスタム ツール、または外部のサード パーティー システムとの連携を通して使用することができます。

エクスポートを承認済みに設定 パラメーターを使用して、その回路について外部システムに通知するかどうかを指定できます。 回路がネットワークから論理的に削除された場合 (Status = Deleted)、回路のエクスポート ツールを使用すると、エクスポートを承認済みに設定 パラメーターをオンにしたときに回路テーブルから行を物理的に削除できます。

回路のトレース

回路に含まれるフィーチャは、開始位置と終了位置に関連するものを除き、回路定義には保存されません。 代わりにトレース操作を使用して、回路への参加を識別します。 通信組織で一般的な深い格納階層を表すために、回路解析では、パス トレースと回路トレースという 2 つのトレース タイプを使用できます。

パス トレース

パスは、始点とオプションの停止点が定義されている一連のジャンクションとエッジから成ります。 停止点が明示的に指定されていない場合、バリアに遭遇したとき、トレースに定義されたホップの最大数 (最大ホップ) に達したとき、およびパスのエンドポイントで 1 価のジャンクションにトレースが遭遇したときにパス トレースの停止位置が定義されます。 回路には定義される開始位置と停止位置の間にパスが 1 つしかありませんが、パス トレースでは、セクションを定義して回路を作成する際に、1 つ以上の開始位置と停止位置の間に存在する有効なパスを特定することができます。 グループ化がサポートされており、返される有効なパスを制限するため、パス数 パラメーターと 最大ホップ パラメーターが用意されています。 すべての接続性を明示的に指定せずに回路がモデル化されている場合、通過時に 接続性の推測 パラメーターを使用することで、フィーチャの格納階層を使用してパスを検出することができます。

回路トレース

回路トレースでは、回路名 または始点を使用して、回路を定義するフィーチャが返されます。 これを使用して、ネットワーク トポロジーでは表現されない仮想の回路と回路セクションの情報をトレースして返すことができます。 回路トレースでは、選択、集約されたジオメトリー、または回路の結果を返すことができます。 回路 結果タイプが使用されている場合、回路定義とともに、パスを構成するフィーチャに関する情報が出力 .json ファイルに返されます。

回路プロパティ

回路が存在する通信ドメイン ネットワークの作成時に、回路に対して初期のプロパティ セットが割り当てられますが、回路のプロパティは 回路プロパティの設定 ツールを使用して設定または変更できます。

通信ドメイン ネットワークは、そこに含まれているすべての回路の各種プロパティを制御します。 回路を作成、修正、トレースする際にこれらのプロパティが参照されます。

次の表では、通信ドメイン ネットワークの回路プロパティの各コンポーネントについて説明しています。

コンポーネント

説明

回路位置の共有

回路の定義に使用されている開始位置と停止位置を回路間で共有可能かどうかを指定します。

  • オン - 開始位置または停止位置を使用して、1 つ以上の回路を定義できます。

  • オフ - 開始位置または停止位置を使用して、単一の回路のみ定義できます。 これがデフォルトです。

注意:

これは回路を定義するすべての開始位置と停止位置に適用されます。 ジャンクションまたはジャンクション オブジェクトには、回路または回路セクションの開始位置または停止位置として機能させるために、回路位置ネットワーク カテゴリーを割り当てる必要があります。ただし、ライン オブジェクトまたはエッジ オブジェクトには回路位置ネットワーク カテゴリーは必要なく、開始側と終了側の両方に接続がない場合でも、開始位置または停止位置として機能することができます。

回路をクリーンとしてインポート

回路定義のインポート ツールを使用してインポートする回路定義を回路テーブルにクリーンとしてインポートするかダーティーとしてインポートするかを指定します。

  • オン - インポートされた回路の Status 属性は Clean であり、Last verified フィールドは null です。 ネットワーク トポロジーが無効になっている場合、Status フィールドは更新されません。

  • オフ - インポートされた回路の Status 属性は Dirty です。 ネットワーク トポロジーが無効になっている場合、すべての回路の Status フィールドが Dirty に更新されます。 これがデフォルトです。

回路トレースの構成

回路トレースの構成はオプションであり、回路プロパティの設定 ツールを使用してユーティリティー ネットワークの構成段階で設定できます。 これはネットワーク内の回路を作成、修正、検証、トレースする際に使用されます。

次の構成オプションがあります。

  • 最大ホップ - パスで許容されるエッジ間の最大ホップ数を指定します (始点を除く)。 すべてのエッジとジャンクション-ジャンクション接続性の関連付けは、通過時に固定ユニット長 1 を持つものとして評価されます。 デフォルトは 100 です。

  • 格納器を含める - トラバース フィーチャの格納器を含めるかどうかを指定します。

  • 格納物を含む - トラバース フィーチャの格納物を含めるかどうかを指定します。

  • 構造物を含める - トラバース フィーチャへのアタッチメントがある構造物を含めるかどうかを指定します。

  • バリア フィーチャを含める - バリア フィーチャを含めるかどうかを指定します。

  • 配置可能性の検証 - 配置できないジャンクションまたはエッジ オブジェクトが発生した場合にエラーを表示するかどうかを指定します。

  • サマリー - このパラメーターは現在実装されておらず、将来の拡張のため予約されています。

  • 条件バリア - ネットワーク属性およびカテゴリーに基づいてトレース操作を停止するフィーチャまたはオブジェクトを定義します。

  • 関数バリア - 関数に基づいてトレース操作を停止するフィーチャまたはオブジェクトを定義します。

  • 通過可能性の適用 - 施行する通過可能性の適用範囲を定義します。 通過可能性をジャンクションのみ、エッジのみ、またはジャンクションとエッジの両方に適用します。

  • プロパゲーター - 反映させるネットワーク属性、およびトレース中に反映がどのように発生するかを指定します。

回路をダーティーとしてマークするユーザー属性

回路管理テーブルでユーザー定義属性フィールドをオプションで構成し、変更された際に回路をダーティーとマーク付けすることができます。 ユーザー属性 パラメーターを使用して、各フィールドの回線管理テーブルと属性名を指定します。

次の構成オプションがあります。

  • 回路テーブル - ユーザー定義属性を含む回路管理デーブルを指定します。

  • 属性名 - 指定されたテーブルから、変更時に回路をダーティーとマーク付けするフィールドを選択します。

回路プロパティの設定方法と修正方法の詳細