テリトリー ソリューションの作成
Business Analyst ライセンスで利用可能。
ArcGIS Business Analyst Pro を使用すると、テリトリー ソリューション全体で、テリトリーの作成、バランス調整、管理を行うことできます。 テリトリーは、営業地域、到達圏、フランチャイズ区域、投票区などのエリアを表すことができます。 テリトリー ソリューションは、土台としてベース レイヤー (または基本単位レイヤー) とテリトリー レイヤーを含むグループ レイヤーです。 レベルを追加して、複数の階層レベルを持つテリトリー ソリューションを作成することもできます。 たとえば、Regions (テリトリーのグループ) レベルをテリトリー ソリューションに追加することができます。 テリトリー ソリューションを作成すると、テリトリーのバランスを調整できます。これはベンチマークの設定や、等しくインセンティブを得られる市場の確立に理想的です。 テリトリーは、人口や売上高などの 1 つ以上の属性に基づいてバランスを調整することができます。 テリトリーの形状のコンパクト性を、バランス調整プロセスの要素に加えることもできます。
テリトリー ソリューションを作成する主な手順には、レベルの階層の作成、パラメーターの設定、ソリューションの解析、調整、結果の共有があります。
活用例
テリトリー デザインの活用例を以下に示します:
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アプリケーション |
説明 |
使用されるデータの例 |
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サービスのバランス調整 |
あるエレベーター会社がエレベーターのサービス業務を分担するために、テリトリー ソリューションを作成しました。 エレベーターの位置が同じ数になるようにソリューションをバランス調整し、各テリトリーに含まれる年間サービス契約を同量にしました。 テリトリーは毎年評価され、サービスを必要とするエレベーターを含む新しい施設を考慮して調整されます。 |
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カレッジ リクルート |
ある大規模な大学が、高校で同大学の学部進学プログラムを推進しています。 同程度の数の高校と高校生の年齢の人口を含むテリトリーをデザインし、バリアを使用して州間高速道路と交わらないテリトリーを形成します。 この解析を実行するには、カレッジ リクルート担当者のテリトリー バランス チュートリアルをご参照ください。 |
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テリトリー ソリューション レイヤーの作成
テリトリー ソリューションを作成する最初のステップでは、テリトリー ソリューション グループ レイヤーを作成し、必要に応じてレベルを追加して階層を作成します。 テリトリー ソリューションを作成するには、次の手順を実行します。
解析 タブで、ビジネス解析 をクリックしてギャラリーを開き、新しいテリトリー デザイン ソリューション をクリックします。
テリトリー ソリューションの作成 ウィンドウが開きます。
テリトリー ソリューションの作成 ウィンドウで、次のパラメーターを入力します。
入力フィーチャ - テリトリーを形成する基本区画またはポリゴン フィーチャクラスを選択します。
テリトリー ソリューションの名前 - テリトリー ソリューション レイヤーの名前を入力します。
ID フィールド - ベース レベル入力フィーチャの識別子を含むフィールドを選択します。
名前フィールド - ベース レベル入力フィーチャの一般公開名を含むフィールドを選択します。
テリトリー レベル名 - ベース フィーチャのグループの説明を入力します (Territories (デフォルト) や Districts など)。
デフォルト テリトリー名 - ベース フィーチャのグループの識別子を入力します (テリトリー %Number% など)。 これがデフォルトです。
境界マスク - ポイントベースのレイヤーの拡大を制限する外側の境界として機能するレイヤーを選択します。
OK をクリックします。
レベル、テリトリー、ベース フィーチャの 3 つのサブレイヤーを含む新しいグループ レイヤーが作成されます。 これは、マップおよび コンテンツ ウィンドウに追加されます。 レベル レイヤーは、内部設定が保存され、マップ上には描画されません。
テリトリー レベルの追加
レベルをさらに追加して、階層ソリューションを作成することができます。 次のレベルはテリトリーをグループ化してより大きなエリアにしたもので、リージョンとも呼ばれます。 テリトリー レベルを追加するには、次の手順を実行します。
テリトリー グループ レイヤーをクリックして選択します。 リボンの テリトリー デザイン タブをクリックします。 管理 グループで、レベルの追加 ボタンをクリックします。
テリトリー レベルの追加 ウィンドウが開きます。
テリトリー レベルの追加 ウィンドウで、次のパラメーターを入力します。
入力テリトリー ソリューション - レベルを追加するテリトリー ソリューション レイヤーを選択します。
レベル名 - 次のレベルの名前を入力します (Regions など)。
デフォルト テリトリー名 - テリトリーのグループの識別子を入力します (Region %Number% など)。
プライマリー フィーチャクラス - レベル属性を格納するために使用するレベルを指定します。 次の中から 1 つを選択します。
テリトリーの境界 を選択して、テリトリーの境界を表すポリゴン フィーチャを作成します。
テリトリーの中心 を選択して、テリトリーの中心を表すポイント フィーチャを作成します。
ベース境界 を選択して、ベースレベルのフィーチャの境界を表すポリゴン フィーチャを作成します。
ベースの中心 を選択して、ベースレベルのフィーチャの中心を表すポイント フィーチャを作成します。
OK をクリックします。
新しいレベルが、マップおよび コンテンツ ウィンドウに追加されます。
テリトリー ソリューションのバランス調整
テリトリー ソリューションのバランスを調整すると、各テリトリーに含まれる属性が均等に分散されるようになります。 これにより作業効率が向上し、結果を時系列で比較できるようになります。 たとえば、人口でバランスが調整されたテリトリー ソリューションでは、各テリトリーに同数の人が含まれます。 毎年テリトリーの評価を行い、人口が増加または減少したエリアがあれば調整することができます。
テリトリー ソリューションのバランスを調整するには、レベル変数の追加 ウィンドウで変数を追加し、バランス調整変数の設定 ウィンドウで変数の重みを指定します。 変数はベース レベルではなく、Territories レベルまたは Regions レベルにのみ追加できます。 レベルに追加された変数はいずれも、上位レベルにロール アップできます。
注意:
バランス調整変数を設定するには、変数をベース フィーチャに含める必要があります。 たとえば、Business Analyst データ を使用して レイヤーに情報を付加 し、そのレイヤーをベース フィーチャで使用することができます。
バランス調整変数を指定しない場合、テリトリーはジオグラフィーに基づくことになります。 作成されるテリトリーは連続し、正積に基づきます。
テリトリー ソリューションのバランスを調整するには、次の手順を実行します。
テリトリー グループ レイヤーをクリックして選択します。 リボンの テリトリー デザイン タブをクリックします。 解析 グループで 変数の追加 ボタンをクリックします。
レベル変数の追加 ウィンドウが表示されます。 このツールは、数値フィールド (人口統計変数など) を任意のレベルに追加します。 数値フィールドは、ベース フィーチャ レイヤーにすでに含まれています。
レベル変数の追加 ウィンドウで、次のパラメーターを入力します。
入力テリトリー ソリューション - 変数を追加するテリトリー ソリューション レイヤーを選択します。
レベル - 変数を追加するレベルを選択します。
ベース レベル - 変数で情報を付加された、ベース フィーチャを含むレイヤーを選択します。
変数 - ベース レイヤー内の 1 つ以上の変数を選択して、次のフィールドを指定します。
変数を選択すると、統計フィールド パラメーターにその変数が自動的に入力されます。 人口や売上情報などの変数は、テリトリー間のバランスを決定するための手段です。
統計情報 は、個数、合計、最大値、最小値、平均、中央値、標準偏差、または 全体の割合 の統計情報計算から選択します。
フィールド名 には、フィールドの名前を設定します。
フィールドのエイリアス名 には、フィールドの表示名を設定します。
必要に応じて 他を追加 ボタンをクリックして、他の変数を追加します。
変数の追加が完了したら、OK をクリックします。
テリトリー デザイン リボンの 解析 グループで バランス調整変数 ボタンをクリックします。
バランス調整変数の設定 ウィンドウが表示されます。
バランス調整変数の設定 ウィンドウで、次のパラメーターを入力します。
入力テリトリー ソリューション - 変数を使用してバランス調整を行うテリトリー ソリューション レイヤーを選択します。
レベル - 変数を追加するレベルを選択します。
バランス調整変数 - 1 つ以上の変数を選択して、各変数の 加重 の値を指定します。 これは、各変数が解析に与える影響の量です。 複数の変数が使用されている場合、それぞれの重みを 100 のスケールで設定できます。 たとえば、3 つの変数の重みを 50%、25%、25% に指定できます。 変数が 1 つしかない場合は、重みを 100 に指定します。
OK をクリックします。
統計が追加され、ソリューションが解析されるとテリトリーがバランス調整されます。
テリトリーの解析
テリトリー ソリューションのパラメーターを設定、作成されるテリトリーの数を指定してソリューションを解析します。 テリトリーの中心位置がすでに特定されている場合 (店舗位置など) は、テリトリー レコードの読み込み ジオプロセシング ツールを使用し、中心をランダムに特定するのではなく、各テリトリーの中心を特定します。 テリトリー ソリューションを解析するには、テリトリーの解析 ジオプロセシング ツールを使用します。
テリトリーは、各テリトリーが均等になるよう (均等な人口、均等な売り上げなど) 解析することも、テリトリーの形状 (均等な形状など) に基づいて解析することもできます。 変数が設定されていない場合は、テリトリーは形状に基づきます。 テリトリーの境界を作成するには、まずテリトリーの中心を特定します。 中心は、テリトリーの地理的中心、またはテリトリーの拡大に応じて動的に移動できる最適な場所にすることができます。 シード ポイントは、テリトリーが拡大する固定された開始点 (フランチャイズの住所、営業所、配送センターなど) として使用できます。
テリトリーを解析するには、次の手順を実行します。
テリトリー デザイン リボンの 解析 グループで 解析の実行 ボタンをクリックします。
テリトリーの解析 ウィンドウが表示されます。
テリトリーの解析 ウィンドウで、次のパラメーターを入力します。
入力テリトリー ソリューション - 解析を実行するテリトリー ソリューション レイヤーを選択します。
レベル - 解析を実行するソリューションのレベルを選択します。
テリトリー数を決定する方法 - テリトリー数の定義方法を選択します。
ユーザー定義 方法では、作成するテリトリーの数をユーザーが設定できます。
優先 方法では、作成するテリトリーの数をユーザーが設定できますが、ユーザーが定義した制約を満たすようにテリトリーが制限されます。
最適 方法では、ユーザーが定義した制約 (バリアなど) を使用してテリトリーの数が自動的に設定されます。 テリトリーの最適数は、位置の数や変数の量などのクラスターを特定することで決定されます。
最適最大カバレッジ 方法では、可能なベース フィーチャの最大数を使用してテリトリーの数が自動的に設定されます。
テリトリー数の最大化 方法では、テリトリーを自動計算して、小さいサイズのテリトリーを多数作成します。
テリトリー数の最小化 方法では、テリトリーを自動計算して、大きいサイズのテリトリーを少数作成します。
テリトリー数 - 作成するテリトリーの数を入力します。 このオプションは ユーザー定義 方法と 優先 方法で使用できます。
必要に応じて 高度なオプション メニューを展開して、テリトリー ソリューションを調整します:
品質 ではパーセント値を設定して、解析操作のパフォーマンスを決定します。 値が低いほどパフォーマンスは向上しますが、品質が影響を受ける可能性があります。
反復制限 では、テリトリーの検索プロセスを繰り返す回数を設定します。 大きなデータセットの場合は、最適なソリューションを見つけるために、この数値を増やすことをおすすめします。 デフォルト値は 50 です。
アルゴリズム では、デフォルトの クラシック または新しい 遺伝的 アルゴリズム タイプを選択します。
OK をクリックします。
必要に応じて テリトリー レベル設定 を使用して、変数情報、フィーチャクラスのメタデータ、距離と属性の制約、テリトリー形状のオプションなどの現在の設定を保存します。 テリトリー レベル設定 から直接テリトリー ソリューションを再解析し、設定のすべての内容を適用します。
テリトリー ソリューションの変更
バランスが自動調整されたテリトリー ソリューションは、手動調整が必要なことがあります。 テリトリー ソリューションを変更すると、テリトリーとレベルを解析および操作できるようになります。 たとえば、選択したフィーチャまたはテリトリー ベース フィーチャを開いて人口統計を表示する、選択したフィーチャを使用してテリトリーを作成する、フィーチャを再割り当てする、テリトリーをロック/ロック解除するなどの操作が可能です。
ヒント:
テリトリーの変更 ウィンドウでテリトリー ソリューションを変更するときは、アプリケーションの 元に戻す
ボタンと やり直し
ボタンを使用できます。 現在、元に戻す操作とやり直す操作を行える機能は、テリトリーの割り当て、割り当て解除、名前の変更、ロックです。
テリトリー ソリューションを変更するには、次の手順を実行します。
テリトリー デザイン リボンで テリトリーの変更 ボタンをクリックします。
テリトリーの変更 ウィンドウが表示されます。
マップ上のテリトリーについての確認や特定を行うには、次のいずれかを実行します。
属性テーブルを開く ボタンをクリックして、選択したフィーチャの属性テーブルを開きます。
テリトリーにズーム ボタンをクリックし、マップ上で選択されたテリトリーにズームして、マップの中心に表示されるようにします。
テリトリーに画面移動 ボタンをクリックして、マップで選択したテリトリーに画面移動します。
テリトリーをフラッシュ ボタンをクリックして、マップで選択したテリトリーの形状を点滅表示します。
テリトリーを選択して操作するには、次のいずれかを実行します。
マップ上でベース フィーチャをクリックして選択し、テリトリーの変更 ウィンドウを使用して、そのフィーチャをテリトリーに割り当てる、またはテリトリーから割り当て解除することによって予想される影響を表示します。
テリトリー デザイン リボンで、選択 ドロップダウン メニューを使用して、フィーチャの選択方法を設定します。
テリトリー ベース フィーチャを開く ボタンをクリックして、選択したテリトリー ベース フィーチャを テリトリーの変更 ウィンドウに表示します。
選択したベース フィーチャを開く ボタンをクリックし、マップの選択を変更して、選択したフィーチャ リストを更新します。
テリトリーの変更 ウィンドウで 隣接フィーチャによるフィルター ボタンをクリックして、選択したフィーチャに隣接するテリトリーとフィーチャだけを表示します。
ロック ボタンをクリックしてテリトリーをロックし、変更されないようにします。 テリトリーがすでにロックされ、変更が必要な場合は、ロックの解除 ボタンをクリックします。
テリトリーのベース フィーチャを変更するには、次のいずれかを実行します。
割り当て ボタンまたは 割り当て解除 ボタンをクリックして、選択したすべてのフィーチャを親テリトリーに割り当て、または親テリトリーから割り当て解除します。
ドラッグアンドドロップ編集を使用して、あるテリトリーから別のテリトリーにフィーチャを移動します。 1 つ以上のフィーチャを選択します。 選択結果を右クリックして右クリック ボタンを押したまま、次のいずれかを実行します。
選択したフィーチャをマップ上の別のテリトリーにドラッグして、フィーチャを再割り当てします。 マップ上で使用可能なテリトリーは、太いアウトラインでハイライト表示されます。
テリトリーの変更 ウィンドウで、選択したフィーチャを別のテリトリー レコードにドラッグして、フィーチャを再割り当てします。
選択したフィーチャを割り当て済みテリトリーから、テリトリーではない (つまりフィーチャを含まない) マップ上の任意のエリアにドラッグして、テリトリーから割り当て解除します。
テリトリーを作成または削除するには、次の手順を実行します。
作成 ボタンをクリックして、マップ上で選択したフィーチャからテリトリーを作成するか、空のテリトリーを作成します。
削除 ボタンをクリックして、選択したテリトリーを削除します。
必要に応じて、チャートを使用してテリトリー統計情報と、手動のテリトリー編集を知らせるインジケーターを視覚化します。 テリトリーの変更 ウィンドウでチャートを表示して使用するには、次の手順を実行します。
オプション
をクリックして、グラフ作成 の上にポインターを置き、バー チャートの表示 チェックボックスをオンにします。必要に応じて、最小ラインの表示、最大ラインの表示、目標ラインの表示、バランス ラインの表示 のチェックボックスをオンにします。
バー チャートに各テリトリーの相対サイズと、選択したインジケーター ラインが表示されます。 マップ上でフィーチャが選択されると、バー チャートにはフィーチャを再割り当てした場合に影響を受けるテリトリーの増加 (緑色) と減少 (赤色) の予測が表示されます。 チャートは類似のシンボルを使用して制約 (最大値を超える量や目標値との差など) を表示します。
ジオプロセシング ツール
テリトリー デザイン ツールボックスには、テリトリー ソリューションの作成、制限の追加、テリトリーのバランス調整、テリトリーの手動編集に使用できるツールが用意されています。 テリトリー デザイン ツールボックスはツールセットに分類され、ツールセットでは、その中のツールで実行されるタスクの適用範囲が定義されます (テリトリー ソリューションの作成/管理や解析など)。
テリトリー ソリューション ワークフローでは、解析およびテリトリー ソリューション ツールセットを使用します。
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解析ツールセットには、以下のツールが含まれています。 |
テリトリー ソリューション ツールセットには、以下のツールが含まれています。 |
また、これらのジオプロセシング ツールを使用し、Python スクリプトまたはモデルを使ってワークフローを自動化することもできます。 テリトリー デザイン ワークフローを開始する前に、Business Analyst データ ソース を設定します。 ローカルまたはオンラインのデータセットを使用して、テリトリー ソリューションを実行できます。
レポート
テリトリーのサマリー レポートを作成し、テリトリーの作成とバランス調整のために行った作業を集計することができます。 レポートには、テリトリーに関する情報が記載され、テリトリー変数に関する重要な情報が分類されます。