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ArcGIS Enterprise 12.1 の新機能

ArcGIS Enterprise 12.1 では、データ管理と運用の新機能、アプリケーション全体にわたる更新、製品全体の機能強化が導入されています。 このページでは、提供される新機能の一部を紹介し、特定のコンポーネントや機能の追加情報へのリンクを示します。

このバージョンの追加のサポート リソース:

注意:

ArcGIS Enterprise のアップグレードを実行する前に、アップグレードに関する注意事項をご確認ください。

製品の主な機能

すべての ArcGIS Enterprise コンポーネント、API、サーバー ロール、およびアプリの新機能の詳細については、以下のセクションおよびリンクをご参照ください。

  • ArcGIS Data Pipelines は、マッピングおよび解析ワークフローのためのデータの準備と統合を容易にするノーコードのビジュアル データ エンジニアリング機能です。

  • ArcGIS Velocity はリアルタイムで処理および解析を行うための ArcGIS Enterprise の機能です。 この機能を使用することで、Internet of Things (IoT) センサーからデータをインポート、視覚化、解析、保存、使用できます。

  • ArcGIS Pipeline ReferencingArcGIS Data ReviewerArcGIS Roads and Highways が Linux オペレーティング システムでサポートされるようになりました。

  • 可観測性の強化には、指標 API を使用したシステムおよび ArcGIS Enterprise コンポーネントが実行されているコンピューターに関する情報の取得が含まれています。 詳細については、「ArcGIS Enterprise の可観測性」と「指標 API について」をご参照ください。

  • 組織からのレスポンス キャッシュを有効にして、フィーチャ レイヤーのスケーラビリティーとパフォーマンスを向上させます。

  • ノートブックを作成する権限があれば、ハードコードされたシークレット値を公開することなく、対話的ワークフローとスケジュール済みワークフローの両方で、複数のノートブックにわたってプログラム的にノートブック シークレットを使用できます。

組織サイトの管理

組織サイトの管理に関する更新は以下のとおりです。

データ管理

データの作成と管理に関する更新は以下のとおりです。

以下は ArcGIS Data Store のアップデートです:

  • オブジェクト ストアを単一インスタンス モードでデプロイした場合、configuredatastore ユーティリティーを使用して少なくとも 2 台のコンピューターをオブジェクト ストアに追加し、--mode オプションを cluster に設定することで、クラスター モードに変更できるようになりました。 オブジェクト ストアにコンピューターを追加する前に、デフォルトのバックアップ場所をオブジェクト ストアに対して構成しておく必要があります。また、新しいコンピューターがこの場所にアクセスできる必要があります。

  • describedatastore ユーティリティーは、オブジェクト ストアにクラウド サービスを使用するデプロイメントのプロパティを返すようになりました。

  • datastoremetrics ユーティリティーは、リレーショナル ストアの指標を収集できるようにするために追加されました。

マッピングとビジュアライゼーション

マッピングとビジュアライゼーションの更新は以下のとおりです。

  • Map Viewer でフィーチャ ジオメトリーを更新する際に、フィーチャを分割またはマージします。 さらに、新しい選択ツールを使用して、選択したフィーチャの置換、追加、削除の中から選択します。

  • Map Viewer の描画ツールを使用してトゥルーカーブを作成および編集し、フィーチャの作成時と編集時に描画ツールを切り替えます。

  • フィールド値の書式設定が更新され、国際化標準への適合が改善されました。日付および数値フィールドに対するロケールのサポートが改善され、新しい書式設定オプションが導入されました。 複数のロケールに対応した地図を作成する際に、タイム ゾーンなどのプロパティをポップアップに表示します。

  • ラベルを構成するときに、フィーチャのラベル作成 ウィンドウでラベル クラスの順序を変更することにより、ラベルが競合する場合の優先付け方法を調整できるようになりました。 ラベル クラスで競合回避を無効化することもできるため、ラベルが他のラベルと競合する場合にラベルを描画できます。

  • オフセット効果プロパティを持つベクター ラインおよびベクター ポリゴンの塗りつぶしシンボルをスタイル設定する際、オフセット距離、結合方法、描画パフォーマンスを構成できるようになりました。

  • グラデーション シンボルをサポートするラインとポリゴンをスタイル設定する場合、グラデーション ストロークとグラデーション塗りつぶしをカスタマイズできるようになりました。

  • タイプ (個別値シンボル) データを操作する場合、その他 カテゴリーのすべての値を選択し、これらの値を新規または既存のグループに移動できます。

  • Map Viewer でレイヤーのスタイルを設定する際、カスタム シンボルやシンボルの個々のコンポーネントなど、任意のベクター シンボルをアニメーション表示します。

  • Map Viewer での印刷で動的な凡例がサポートされ、現在のマップ範囲に表示されているフィーチャの凡例だけが印刷レイアウトに表示されるようになりました。 また、マップの縮尺記号の優先的な単位を選択できるようになり、マップの縮尺により適した基準縮尺を含められるようになりました。

  • 関連する属性でフィーチャ レイヤーを参照することにより、補助フィーチャ レイヤーなしでホスト タイル レイヤーのポップアップを有効化します。

  • この場所の情報 機能で、ArcGIS World Geocoding Service に加えてカスタム ロケーターがサポートされるようになりました (ロケーターでリバース ジオコーディングを許可している場合)。

  • Map Viewer でテンプレートを編集する際、ArcGIS Pro で作成した共有テンプレート (グループ テンプレートとプリセット テンプレート) を使用します。 共有テンプレートは、ホスト フィーチャ レイヤーと ArcGIS Server フィーチャ レイヤーの両方に対して構成できます。

  • 時間ベースのレイヤー表示設定をオンにして、特定の期間のみのレイヤーを表示します。

  • 添付ファイルを扱う際、属性テーブル内で関連する写真やファイルを直接表示し、最大化して全画面表示します。

  • すぐに使用できる HTML コードを使用してマップを埋め込む際に、iFrame を選択します。

  • マップへのカスタム リンクを作成し、そのリンクを使って開いたときのマップの外観を構成します。

  • mapOnly=true URL パラメーターを追加して、ツールバーを非表示にして Map Viewer を開くリンクを共有します。

  • ポップアップを構成するときに、選択したキーワードおよび添付ファイルのタイプに基づいて、ポップアップに表示される添付ファイルをフィルターします。

  • クラスター フィールドの構成およびビン フィールドの構成時のフィールド値の書式設定が更新され、国際化標準への適合が改善されました。日付および数値フィールドに対するロケールのサポートが改善され、新しい書式設定オプションが導入されました。

  • ルート案内の取得時とルート レイヤーの作成時に、ウェイポイントを追加および編集してルートを動的に調整します。

  • カレンダー ヒート チャートで、インシデントをカレンダー グリッドに集約することで、時系列データのパターンを視覚化できるようになりました。

  • バー チャートに、NULL をカテゴリーとして処理 および 時系列ビニングの有効化 という 2 つの新しいパラメーターが追加されました。 NULL をカテゴリーとして処理 をオンにすると、カテゴリー フィールドの NULL 値が集約されたバーがチャートに追加されます。 時系列ビニングの有効化 は、カテゴリー 変数に日付フィールドが選択されている場合に使用でき、チャートの X 軸に沿った時間間隔のビンの作成に使用されます。

  • 散布図ツールチップ表示フィールド パラメーターが含まれるようになりました。チャートを作成するための変数として使用せずにポイントのツールチップに表示する数字フィールドの選択に使用されます。

  • 方向付き画像ビューアーが更新され、ナビゲーションの強化、新しい検索ワークフロー、およびすべての画像探索タスクにおけるパフォーマンスの向上が実現されました:

    • 方向付き画像ビューアー ウィジェットは Map Viewer の中央パネルで開くため、アクセシビリティーが向上し、以前のサイズ制限の問題が解消され、より一貫性のある最適化された表示体験が得られます。

    • 方向付き画像ビューアー インターフェイスのデザインが見直され、より効率的で直感的なユーザー エクスペリエンスが実現されました。

    • 機能が重複または関連する主要ツールが統合された親トグルの下にグループ化され、視覚的な煩雑さが軽減され、よりすっきりと整理されたレイアウトが実現されました。

    • ウィジェットに新しい検索ツール グループが導入され、方向付き画像レイヤーから画像にアクセスするための 3 つのオプションが提供されるようになりました。

      • 画像の探索 - ユーザーが選択したマップ上の位置に基づいて、最適な画像を検索します。

      • 3D 画像の探索 - フィーチャの Z 値を使用した高さベースのフィルタリングを組み込むことで、画像探索ワークフローを拡張します。

      • 画像の表示 - ユーザーは方向付き画像フィーチャをマップ上またはシーン上で直接選択して関連画像を表示できます。

    • 方位ナビゲーションおよびシーケンシャル ナビゲーションの実行中に方向付き画像ビューアーのイメージ キャッシングが有効になり、ビューアー全体のパフォーマンスが向上し、画像読み込み時間が短縮されました。

    • 方向付き画像ビューアー ウィジェットで、画像の照会時に時間情報フィルタリングがサポートされるようになりました。これにより、ユーザーは時間的な制約に基づいて画像を取得し、より正確で状況に応じた結果を得ることができます。

    • 方向付き画像ビューアー コンポーネントおよびウィジェットで、360 度画像用のタイル画像フォーマット (COG およびMRF) の視覚化がサポートされるようになりました。これにより従来の JPG 画像よりも読み込みが速く、全体的なパフォーマンスが向上します。

3D GIS

3D GIS の更新は以下のとおりです。

  • フローと標高を使用してイメージ レイヤー内の方向を視覚化します。

  • IFCv4 ファイルなどのジオリファレンス情報が含まれている 3D モデルは、アップロード時にシーンに自動的に配置されるようになりました。

  • 柔軟性が高いシナリオ固有の解析ワークフローを有効化するには、Scene Viewer 内でカスタム ジオプロセシング ツールを直接実行します。

  • Scene Viewer は、密度の高い視覚データを使用し、滑らかで写真のようなシーンを作成するガウシアン スプラット レイヤーに対応するようになりました。 この 3D レイヤー タイプは、インフラストラクチャー、植生、市街地環境にわたる豊かな細部を視覚化するのに適しています。

  • レイヤーの視覚化に、ArcGIS Arcade 式を使用可能です。

  • お気に入りの ArcGIS Hub カタログからレイヤーを参照し、追加できます。

  • シーンの読み込み時に表示されるメッセージをすべて閉じて、タスクに集中します。

解析

解析ツールで、次の新しいツールと機能拡張を使用できるようになりました:

  • Geomorphon 地形ラスター解析ツールは、入力サーフェス ラスターの各セルの Geomorphon パターンを計算し、一般的な地形タイプに分類します。

  • カテゴリー ラスターの集約ラスター解析ツールは、入力多次元カテゴリー ラスターの各スライス内のカテゴリーごとのピクセル数を含むテーブルを生成します。

  • レイヤーへの情報付加ツールで、移動モードを使用して情報付加対象エリアを生成する際に、移動方向 パラメーターが含まれます。 一方通行などの道路網の規制があるため、移動エリアを生成する場合は移動方向を選択することが重要です。

次の新しいラスター関数を使用できるようになりました:

  • 不正なバンドのラベル付けラスター関数では、範囲またはリストを使用して特定のバンドを指定し、不正なバンドとしてラベル付けできます。

  • サブセット バンド ラスター関数を使用すると、範囲またはリストを使用してバンドのサブセットを抽出できます。

環境設定に対し、次の機能拡張を使用できるようになりました:

  • 処理範囲環境設定は、次の 2 つの異なる設定に分割されました。解析の処理範囲はフィーチャ解析ツールに適用され、ラスター解析の処理範囲はラスター解析ツールとラスター関数に適用されます。 解析の処理範囲 設定をすべての解析に適用するには、ラスター解析に異なる処理範囲を使用 をオフにします。

    ラスター解析のデフォルトの処理範囲が 表示範囲 になりました。

  • ルートの計画移動コストの計算処理範囲環境設定がサポートされるようになりました。

サーバー

サーバー エクステンション

アプリ

ArcGIS Enterprise では、次のアプリの新機能と拡張機能が提供されています:

API と SDK

クラウド ビルダーとテンプレート

ArcGIS Enterprise on Kubernetes

ArcGIS Enterprise on Kubernetes は ArcGIS Enterprise 向けのクラウドネイティブ デプロイメント オプションです。 Windows および Linux のデプロイメント オプションに加えて提供されます。 組織の Kubernetes プラットフォームまたはクラウド プロバイダーの Kubernetes サービスのいずれかで実行されている、コンテナー化されたアーキテクチャーで ArcGIS Enterprise を提供します。

詳細については、ArcGIS Enterprise on Kubernetes のヘルプをご参照ください。

リタイアと非推奨のお知らせ

以下の各通知を確認して、組織のワークフローに影響があるかどうかを判断してください。

  • 12.1 以降、Windows 版と Linux 版の ArcGIS Enterprise 言語パックから、以下の言語のヘルプ リソースがリタイアされました。

    • アラビア語、イタリア語、韓国語、ポーランド語、ポルトガル語 (ブラジル)
  • ArcGIS Workforce (モバイル アプリケーションと Web アプリケーションの両方) は ArcGIS Enterprise 12.2 で正式にリタイアされます。 現在、ArcGIS Workforce または Workforce for ArcGIS をご利用のお客様は、業務の継続性を確保するため、新しい ArcGIS Field Maps のタスク機能への移行計画を策定する必要があります。 詳細については、ArcGIS Workforce の非推奨通知をご参照ください。

  • ArcGIS GeoEvent Server は非推奨となっており、最終リリースは ArcGIS Enterprise 12.3 となる予定です。 この非推奨は、パフォーマンスの向上と最新のユーザー エクスペリエンスを提供する ArcGIS Enterprise 向け ArcGIS Velocity のリリースに伴うものです。 現在 ArcGIS GeoEvent Server をご利用のお客様は、ArcGIS Velocity への移行計画を開始する必要があります。 詳細については、ArcGIS GeoEvent Server の非推奨に関する情報をご参照ください。